こう見えて、世界は愛に満ち溢れている。
しかし、
愛に満ち溢れていても、お金がなければひとを幸せにはできない。
お金を腐るほど持っているひとも、お金しか愛せず、誰からも愛されないひとは幸せではない。
どんなに貧困や飢えに苦しむ国があろうとも、お金で回る世界の経済は総体として成長し続けているし、刷られ続けるお金の総量も増えている。
もちろん人口も増え続けているが、世界に満ち溢れる愛の総量はお金の量ほど増えているのだろうか?
たぶん、残念なことだが、「世界の愛の増加量」は「世界のお金の増加量」に圧倒的に負けている気がする。
むしろ、経済が成長し、世界のお金の量が増えるほどに、同一人口に存在する愛の総量は減っているのではないか?
世界の名目GDPを見ると、この10年でも合計では倍になっている。
お金の量は計れても、残念ながら愛の総量を計る基準というものは存在しない。
もし、世界に満ち溢れる目には見えない人々の愛や幸福の成長力が、経済やお金の量の成長よりも大きければ、この世界も捨てたものではない。
人生は、たくさんの愛と適度なお金に満たされることがいちばんだと思える。
しかし、愛という数値化できない要素の為に、愛とお金の最適バランスの法則を見出した人はまだいない。
私の場合、満たされている愛の総量に対して圧倒的にお金が少ないよう感じる。
本当に多くの仲間たちが、意外にも?このできそこないの自分を支えてくれている。
つまり、まだまだ働いてお金を稼がなければならないということか・・・。