コレステロールを増やす。
これが私の重大なテーマですと書きましたが、増やさなくてはならない
ものはまだ他にもあります。
脳内の神経伝達物質セロトニン。
これこそ増やさなくてはならない本命中の本命です。
セロトニンはトリプトファンからしかできません。
トリプトファンは必須アミノ酸です。
自分の体内では生成できません。
ですから食物から摂るしかありません。
トリプトファンを含む食物は魚類、肉類、卵類、豆類、種子類など
たくさんあります。
でもこのような知識を得て、コレステロールも増やす、セロトニンも
増やす、と何でも片っ端から食べていたのでは、食物を噛む歯も
詰め込む内蔵も持ちません。
人の身体は複雑精妙にできていて中途半端な知識で意図的に
自分の身体をコントロールしようなどと思っても、とても埒が
あきません。
ではどうすればいいのか。
お医者さんを頼り切って一生薬を飲み続けるか。
それともG博士のいうとんでもないことになって決着をつけるか。
あるいは、エイ、ヤッとサイコロを投げるようなつもりでうつ病患者
らしくない決断をするか。
どれかだ。
薬を頼りにしても今度のような大震災に会ったらどうするか。
とんでもないことになるのはいろいろの理由から避けたい。
結論としては、はなはだ煮え切らない結論ですが、魚類、肉類、豆類、
卵類を満遍なく摂取するということにしました。
トリプトファンを含む肉類、魚類、卵類などは同時に
コレステロールをも含むものも多いので二重に摂取しないで済ませます。
次に心配になるのは、はたしてこれらの食物を摂って本当にセロトニンが
増えて脳の機能を高めてくれるか、ということです。
肉を食べてもトリプトファンを吸収してくれるか。
トリプトファンを吸収しても脳の血液関門を通ってセロトニンになるか
ということです。
これから先はわかりません。
とにかく食し方、上記の食物以外の補助的な食物をどのように併せて
食すか。
自分で考えられることをいろいろ考えて先へ進むしかない。
ということでしょうか。
実はトリプトファンはなかなか脳の中に入れないそうです。
脳に入る優先順位が低くて、先に他のアミノ酸が脳に入ってしまい、
なかなか脳に入れないのだそうです。
そこでブドウ糖の援けを借りてトリプトファンは脳に入ります。
ブドウ糖を摂るとインスリンによって他のアミノ酸が筋肉に取り込まれ
トリプトファンは初めて脳に入る順番が廻ってきて、脳への進入に
成功するのです。
ブドウ糖は脳を動かす唯一のエネルギー源ですが、このほかに
ブドウ糖にはこんな重要な働きがあったのです。
火事場泥棒的ではありますが、うつ病の人にはブドウ糖は本当に
ありがたいのです。
このことを知り、私は考えを変えました。
甘いものを積極的に食べよう。
酒、大好き人間はたとえ脳内のセロトニンを使い果たし、
翌日、急性うつ病(二日酔いのことです)になっても毎日、毎日
大量の酒を欠かしませんでした。
でも、これからは酒は控えめにする。
たまにドカンとやるタマドカはお医者さんもいいといいますので
酒は一日2合程度。
あとはタマドカとし、食後に甘いものを食する。
こう基本方針を決めました。
食後、特に肉食後の甘い、甘いデザートは大きな意味があった
のです。