「ジャンニ・スキッキ」が終わり、
ホッとするまもなく次の「愛の妙薬」の稽古が始まっています。
さて、今日は3月1日、
ブルガリアではババマルタという、春のお祝いの日でした。
この日、ブルガリアでは、
「チェスティータバーバマルタ!」(マルタおばあちゃん、おめでとう)
と、声を掛け合いながら、マルテニッツァという、
赤と白の糸でできた腕輪やお人形、胸に付ける飾りなどを送り合います。
これがマルテニッツァです。
マルタというのは3月を意味していて、
気候の変動の激しい3月を不安定な気性を持ったマルタおばあちゃんに例え、
ババマルタの怒りを買わないように、
健康に過ごす事ができるように、
というようなおまじないの意味も込められているみたいです。
道や地下道などは、マルテニッツァを売るお店がたくさん。
最近はキティーちゃんやアニメのキャラクターの付いたものも人気だそうです。
今日の稽古場ではマルテニッツァを、プレゼントし合っていて、
皆、腕や胸にたくさん付けて稽古をしました。
みんなの腕はこんな感じになっています。
これをつけたまま過ごし、
春の訪れを告げるコウノトリを見たら外して木に結ぶか、
石の下に置くと願いがかなうとか、
つぼみが膨らんで花が咲いたのをみたら枝に結ぶとか、
いろいろ説はあるらしいです。
3月も終わりに近づくと、ブルガリアの木々は、
皆が結んだマルテニッツァで白と赤に染まる、という話を聞きました。
素敵な風習ですよね!!
ちなみにこれは今日のオペラ座の窓から見えた風景です。
雪山がきれい。
早く雪が全部解けて、暖かくなってくれたらいいなぁ。
日本の皆さんにも、チェスティータバーバマルタ