りーほー。我是サーニン。
4/28(日)の木村護郎クリストフ先生の講演のテーマ「英語と機械翻訳でことばの壁はなくなるか?~今多言語と向き合う意味~」について、最近はヒッポの仲間と語り合っています。
今日、仲間が話してくれたのを聞いて、機械翻訳と人間が自然に話すこととはまったく違うことがくっきりわかりました!
先日の台湾地震で、以前ホームステイで受け入れした台湾の子が心配になって、電話をしたそうです。電話の呼び出し音が鳴っている間に、ふと、你好(にいはお)というあいさつは、今被災しているかもしれない人に向けて「好」という音を使ってもいいのか?と気になってしまったそうです。
そうしたら頭が真っ白になってしまって、中国語が一言も出なくなってしまい、相手が電話に出たときに、何も言えずただ自分の名前を連呼したそうです。
すると、台湾の子がすぐに気づいて「媽媽(ママ)!…だいじょうぶ!」と言ってくれたそう!
日本で地震があると、いつも電話をくれていたから、ただ名前を何度も言っただけなのに、日本のママだと気づいてくれて、地震があったから電話してくれたんだとわかってくれたんだなー、これはAIや翻訳器ではできないコミュニケーションだなあ、と思ったそうです。
これを聞いて、別の仲間が「ホームステイの時や、地震の電話の時の体験が記憶にあったからだね」を言うのを聞いて、あっ!と思いました。
先日、酒井邦嘉先生がヒッポの講座でお話しくださったとき、心とは認知の記憶だ、とおっしゃっていました。心が一人一人みんな違うのは、一人一人みんな違う体験をして、違う認知をして、違う記憶をもっているからなんだ。その記憶という心をもとに、コミュニケーションをしているんだ、だから同じことばを使っても一人一人どうとらえるか違う。だから人間は、AIや翻訳器ではできないコミュニケーションができるんだ!
私の本、「かるがるマルチリンガル♪~秘訣は“勉強”しないこと~」にも、ことばはその人が生きてきた履歴そのもの、と書きましたが、記憶も、記憶こそ、その人が生きてきた履歴そのものですよね。それが、その人の心そのものなんだなあ…。
押すなよ、絶対押すなよ、と言われて、押すか押さないか判断できるAIを作るのは、なかなか難しいでしょう
人間なら、押すか押さないかは、その場の状況に応じて、そんなに難しい判断ではないと思いますけどね。それは上島さんを何度も見てるからですよね。人間ってやっぱりすごいですね!!
高校生の男の子は、多言語雪の学校という長野県飯山市で行われたキャンプ合宿で、中国の子に朝ごはんだから食堂に行こう、と伝えたくて、朝ごはんと言っても、breakfastと言っても通じなくて、どうしよう?と思ったけれど、小学生が「ランチ!」と言ったらすぐにご飯だとわかって動いてくれた、と話してくれました。朝ごはんはランチじゃないけど、ご飯だから食堂に行こう、という意図が完璧に伝わっています。小学生すごい!!これも翻訳機にはできない芸当ですよね~
みなさんは、英語と機械翻訳で、ことばの壁はなくせると思いますか?
護郎クリストフ先生の講演、ぜひお聞きくださいねー
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