猫の切ないファンタジー物語。 | 読書三昧

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愛猫との日常+読んだ本、欲しい本等、コミックスから小説、
時には絵本、実用書などを紹介したり、感想書いたりしてます。

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今日は、予報通り、午後からは雨降りの

一日でした。

私は、仕事。


雇用契約書まだなので、本当に、どういう

立ち位置なのやらですが…(-_-)=3


とにかく、ひたすら、店内作業でした。

同じ犬種の子が多くて、本当に、キャー

ですが、それでも、今日のワンちゃん達は

同じ犬種でも、色やサイズが違っていて

助かりました~~


にしても、保定が、下手故か、それ程、

暴れないと言われていた筈のワンちゃんすら

私が爪切りしようとすると大暴れ(T_T)


時間掛かってしまいますし、凹みます・・・


力加減、向き、抱え方とかも、色々変えて

みてるんですけどね(><)


それでは、本日のお勧めは、こちらの文庫です。


『雪猫』

(講談社文庫/講談社)

 大山淳子著


ブログ仲間さんが、紹介されていて、氣になり

古本で入手してしまいました。


ゴミ袋に入れられ、捨てられていた白猫が主人公。

彼は、自分を救ってくれた幼い少女に恋をして

います。


幼い少女も、やがて成長し、高校生に。

猫も、違う時間の流れの速さながら、

共に成長し、猫の年齢としては、少女を

追い越してしまいます。


それでも、彼は、ずっと、彼女を女神として

慕い、恋し続けています。


そして、そんなある日、彼は、彼女の

危機に遭遇、氣付いた時には、人間の姿で

彼女を救っていました。


ずっとなりたかった姿になった猫。

けれど、その姿になれるのは夜だけで・・・

その上、頻繁に人間になると寿命も激しく

消耗すると知ります。


彼女は、自分を救ってくれたのが、“猫”とは

想像すらしません。


危機に遭うたび助けてくれる好青年の様に

思ってはいる様ですが、それだけ・・・


猫は、ただ、ひたすら、彼女に恋心を

持ち続け、いずれは、彼女が伴侶になって

くれたらとまで想像しますが・・・


最後は、綺麗ですが切ないです・・・


彼以外の、人間になる猫も登場します。

こちらも、切ない終焉迎えてます・・・


白猫のブレない一途な想いが心に染みます。

切ない系のお話好きな方向けかなと

思いました。

雪猫 (講談社文庫)/講談社
¥605
Amazon.co.jp


今朝のエムたん。

お布団から、私をお見送りの図です(^^;)