以前にも、フレンズプロビデントの契約を彼氏の反対でキャンセルした人の悲しい話しを聞いたことがありますが、最近RL360°（ロイヤルロンドン）の積立商品Quantumを契約したばかりの女の子が、婚約者の彼氏に契約のことを知られ、そんな怪しい投資は解約するように言われているという話しを聞きました…。
まったくふざけた話しです。
これから結婚をして一緒に暮らして行くにあたり、そのような怪しい（もしかしたら違法かもしれないような）ものに大切なお金を使ってもらっては困るというような論旨だったように思います。
また、「パナマ文書」で昨今はよく耳にする例のタックスヘイブンに投資をして節税か脱税を試みているとしたら、彼女のモラルを疑うとも言われたようです。
まぁ、投資に限らずこのような意見の相違というか、男性側が結婚を考えているパートナーの女性に対し、高圧的な物言いで、必ずしも正しくない自分の意見を押しつけようとするケースは多いのかもしれません。
特に、結果として自分の無知さを暴露するような、全く知識のないタックスヘイブンの投資商品などというものを自分の彼女が知っていて、自分の将来のために積立をしていたなどという事実は、そのような彼氏にとっては屈辱だったのかもしれません。
しかし、それが自分の物差しで如何に理解できないような怪しく感じるものであったとしても、結婚を考えるくらい真剣に付き合っているパートナーが、自分の稼いだ大切なお金を投資している事に関して、もう少し歩み寄りや理解があっても良いのではないでしょうか？
既婚の女性の場合でも、夫には内緒で投資をしている方が多いのも理解できるような気がします。
概して、女性の方が防御的サバイバル本能が男性よりも強く、投資にも向いているということを書いたことがありますが、そのような頼りになるパートナーの努力を、「モラル」という一般大衆がもっとも引っかかりやすい「撒き餌」に引っかかって論破し、無駄にしてしまおうとする行為は愚かとしか言いようがありません。
もちろん、男女が逆のパターンもあります。
私の場合は、成人した娘にHSBC香港の口座を作ってやろうとして、元妻から「そのような違法行為に娘を巻き込むな」と釘を刺されたことがあります。
パナマ文書流出事件がらみでは、「平等とモラル」ということがよく取りざたされているように思いますが、お金や投資の世界に平等などそもそも存在しませんし、そんな世界で生き残って行くためのモラルなどあり得るのでしょうか？
もし私が、RL360°をモラルを疑われて婚約者に反対された女性であれば、結婚する条件として、相手の男性に対し「結婚後、どんな状況であっても、一切別の女性と一対一では会わないこと」を誓ってもらいます。