三菱デボネアという存在ももはや忘却の彼方に行ってしまいそうですが、初代デボネアは1964年から1986年の長きに渡って販売されて、シーラカンスとまで呼ばれていました。なかなかレトロで重厚なデザインは今見ても良かったですねえ。
しかしながらさすがに古さが目立ってきたバブルの時代。驚くほどの変化を遂げてやって来た二代目デボネア。
FF横置きV6。当時は2リッター以上の排気量になると税金が大幅に上がってしまった為に5ナンバーサイズで、後部シートの居住性を上げる為にクセの有るカッコ悪いデザインになってしまいました。
スーパーチャージャー仕様や3リッターエンジンも登場し、最後はAMGバージョンまで登場しましたがまったく売れずに1992年で販売終了となりました。
フロントオーバーハングが長く、リアオーバーハングが短いクセの有るカクカクなデザイン。そこにAMGのデザインが加わりちょっとゲテモノ的なオーラでありますねえ。
今思うにその後パジェロやランサーエボリューションがヒットしたものの3代目デボネアも冴えずに、リコール隠しやデータ改ざんなどもあって経営危機状態にまで堕ちた三菱自動車のケチの付け始めだったかしら?
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