ヤンキー的クルマ馬鹿の世界観 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

Mr.Gの気まぐれ投資コラム

50代グダグダちょい悪おやじMr.Gの趣味と海外投資に関するコラムです。
香港を拠点に活動する個人投資家であり、自称「投資戦略予報士」Mr.Gがお伝えする海外投資の生情報。
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!


Gはクルマもバイクもバイシクルも車輪が着いていて走るもの(ころがりもんと呼んでいます)が好きです。


クルマに関しては、小学5年の時に『サーキットの狼』という池沢さとし先生の漫画に影響されてそれからずっと40年間ハマっています。


とはいえ私の世代のクルマ観というのは、今の若い人たちとは全く異なるようです。


クルマは、基本的に内燃機関(エンジン)で動く乗り物ですが、最近ではプリウスに代表される「ハイブリッド」やテスラのようにバッテリーとモーターだけで走るEVが普及し、今後は水素エンジンで走るクルマが出てくるかもしれません。


しかし、これから将来、如何にEV化が進み、クルマと呼ばれるものの殆どがバッテリーとモーターで動くものになってしまうとしても、おそらく自分にとってクルマというものは「ガソリンを食って走る」ガソリンエンジンのものだけだと思います。


そもそもクルマというものは、レジャー・スポーツの用途と日常の運搬・移動手段という実用的な側面をある程度兼ね備えたものですが、最近では実用性という機能の呪縛があまりにも強まっているように思われます。


最近の若い人たちの好みは、スポーツカーから実用的でカッコイイSUV(4WD)車に完全に移行しているように思われます。


四駆も、ハマ-とかになると行き過ぎな感じがありますが、レンジローバーやゲレンデなどカッコイイと思わなくはありません。


私の好きなポルシェであれば、カイエンという車種があります。


問題は、レース漫画である『サーキットの狼』には、当然ですがそういったSUV車が出てこなかったということかもしれません。


そもそも当時そのようなカッコイイ四駆も、SUVというカテゴリーも存在しなかった訳ですが。


あと、忘れてはならないのが、楠みちはる先生の『湾岸ミッドナイト』と『シャコタンブギ』でしょうか。





漫画の影響を受けすぎています。


そういった漫画の中に出てくるクルマは、それがポルシェであれ、フェラーリであれ、S30のフェアレディZであれ、ソアラであれ、GTRであれ、なんでも基本シャコタンでなければならないのです。


地面に張り付くような、低い車高にオバフェンでぶっとい扁平なタイヤをはいたクルマだからカッコイイという、ある種の洗脳がなされたと考えられます。


なので、SUVという選択は私にはあり得ないのです。


『バリ伝』の作者しげの秀一先生の「頭文字D」も走り屋系のクルマ好きにとって忘れられない作品のひとつですが、この世代になると、クルマのかっこよさというよりは走り屋の技術やスピリットという人間の魅力のウエイトが高くなっていたように思われます。





それでも、AE86(パンダトレノ)という発売当時はさほど人気のなかったクルマの中古車価格を現在に至るまで高騰させていることを考えると、その影響は半端無く強いと言えます。


こういった漫画の洗礼を子供のころから受け続けてオヤジになった私のようなタイプの人間が、クルマを評価する基準は、女性の好みと似ているとかもしれません。


ちなみに好きなクルマを大事にするオヤジは女性も大事にします。


好みの女性の基準として「実用性」を求めるということはないのと同じで、基本は性能と外観。


「かっこいいん?」


「早いん?」


「馬力なんぼ?」


「よう曲がるん?」


「ええ音さしとんなぁ~」


「ええかんじに落ちとるなぁ~」


「堅っ!」


「渋っ!」


ま、そんなとこです。