いんざるーむ②-2 | シークレットサイン *嵐大宮妄想小説*

シークレットサイン *嵐大宮妄想小説*

嵐さん大好き、サトシックの妄想ブログです。
今日もリグレットと向き合いながら、
主に大宮の腐った妄想小説を書いています。










「元気でしたか?」

「うん…ニノは?」

「ふふっ、元気ですよ」


ニノの顔を見た途端、
夢だったんじゃないかとまで思っていた
先日の出来事が急に鮮明な記憶になった。
そしたら何だか恥ずかしくて、
ニノの顔をまともに見れなかった。


そんな俺とは対照的に、
ニノはとてもリラックスした様子で
手に持った袋から柿ピーのようなものを
ポリポリ食べている。


その様子を見て、さっきの音は
それを投げたんだな、と思った。
そして自分の部屋のベランダを見ると、
思った通り、柿ピーが散らばっていた。


「あ、大丈夫。鳥がね、食べにきてくれますよ」


俺の視線に気づいたニノがそう言った。


「へえ、鳥が…」


それを知ってるってことは、
前にもベランダに投げたことがある…?
聞いてみたかったけど、聞けなかった。


「大野さん」


名前を呼ばれて、はっとして顔をあげた。


「明日って何か予定あります?」

「いや…ないけど」

「じゃあ、うちで鍋やりません?」

「やる」


考える前に声が出ていた。
即答になってしまったのが恥ずかしくて、
また下を向いた。


ニノはそんな俺を見て、


「鍋、好きなんですか?」


って笑った。


「う、うん、そう、好きなんだ…鍋…」


ニノはふふって人懐こい笑顔を見せると、


「じゃあ明日、また六時でいいですか?
楽しみにしてますね。
……おやすみなさい」

「あっ、うん、おやすみ…」


そう言って、部屋の中に戻っていった。


ニノの部屋の窓が閉まっても、
俺はそのままベランダに突っ立っていた。


今しがたの会話を頭の中で何度も繰り返す。


…鍋。


に、誘われた。


鍋、かぁ……。


気付いたら一人でニヤニヤしていて、
誰も見てないのに慌てて顔を引き締めた。