少し早いですが、来週彼岸の入りという事で、関連した私の好きな曲を紹介します。
GREAT3という、日本の3ピースロックバンド(1995年~2004年活動)による楽曲、
『彼岸』です。
なんで今日紹介するのが、この曲?と言われると、回答に困るのですが、あえて言うなら、ここ数日この曲が頭から離れなかったからです。ちなみにこの曲は2012年に発表された曲です。
GREAT3は、私の個人的に思い入れのあるバンドの一つです。大学に進学した頃に、私が最もよく聴いたのが、多分、彼らの『METAL LUNCHBOX』(1996年)というアルバムでした。
特に、この中の『Little Jの嘆き』という曲を聴くと、当時父親と大喧嘩ばかりして、憂さを晴らす為に、爆音にしたMDで耳を塞いで、夜中にバイクで走って彷徨っていた頃の事を思い出します。
当時の世間は、空前の『小室ブーム』で、インディーズバンドの曲なんてクソ扱いでした(少なくとも岡山では)。
数年後には、TSUTAYAなどにもインディーズコーナーが当たり前のように設けられるようになりましたが、自分が好きなモノ、素晴らしいと思うモノを周りが認めてくれないって事が、当時とても悔しくて寂しかったです。
昔よく聴いていた曲を聴くと『その頃の思い出』と一緒に、『その頃の感情・気持ち』を思い出すので不思議です。
みなさんにも、そういう曲ってありますよね???
(私は、そうゆう個人のエピソード込みで、曲を教えてもらうのが好きなんです)
私にとっては、彼らの曲もそんな存在なのです。
そういえば、『どこぞからのメッセージ』の話を他のブログでもよくしていますが、『彼岸』もその一つです。
一時期やたらこの単語を見聞きしてました。
そんな中で、活動停止したまま解散したと思っていた大好きだったバンドが、この『彼岸』というタイトルの曲をだしていて、とてもこの曲が気になり何度も聴いていました。
動機はともかく、この曲自体とても素晴らしい曲なので、みなさんにも是非知ってもらいたいです。
以下で、少しだけこの曲の歌詞を紹介します。
Title:『彼岸』
作詞:片寄明人 作曲:白根賢一
泣き疲れた その後に 僕がどうやって 歩き出すのか
それを見守ってる 近くて遠くから
心で今も 君を感じてる わかるんだ
心臓の鼓動が変わることなく また今日も 波打ち続けるのは
当たり前だと思っていたけど 動かしているのは自分じゃない
本当にその意味を理解したら 誰も皆 命を絶てはしない
魂の輝き この胸に預かってるんだ 最後まで共に歩こう
如何でしょうか?冒頭の一部だけを紹介しましたが、
なんだか、色々な解釈ができる独特の歌詞ですよね。
悲しく切ない曲調なのですが、ボーカルの片寄さんの甘い声のお蔭で、暗くなり過ぎず、逆に力強いメッセージのようなモノを感じる・・・不思議な曲です。
この曲は片寄さんが、亡くなった大切な友人を悼んで作った曲とされています。
ですが、大切な人を亡くした経験がない人にとっても、この曲は心に響くのではないでしょうか?
それは、生きている者の中に、『死』感じたり、想像した事が無い人は居ないからだと思います。
色々な事を感じさせてくれる良曲だと思うので、
もし興味がわいた方は、ぜひ聴いてみて下さい。