6月19日、ウィーンの楽友協会にて、
第九のソロを歌わせて頂きました。
客席は満席!!
早々に売り切れてしまっていて、私もチケットが手に入らないような状況。
お客様は日本人が多いのかと思いきや、
ほとんどが日本人以外の方々でした。
会場はとても暖かい雰囲気で、
お客様がリラックスして楽しんで聴いて下さっているのが伝わって来ました。
合唱は日本からいらした方々と、ウィーンの人との混合。
割合としては日本人が多かったのですが、
こんな難曲をどうやって練習されたんだろう!と思うぐらい、
音程もしっかりしていて、ドイツ語がきれいでした。
ドイツ語がネイティブの私の友人が、合唱団のドイツ語、きれいだった!!
とびっくりしていました。
オーケストラはチェコのオケ、モラヴィア・フィル。
日本と違ってこちらでは第九はあまり演奏されないので、
指揮者の飯森さんが丁寧に丁寧にリハーサルを重ねていました。
本番はすごい集中力で、美しく厚みのあるオケの音が
会場中に響きわたっていて感動的でした。
何度も何度も通い、ウィーンフィルをはじめ、
素晴らしいオーケストラの演奏をたくさん聴いて来たそのホールで、
私にとっては文化庁研修のまとめの時期にあたる最終月、
6月に歌う事ができたなんて!!
ソロの部分をすべて歌い終わった後、
合唱のクライマックスの最後の部分を聴きながら、
ああ、私は楽友協会の舞台の上に立っているんだ、
ここで歌ったんだ!!
と、じわじわと実感が湧いてきて、本当に感慨深かったです。
このような機会を与えて頂けたことに、とても感謝しています。
これを「夢のような出来事」で終わらせないように、
地に足をつけて、まだまだ成長して行きます!
写真は終演後。合唱式の福島さん、私、指揮者飯森さん、
ウィーン国立歌劇場の専属歌手のボヒネックさんとエルンストさん、
フォルクスオーパーの専属歌手の平野さんです。