ディカプリオの演技が光る『ギルバート・グレイプ』1993 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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第88回アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが「レヴェナント 蘇えりし者」で、ついに念願の主演男優賞を受賞し、その満を持しての受賞あいさつに、世界中が沸きました。

5度目のノミネートにして初の受賞。
ディカプリオが悲願を達成するのかどうかは、毎年恒例の話題でありゲームのネタにすらなっていたそうですから、本当にめでたいことです。

「レヴェナント」は飛行機の中で観ましたが、劇場の大きなスクリーンで観なければもったいない見事な映像でした。

あれだけの体を張った演技をしてレオ様がアカデミーが取れなかった日には、次回作で本当に死んでいたかもしれません。




ディカプリオはこれまでに1993年の「ギルバート・グレイプ」で助演男優賞に、2004年の「アビエイター」、2006年の「ブラッド・ダイヤモンド」、2013年の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で主演男優賞にノミネートされましたが、いずれも賞を逃していて、今回が演技部門5度目のノミネートでした。

初のノミネート作となった『ギルバート・グレイプ』(原題:What's Eating Gilbert Grape)は、さかのぼること23年前の1993年に公開されたアメリカ映画ですが、今回の受賞後に初めて観る機会がありましたが、それを観て「ディカプリオは23年前からアカデミーを取るべき才能にあふれた俳優であった」ことが確認できました。

ピーター・ヘッジスの同名小説の映画化作品で、アイオワ州エンドーラという片田舎を舞台に、生まれてから24年、この退屈な町を出たことがない(ジョニーデップ演じる)青年ギルバートが主人公の平凡ながらじんわりと感動のある青春ドラマですが、知的障害を持つ弟アーニー役をディカプリオは天才的な演技力で見事に演じていました。

「ギルバート・グレイプ」で観る23年前のディカプリオは、既に演技という枠を大きく越えて知的障害を持つアーニー以外の何者でも無かったです。

一般的には、ディカプリオと言えば「タイタニック」の印象が強い気がしますが、この映画「ギルバート・グレイプ」が、その23年後にようやく念願のアカデミー受賞となったディカプリオの原点だったと言っても過言ではないでしょう。



個人的には、「ギルバート・グレイプ」公開の3年後1996年に公開された「ロミオ+ジュリエット」という映画も好きです。レオ様というよりはジュリエット役のクレア・ディンズが可愛かったのが印象深いものの、この頃のレオ様は本当に美しかった。