8月15日の第九 | 小林沙羅オフィシャルブログ「小林沙羅のきまぐれ日記」Powered by Ameba

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ソプラノ歌手、小林沙羅のブログです。
出演する演奏会についての日記を中心に、忘れてしまいたくない大切な日々を綴っていきたいと思います。

きのう・・・いえ、日付が変わっておとといは

自分の出るN響アワーのテレビをどっきどっきしながら見ました。

始まる前から緊張してどきどきでした。

自分の演奏に関しては反省点が山盛りですが、

あの演奏会に参加させて頂けて、本当によかったと思います。


実は私の第九デビューは昨年の8月15日。

このブログにも記録があります。

偶然ではありますが、私の中では終戦記念日の8月15日と「第九」とがしっかりと結びつけられました。


第九は戦争中も、終戦ぎりぎりまで、日比谷公会堂で演奏されていたそうです。


第九のシラーによる歌詞には、

「歓喜よ・・(中略)、お前の柔らかい翼が留まる所で、全ての人々は兄弟となる。」

「抱き合うのだ、幾百万もの人々よ!このキスを世界中に!」とあります。


私は演奏中に、生きている事の喜びのようなものを感じました。


8月15日の「第九」は、

戦時中も今も変わらない、音楽を求める人々の心をつないだように思います。


音楽の良さって、きっとそういう所にあるのだろうな。


と、私はそんなふうに感じましたクローバー