黄泉竈食ひ(よもつへぐい)というモノがありますね。
私が今更に解説するのもなんですが、黄泉の国で煮炊きしたモノを口にすると現世に戻れないというアレです。
古事記の逸話が有名ですが、戦争時分に食べた兵隊さんが戦死しただとか、多くの都市伝説・怪談などで取り上げられてますよね。千と千尋の神隠しでもパパママが豚になっちゃったり、外国などにも様々な物語でも似たようなエピソードがあると思います。
で、私
昔からすごく長い夢を見る方なんですが、いつも結構バクバクいっちゃってるんですよね…。
さっきも、少しウトウトしてしまって、夢の中で・・・
見た事もない果物を、「うめー」て言いながらガツガツいっちゃいましたよ。
起きた瞬間、「ヤベッ」って思いましたが、思えばこの40年間、死んだ事はないですね。
ただ、彼岸の入りの日だというのに、流石に自分でも軽率やなとは思いましたよ・・・。
ま、明日以降ブログが更新されなければ、察して下さい・・・。
冗談はさて置き、今日から仕事も4連休です。
昼間には簡単に燻製を作りました。
結構前にアマゾンで購入したモノですが、なかなか良いですよコレ。
4000円くらいでしたが、黄泉竈食ひを食わなくてもヘブンが味わえます。
冷燻が簡単に出来る優れものです。
材料には刺身用のハマチの柵を使いました。ガッツリ燻煙するつもりはないので、ソミュールは使用しないです。前日に、塩をして、キッチンペーパーで包んで、水分を抜いた物を使います。これだと乾かす手間が少なくて簡単でいいです。
今日のレシピは刺身で食べても美味しいくらいの状態がオススメです。
しっかり塩漬けする必要はありません。
リンゴのチップを使います。SOTOのモノです。
相性がよく分からなければ、ヒッコリーやクルミあたり買ってれば何にでも合います。
サクラをよくホムセンで見かけますが、クセが強いので合わない素材も結構あります。
リンゴもどちらかと言えば相性選ばないかな。
ただベーコンとか作ると大人しすぎて、サクラの方が良いと感じたりします。
漬物用の袋に素材を入れて、ゴムで縛って用意します。
あ、この方法は、私のオリジナルです(^^)。段ボールとか鍋とか色々試しましたが、
この方法が手軽で視認性も高いので作業しやすいです。
段ボールは密閉に難があるのと、空間が広いので煙が無駄になりがちで、
鍋などは、着色汚れがひどくて、手入れが大変
どちらも、どれくらい煙が出てるか見えないのもバットポイントです。
漬物袋だと使い捨て出来て、状態も確認しやすいので良いです。
では、燻煙開始。
作業中に、派手にひっくり返してしまって、チップをバラまいてしまいました…。
燻煙中です。この機械の良い所はチップの使用量が少なくて済む所です。
小さじ半分程のチップで、しっかり煙ります。結構頻繁に燻製するのですが、チップが全然なくなりません。
部屋も臭くならなくて助かりますね。
濃い煙が一気にでて袋が一瞬でまっ白になります。
で、本体からホースごと取り外して、ゴムで縛って、このまま冷蔵庫へIN。30分~60分くらい寝かせます。
煙が入り易い食材なら、一度の工程でも結構しっかり燻せますが、今日のは乾燥をきっちりしていないので、同じ工程をもう一回繰り返します。
燻煙→冷蔵庫1時間
燻煙→冷蔵庫1時間
の工程を経て完成です。
で、実食
土曜日ですが、水曜日のネコです。
苦みも大人しくてフルーティーで美味しいぃ。
カルパッチョ風にしてみました。
薄く切って、少しニンニクを効かせたオリーブオイルを馴染ませてます。
塩胡椒、唐辛子、山椒の粉を振って、フレッシュハーブ(レモンタイム)を散らしてます。
これねぇ
ほんとオススメ。美味しいよ。
定番のサーモンでもよく作るけど、ハマチとかカツオとか血のクセが強い魚には相性いいですね。
昔、大阪の小料理屋でカンパチの燻製を食べて感動した事がありますが、コレのお蔭で簡単に再現できました。
サーモンはもちらん、カンパチやブリのように油が多い魚は特に最高です。
この方法で作ると、燻製と刺身の良いトコ取りが出来ます。
ソミュール漬けて長時間熟成させると、血が抜けてクセが無くなるけど・・・、その分旨味や深みを損ないます。
この方法だと素材の血の旨味もそのまま生かせるので、とても複雑な味わいなんですよね。
これも、お店ではなかなか食べられない味かな。
一応ピックアップも載せようと思ったけど・・・
購入したのが、古すぎるのか出てこなかった・・・
この辺りでも大丈夫だと思います。
他にも、チーズとか熱に弱いモノも簡単にスモーク出来て、持ってると便利ですよー。