子どもは算数が大好きです。
特に、法則を見つけたり、分析をしたり、証明したりするのが大好きです。
赤ちゃんの頃から、教えずに「発見」と「分析」をさせてきた
「算数の種まき」を綴ります。
「幼児に分数の足し算・かけ算を教える」
「ピザが2枚あります。
パパ、ママ、ぼくの3人で分けます。
どうやってわける?」
「どっちも3つに分けて、2つずつ食べる。」
「正解!じゃあ、1人どれだけ食べられるか、説明してみてくれる?」
「ん~と、この形が3分の1だから、3分の1が2つずつ。」
「その通り。その場合、『1/3×2枚』ということになります。
そして、『1/3×2』は、『2/3』と書きます。
じゃあ、2/3と、2/3と、2/3を合わせたら、何枚になると思う?」
「そりゃ、2枚だよ!」
「その通り!ちゃんと式を書いてみると、
・・・『2/3+2/3+2/3=6/3』ということよね。
6と3を見て気付くことない?」
「あ、6は3の2倍だね。・・あ!だから2枚だ!あ~!面白い~!」
「じゃあ、3人でピザを分けようと思っていたら、誰かが来ました。」
「おばあちゃん!」
「仕方ないなぁ~、4人で分けるか~。」
「ちっちゃくなっちゃうね。」
「じゃあ、どうやって分けようか。」
「1枚を2つに分けるといいよ!1/2ずつ。」
「その通り、その方が効率いいよね。でも、もし2枚の味が違ったら?
例えば・・・1枚はチーズ味・・・。」
「もう1枚はトマト味にしよう!じゃあ、1/4にして2種類食べよう。」
「じゃあ、さっきみたいに式にしてみよう。
・・・『2/4+2/4+2/4+2/4=8/4』」
「あ~!また8って4の倍だから、2!」
「正解!」