つましくても、ささやかな幸せ -4ページ目

つましくても、ささやかな幸せ

地位もお金も能力も無くても得られる、日々のささやかな幸せを記します。
内容は、映画・演劇・美術鑑賞&読書感想文&旅行記&趣味の手品&日々の出来事などです。

 

 ショッピングモールで行われた文化祭のPRイベントに参加した。このイベントに初めて出演させていただき、いい経験をさせていただいた。「文化祭を盛り上げたい!」という、役員会の方々の一体感が感じられるイベントだった。準備用の長机を設置してくださったり、音響を流してくださったり、役員会の方々にはいろいろお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいだ。
 3人のサークル員が応援にきてくださった。お客さんもたくさんいらしたので、やり甲斐を感じた。
 私は「コインとお札」を演じた。この演目もこれが最後かな?という気持ちで、心を込めて演じた。前の発表で失敗したお札のミラクルボックスがうまくいき、拍手をいただいた時は嬉しかった!ほぼノーミスで演じ切ることができた。以前の失敗も、「失敗は成功のもと」と前向きにとらえたい。
 私の後に演じたサークル員のリングの演技は、なめらかで見事だった。お客さんをしっかり見て対応する余裕があったことも、素晴らしいと思った。
 これからも無理の無い程度に、ボランティアマジックなどマジックの出演を続けていきたい。
 

 

 俳優たちの芸の深さに圧倒され、言葉を失った。
 吉沢涼さんの歌舞伎も横浜流星さんの歌舞伎も、本当に魂がこもっていて、本物の歌舞伎役者のように思えた。
 歌舞伎の家系でない主人公が、国宝へと上りつめるまでの波瀾万丈が、並大抵の苦労ではなかったことが、いやというほど伝わってきた。
 認知しなかった実の娘の「父親とは認めないけれど、父の歌舞伎を観ていると、心が安らぎ歌舞伎が好きになった」という言葉が心に響いた。
 主人公の夢見た景色が、歌舞伎という幻想の世界での景色であり、国宝という境地に立って初めて手に入れることができる景色だということが、ラストシーンから伝わって来た。
 
 

 

 香川旅行の最後に、香川県立ミュージアムを訪れた。香川県の古代から現代までの歴史を凝縮したような美術館兼博物館だった。
 見応えのある展示に、香川県の歴史の重みと郷土愛が感じられた。仏像の展示が充実していて、絵画も目を見張る力作があった。