我々日本人は、日本円という通貨の価値が日に日に弱まっていく状況を目の当たりにして、海外の銀行口座に外貨で資産を避難させるという行為（資産疎開またはキャピタルフライト）を試みる人が多く出てくるのは自明の理であると思われるが、日本国に対するロイヤリティーが過度にあるためか、日本の銀行に対する取り付け騒ぎのような事態も起こってはいないし今後起こりそうもない。
また、日本経済に対する不安よりも、HSBC香港のように政治的に中国の支配下にある香港に資産を置くことに過度な不安を抱く人も多いようだ。
そんなこんだグダグダしている間に、来年にはお札のデザインが変わり、なし崩し的にタンス預金はあぶり出されるし、今から香港に渡航して銀行口座を開設したところで、開設自体も難しい上に、現金の入金は香港でも原資証明（Source of Wealth）がなければ少額しか預金できない状況になっている。
フジマキさんが（20年間も）言い続けているような、日本経済や日本円に対する危機論には反発も多いが、危機感を煽って金儲けするのはともかく、危機を提唱するひとや危機感を持つ人が増えなえれば問題は勝手には解決しないだろう。
「日本に居住する日本人が香港のHSBCに口座開設するメリット」について、ChatGPT先生ならどう考えるか念のために聞いてみたところ、私が言うほど露骨ではないにせよまあまあポジティブな以下のような回答が得られた。
日本に居住する日本人がHSBC香港の銀行口座を開設する際のメリットは以下のような点が挙げられますが、注意点もありますので、個別の状況に応じてよく検討することが重要です。
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多通貨対応: HSBC香港は多くの通貨に対応しています。日本円以外の通貨で預金・取引ができるため、国際取引や外貨の保有に便利です。
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グローバルなアクセス: HSBCは国際的な銀行であり、世界中に支店や提携銀行があります。そのため、海外での銀行取引や出張・移住時のサポートが得られる可能性が高いです。
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投資・資産運用: HSBC香港は投資や資産運用に関するサービスを提供しており、多様な金融商品へのアクセスが期待できます。
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プライバシーと安全性: 香港の銀行秘密の伝統と信頼性があり、プライバシーとアカウントの安全性が確保されているとされています。
しかしながら、以下の点にも注意が必要です：
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本人確認の厳格化: 銀行業界全体でマネーロンダリング対策が強化されており、個人情報の提供や本人確認が厳格に行われる可能性があります。
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外国為替リスク: 外国の銀行口座を持つことで外国為替リスクが発生します。為替レートの変動によって資産価値が変動する可能性があるため、慎重に管理する必要があります。
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税務の考慮: 銀行口座の所在国によって税制が異なるため、税務の面での影響を考慮する必要があります。
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コストと手数料: 海外の銀行口座を開設する際には、手数料や維持費用、取引手数料などを考慮する必要があります。
また、追加で以下のような質問もしてみた。
「香港は中国の支配が強まっていますが、香港の銀行など金融機関の安全性は十分確保されているのでしょうか？日中関係が悪化した際に、日本人の香港の銀行や金融機関にある資産が差し押さえられたり流動性を失ってお金が引き出せなくなるような事態は起こりえますか？」
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香港の金融システムの堅固さ: 香港は長年にわたり信頼性のある金融センターとしての評判を築いており、独立した法的・金融システムを有しています。一般的に、香港の主要な銀行や金融機関は国際的な基準を満たし、安全性が確保されています。
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監督機関の役割: 香港金融管理局（HKMA）は、香港の銀行セクターを監督し、安定性を確保するためにさまざまな措置を講じています。金融機関は一定の規制と監督を受け、リスク管理を強化しています。
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政治的リスク: 香港の政治的状況は流動的であり、日中関係の悪化などの要因によって状況が変化する可能性があります。特に香港の政策変更や制裁措置が行われた場合、銀行口座や資産に影響が及ぶ可能性が考えられます。
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国際的な法的保護: 香港は独自の法体系を持ち、国際的な法的保護が提供されています。しかし、政治的な要因によって法的状況が変化する可能性もあるため、留意する必要があります。
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政治的なリスクは、今のところ香港の金融機関の中立性や安全性にはあまり影響がないと考えて良さそうだが、ChatGPT先生の上手いところは、今後の政治的状況がどう変わるかは分からないので、最新の情報に留意すべきであり、日本人の口座に影響が及ぶ可能性はゼロではないと言っているところだろう。