日本はもともとは貧乏な国だったということを知っておきたい | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

Quoraに紹介されている「日本人が貧乏になったのは、働かなくなったからですか?」という質問に対する回答が秀逸すぎるので転載し記録しておきたい。

 

歴史を振り返って、「なぜこうなったのか?」を考える事は大切だ。

 

バブル以降に生まれた今の若者たちは、この失われた30年で日本は成長力を失い貧乏な国に成り下がったと感じているかもしれないが、戦前にまで溯ってみると日本は元々経済的に豊かな国ではなかったことが分かる。

 

戦後の高度経済成長が、戦時中に培われた技術の転換と朝鮮戦争、ベトナム戦争時の戦争特需にあったことは間違いない。

 

日本という国や国民は、戦後にアメリカという国の意向に沿って経済成長を遂げたに過ぎない。

 

過去に起こったことには必ずその原因があり、起こらなかった事にも原因がある。

これから起こるであろう事を予測する上では、知っておかなければならないことだ。

 

戦前戦中に必死の思いで科学技術の発展に立ち向かったエンジニア達が戦争の後、転向して「民生品向け」の技術開発に没頭し、1ドル360円という為替レートの環境でそれを売って豊かになれた後昭和期(1950~1990)にはもう戻ることはできない。

 

令和を生きる我々日本人は、新しい方法で産業構造をリストラクチャしなければならない。

 

日本人にとって、これから日本人としてどのように生きていくのか?ということを真剣に模索し、その本質を理解した上でゼロからスタートを切るときに差し掛かっているのかもしれない。