20代の新進気鋭のマジシャン渋谷駿さんの新しい形式のマジックショーに感動した。
セリフは無いけれど、マジックにストーリーがあり、渋谷駿さんの過去の葛藤がマジック全体から伝わって来た。彼の苦難を乗り越えて現在に至った思いや道筋に感銘を受けた。
ストーリー以外の楽しいショーもあり、私が演じたことのある「シルクセレナーデ」や「よみがえる新聞紙」もやってくださり、親しみも感じた。
渋谷駿さんのカードや四つ玉などの手品の技も抜群だが、ダンスが超一流だと思った。プロのダンサーにも全く引けを取らなかった。トークも堂々してと落ち着いていらしゃり、時にはユーモアも交えて、とても20代とは思えなかった。
ゲストのボナ植木さんのおしゃべりマジックも楽しかった。
「チェリーさんのバードマジック」「インティキさんのお笑い」のように、「渋谷駿さんのダンス」は、彼の強みであり優れた個性だと思った。