綾瀬はるか&高橋一生の入れ替わり後の名演が話題となり、目下1月期の連続ドラマでは最高視聴率を記録し話題となっている「日曜劇場 天国と地獄~サイコな2人~」。
2人の演技力からすれば当然かもしれないが、本当に中身が入れ替わったかのように見せる脚本と演出も素晴らしい。
同じく綾瀬はるかが出演した「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」などで知られる森下佳子氏の脚本である。
このドラマ、私は綾瀬はるかが好きなので観ているに過ぎないが、ストーリーとしては「階段転げ落ちの男女入れ替わり」という大林宣彦監督の「転校生」的設定である。
演技的には、綾瀬はるかの殺人鬼への豹変ぶりとサイコパス感が凄い!とクローズアップされているが、高橋一生の“綾瀬はるかっぽさ”は、本当に中身が綾瀬はるかになったのではないか?と錯覚するほどだが若干気持ち悪い。
果たして、何が天国と地獄なのか? 月と太陽の入れ替わり?
いわゆる謎系アニメのようなスリリングな展開からも目が離せない。
今期のドラマとしては唯一観たいと思わせる作品だ。