今回は、リコイル…と言うことですが、トイガンのリコイルではなく、ネジ山を修復、強度アップに用いられるリコイルとなります。一般的にはヘリサートなどと呼ばれていることが多いのでしょうか?
使用するのはヘリサートキットというM4ネジに合わせたセットです。
M4ネジ、ピッチ0.7mm、長さ4mmのキットモノです。
タップハンドルは以前から持っていたものです。
リコイル・・・ 昔、旧車(単車)を趣味にしていた頃、先輩が良くリコイルなどど言っていて、プラグ穴やマフラー止めるネジなどに使っていて見聞きしたことはあったのですが実際に自分で使ったことがありませんでした。
旧車でしたので私はかなりネジ山には気を使っていましたもので(^^;
そんなこと言いつつも電動ガン、アローダイナミックのAKS74のネジ山を舐めてしまいました…
アローダイナミックのAKはフルスチールの割に安価なので色々セッティングで遊んだりと分解頻度が高かいのですが、日に何度かメカボを開けたり締めたりしているうちに油断して舐めてしまったんです。
油まみれの手で斜めにネジを入れ、ペンチで回してしまって…
締め込む際に油断してると斜めに入ってしまうんです。
言い訳→その原因はセレクターが湾曲しているからなんです。
黄色マルがバカになってしまったネジです… ひとまわり太くするといってもこんなネジはありません… ダメもとでタップでさらっては見たもののもちろんダメでした(^^;
メカボ単体、ネジ自体の画像取り忘れたのでわかりずらいですよね(^^;
早速ですが、メカボのネジ山を補修していきます。
まず、キット付属のドリル(刃)で舐めたネジ穴をさらいます。確か4.2mmでした。
慎重にまっすぐに!
お次は専用のタップでヘリサートを入れる山を刻みます。
垂直に切削油で注油しながら行います。
切子を取り除き、ヘリサートを挿入します。
付属のロッドにヘリサートを付けます。この時ヘリサートの長さに合わせてロッドのイモネジが付いた部分をスライドさせてちょうどいい高さに調整します。
長さは4mmと言うことでしたが、上部2巻き程リューターで短くカットしています。
一見、穴に対して太くない??思いましたが、山に合わせて入ってくれます。
少し入れるのにコツがいるのかもしれません?
挿入し終わったらロッドに引っかけていた部分を折ります。
画像はわかりやすいように入れる前のヘリサートです。
黄色のやじるしの部分です。黄色線くらいで折れます。
付属のポンチ?のようなもので軽く叩けば折れてくれます。
最後に、ちゃんとネジが入るか確認します。
それと短く切ったにも関わらずメカボ内側から飛び出たので削りました。
ネジ山に沿ってらせんに広がる?その分長さが伸びる?からですかね~
と無事に作業を終え、最終確認で本体に組み付けてからネジを締めて完了です。
結果、手持ちのどのAKのセレクターよりもがっちり締まって今後安心して使えるようになりました(^^)
こういったアルミ合金のような弱い素材に対して強く締め付けたいネジ、頻繁に開け閉めする部分にはやったほうが良いと思いました!
まぁ舐めなければいい話ですが(^^;
使用してみた結果からまだ舐めていないメカボのネジすべてにヘリサートを挿入したくなりました(^^)
ヘリサート自体の存在知ってはいたものの使ってみると簡単に修復、強化出来てしまいます!
舐めていなくてもネジ山の強化と言う意味で活用したくなります(^^)
それとAKのベークライトグリップ、最終的な磨きを終えぞくぞく完成!
出来る限り実物のグリップに似せて作りました(^^)
たかがグリップ、されどグリップ・・・
ご覧いただきましてありがとうございましたm(__)m