鰻が食べたい病は引き続き…
だったので出社の日のお昼にまた行ってみることに。ちょうどこの日に初めてリアルで会う部下の方とはじめましてだったし、ランチにお誘い。
産休と育休で2年ちょっとお休みされての復帰!これからが楽しみ。
家にずっといると子供さんと意思疎通も難しいし、煮詰まっちゃうとか。他の人となかなか話さないからこういう時間がいいんだって。
さてさて、鰻がやってきた!こないだはうな玉丼を食べたので、今回はちょっとだけ奮発してうな重の並にしてみる。
うな重の並は半尾の鰻を使っているそう。雨の日クーポンで200円安くなった気がする。雨が降っても鰻を食べに来たかった。
鰻って小さい頃は美味さがわからないし、よく噛まないと骨が刺さりそうだし敬遠してたけど…年を重ねてこの美味さがわかるようになる。
この時期の鰻には深い思い出がある。
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あれは今から30年前の1994年6月23日。大阪の福島にある関西電力病院で親父が息を引き取った、39歳だった。もう冷たく土色になっていた親父に別れを告げて、病室を出て母方の祖父が連れてきてくれたのが福島にあった鰻屋だった。
生きてるものが精をつけねばと思ったのだろうか?無口な祖父なので真意を聞く事も無く、うな重をつついた。めちゃくちゃ美味しいのに上の空。大阪は涙雨なんだろうか?大粒の雨が街を濡らしていた。
鰻を食べると急にあの日の、あの空と鰻と祖父を思い出す。病室からきっとわざと連れ出してくれたんだろうな。中1になってたオレはあの時、何をどうしていいのかわからなかった。
話をいまに戻そう。
30年経ってオレにもムスメ達がいて…そうやって人間はまた前に進んでいく。食べ物のおかげで生かされて。
鰻を食べてまた仕事もプライベートも頑張るか!
東京(小伝馬町)「鰻のきくち」
営業時間:平日 11:00~14:00、17:00~21:00、土日祝 11:00~21:00
定休日:年中無休
食べたもの:うな重並 1,800円