楽天カードでのオフショア積立には注意が必要だ | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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楽天カードでオフショア積立の支払いをしているケースで落ちない場合が多発しているらしい。

落ちる場合と落ちない場合があるようで、どうやら金額が関係しているようだ。

 

「信用供与を条件とする有価証券売買等の受託などは、過当取引を防止するため金商法第44条で禁止されており、これをクリアするためには決済上限が10万円を超えないという例外の範囲で行わなければならないため、カードによる決済の上限が月5万円となっている。」

 

これに基づいて国内積立のクレカ決済による毎月の支払い上限が5万円までというのが、どうやらRL360やITAのオフショア積立に関しても適用されているのではないかと推測される。

ITAのS&P500で200ドルの積立とか、RL360のRSPでも最低の280ドルなら楽天カードでも落ちるかもしれないが、一般的に推奨される500ドル以上とかだとまず落ちない。

 

昨年から、楽天証券に引き続きSBI証券、マネックス証券、tumiki証券、セゾンポケットなどがクレカ積立市場に参入しているが、何れも1ヶ月の決済上限は5万円となっている。

 

今のところ、露骨にオフショア積立で落ちないケースが多いのは楽天カードらしいが、それ以外の国内でのクレカ積立とセットになっているクレカは同様な5万円以上は落ちないケースが出てくる可能性が高く注意が必要だ。

 

国内クレカ積立でそれぞれの証券会社とセットになっているクレカは以下を参照してほしい。

  1. マネックス証券×マネックスカード
  2. SBI証券×三井住友カード
  3. 楽天証券×楽天カード
  4. tsumiki証券×エポスカード
  5. セゾンポケット×セゾンカード

いずれにせよ、積立投資をするにあたって、ポイント還元率でカードを選ぶというのはどうもナンセンスな気はする。

特にオフショア積立でドル建て決済をしている場合には、カード会社によって異なる決済時のドル円為替換算レートを良くチェックした方が良いだろう。

いちばんポイントの還元率が高いところがいちばん為替レートが悪い可能性というのもある。