馬鹿道⑥「馬鹿は1度くらい恋愛でボロボロになって酒浸りになってもいいと思う」 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!

馬鹿道とは、AI(人工知能)によって支配されているかもしれない30年後の世界を人間が人間らしく生き抜くための究極のアンチAIメソッドである。

 

恋愛感情というものは、ひとという動物の人間的な部分を象徴するような非論理的な感情だろう。

 

そこには間違いなく、アンチAI的馬鹿道の極意が隠されているはずだ。

 

男も女も、馬鹿は恋愛にハマリやすく、そして相手に入れ込むあまりに振られた場合の壊れ方も半端ではない。

 

馬鹿道における「馬鹿」は、魂の純粋さを持った一途な馬鹿であるべきであり、そんな馬鹿がする恋愛は崇高な片思い野郎にもなり得るが、ただのストーカーにもなり得る。

 

恋愛というのは、行き着くところ、相手に見返りを求めず全てを捧げるものなのかもしれないが、その結果は大抵悲惨なものである。

 

しかし、論理的で冷静な恋愛関係など、何の面白味もない。

 

ぶっ壊れて酒浸りになるくらいが人間らしくていい。

 

映画「カサブランカ」のハンフリーボガード演じるリックの壊れ方もなかなかのものだ。

 

しかし、リックはボロボロにになりながらも最後まで恋愛馬鹿を貫き通す、ハードボイルドな愛すべき馬鹿である。

 

報われない愛を乗り越えて、愛するイルザを夫のラズロと共にカサブランカから亡命させるラストは、その馬鹿さ加減に胸を打たれる。