楽天銀行RL360解約金受け取り拒否事件 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

 

急激な円安で、FPIやRL360、ITAといったオフショア積立プランからお金を引き出したり解約して日本の銀行で受け取ろうとしているひとが増えているようだが、今回の円安はどこまで進むか分らないのであまり慌てて為替の利確に走らない方が良いかもしれない。

特にFPI(フレンズプロビデント)の場合、地道に10年以上も積立を続けてきたひとがここで一気に為替益を確定してしまおうとするのは、私からすればもったいない感じがする。

 

ドル建てで積立をしているひとが、円安で積立額の減額や積立の停止を余儀なくされるケースも多いと思うが、これもできる限りは頑張ってそのまま続けた方が良いだろう。

円安がこれ以上進むとしても、直線的に進むわけではないので月ごとにみればアップダウンは多少起こるので、そのままのドル金額を固定していた方がドルコスト平均法のメリットを享受しやすいい。

 

取りあえず個人的に言えることは、もしあなたの証券がUSドル建てであれば、満期も含めて解約や引き出しをするのはあと2年は様子を見た方がいいということだ。

 

2024年の4月には、渋沢栄一(1万円)/津田梅子(5000円)/北里柴三郎(1000円)、の新紙幣が発行されることになっているが、日本円という通貨の価値が大幅に変わる(下落する)ことが起こるとすればそのタイミング(もしくはそれまでの間)ではないかと想像するからだ。

 

もちろん、海外にタンス預金を持ち出して外貨や外貨建ての保険証券に替えておくというチャンスもあと2年しかない。

 

タイミング的に今現在からあと2年の間は、どう考えても日本円を外貨に替えておく最後のチャンスだが、急激にインフレが進むとお金が必要になり、せっかく海外に貯めてあったUSドルを日本に持ってこようとする短絡的で愚かなひとが現れるのが日本人の思考パターンあるあるのようだ。

 

そんな中、RL360のRSPを解約してなけなしのカネを日本の楽天銀行で受け取ろうとしたある方が、楽天銀行に拒否され、この送金元(RL360)からの海外送金は楽天銀行では受けとれないので別の銀行で受け取ってくれと言われたらしい。

 

受金拒否の理由については、「お答え出来ない」とのことだったようだ。

 

もし、このことが事実だとすれば、私の常識では考えられないとんでもないことが楽天銀行で起こっているとしか思えない。

 

この先、RL360からの引き出しや解約によるUSドル資金の楽天銀行での受け取りは一切なんの理由の説明もなく一方的に拒否しますということを言いたいのか?

 

ちなみに、海外からの送金は、SWIFTのシステムに則って一旦どこか都銀の外為部門を経由して入ってくるようだが、楽天銀行の場合は三井住友銀行が経由銀行となっているようだ。

 

この受金拒否が経由銀行である三井住友銀行側で何らかの問題が発生しているのか、三井住友では問題なく受金されたものが、楽天銀行で拒否されたのかは分らない。

 

以前に、楽天カードによるオフショア積立のカード払いが落ちないケースが多発しているという記事を書いたが、楽天グループは基本的に「楽天銀行の発行する楽天カードで楽天証券の積立投資をしてポイントを貯めよう」というポイントを餌にしたある種の投資情弱な若者狙った悪質なキャンペーンを展開しているので、それに反する海外の積立プラン提供会社を排除しようという方針なのかと疑ってしまう。

楽天カードでのオフショア積立には注意が必要だ | Mr.Gの気まぐれ投資コラム (ameblo.jp)

 

これに関しては、楽天カードでもちゃんと支払いができている人もいるようなのでケース・バイ・ケースというのが現状のようだが、楽天銀行でRL360名指しで受け取りができないというのは理解に苦しむ。

 

「マイナンバーを登録を口座に登録して下さい」とか、「送金された資金の内訳を教えて下さい」とか要求されたにも関わらずこちら側が拒否したために受金できないというのならまだ分る。

 

RL360からのUSドル送金は受け取れないとか、楽天銀行口座はSWIFT制裁でも受けているのだろうか?と思ってしまう。

 

この件に関しては、まだ一件しか実例を聞いていないので、もし情報があればお寄せ頂きたい。

 

いずれにしても、正当な理由なくこのような事があってはならないとは思うし、そんな銀行は使い物にならない。

 

海外ファンドや保険の解約金を日本の銀行で受け取る場合には、三井住友、三菱UFJ、みずほの何れかを最初から指定した方が確実かもしれない。

 

りそな、ゆうちょはマイナンバーの登録を要求される可能性が高いが、登録してあれば問題ないと思われる。