③宗像、大宰府の博物館を巡る【完結】 | *Sarahサラむすひ*

*Sarahサラむすひ*

神社、お寺、教会など宗派の垣根を越え聖地を巡礼をしています
自然と歌と音楽をこよなく愛する自由人
あらゆるものと繋ぐパイプとしてのお役をさせていただいています

再びこんばんは!

 

 

珍しく、本日二回目の更新ポーンポーン

こんなことは皆無に等しい笑



実は本来なら昨日

日帰りで
大宰府の九州国立博物館へ
行ってくる予定でしたが


数日前に

厄介な向きで生えた

下の親不知を抜いてきたんですけど

 


さすがに紹介状をもって
大きな病院に行っただけあり


予想以上の痛みと
顔半分が

別人級になってしまいました笑い泣き
 

 

痛みは随分治まってはいたものの
こんなコンディションで
無理して行くのも…と思ったので

今回は断念しましたネガティブネガティブ



大好きな初代ネーネーズリーダーの

 

古謝美佐子さんの

無料ライブが行われるとあって


いつかお会いするのが

夢だった私

 

駆けつけたかったのですが・・・悲しい



でも、きっとまたチャンスがあると信じて
今後も琉球三線に
励んで参りたいと思います真顔キラキラ





さてさて

ようやくお待たせしましたお願い

 


宗像と大宰府
琉球展の続きです指差し

 

 

 

 



神宝館を拝観するにあたって
この機会に少しばかり
奉賛金を納めさせて頂こう
ということになったのですが


私は以前から氣になっていた
鏡がモチーフとなったカードが
どうしても氣になっていました

 




①の記事にも写真をアップしましたが

 

記念品は他にも
沖ノ島が被写体のミニファイルと

神宝館の入場券2枚が
セットになっていますひらめき



今年の春分の日は
海上より沖ノ島を近くで
遥拝させていただき



4月の大島宿泊では
沖ノ島より国宝を運ばれた
漁師さんのお店に導かれ



我が家にもご縁のあった
神宝翁面
店内にも飾られていたことから

より一層のお導きを感じました昇天



食事が運ばれてくるのを
待っている間


出光興産創設者の監修の元

作られたという

若き日の漁師さんと沖ノ島の
ドキュメンタリー番組を
見せていただき

 

そんな巡り合わせなどを顧みると



ここは思い切って

ご奉賛させていただきました!オエー




沖ノ島より出土された国宝の


夔鳳鏡(きほうきょう)

三種の神器である御神鏡です


カードは鏡のように反射するので
魔を跳ね返す意味で
御守りとして
バッグに入れて持ち歩いています
 

 

 



神宝館に入って
最初に目に留まる国宝は
四枚花びら文様の
純金製の指輪なのですが


歴史がお好きで
宗像大社さまと
ご縁があったお方なら
一度は写真などで

目にしたことがあるかと思いますお願い



それは大変美しく
吸い込まれそうに

指輪を見つめる私…

写真に収めようと試みたのですが

ガラスに反射して
どれもピンボケです( ̄▽ ̄;)


ですのでこちらを


※宗像大社さまHPよりお借りしました

 

 

 

宗像大社さまに足繫く
通うようになった頃


旧祈願殿にて
こちらの指輪を知る由となったのですが



よく似たデザインの
指輪を随分昔に
持っていた記憶が蘇りましたニコ


特に中心部の花の文様が

類似していて

私のものは中心に
一粒のラピスラズリが
埋め込まれていたのを
よく記憶しておりますお願い


 

いつしか金から

シルバーアクセサリーに
好みが変わり

指輪は手放してしまいましたが
今思うと確かめようがないのですが



例え違ったとしても

あのデザインが
私の琴線に触れたことで

どなたかの太古の記憶と
繋がったのかも?
ということにしておきますキラキラえへ






この日は

道の駅むなかたでお昼ご飯を食べ

食料品をたくさん買い込んだ後

 


宗像から大宰府へと移動し
九州国立博物館へ参りました
 

 

戦火をくぐり抜けた

首里城の生き残り大龍柱

 

 



こちらの博物館に再訪するのは
およそ3年前?の
三国志展以来です




わざわざ足を運ぶ価値が
あったというもので


まず入って
琉球王国時代に賑わった
那覇港の様子が描かれた屏風に
釘付けとなる私お願いお願い飛び出すハート




琉球交易港図屏風

 

 

 

 


※画像お借りしました


中国や薩摩、爬竜船(ハーリー船)など
様々な船が行き交い

今の地形とは
随分変わっているようでしたびっくり





首里城波之上
すぐに見つけたのですが

食い入るように
三重城(ミーグスク)
を探しました

 

    

三重城跡は現在の那覇市西の
ロワジールホテル那覇の裏手にあり
かつては
倭寇から琉球を守る
要塞でもあったようです

 

 

大切な人の船出を見送り
無事に帰国した感謝を

神に捧げる遥拝所でもあったことから
今は聖地として
御願(うがん)所となっています

 

 

 



かつての那覇港は
埋め立てられましたが

今でも船を見送ることができ船
飛行機が飛び立つのが見えます飛行機



そして三重城は
琉球舞踊「花風」の舞台でもあり

大河ドラマ「テンペスト」では
仲間由紀恵さんが愛しい人を思って
花風を踊る姿が何とも切ない・・笑い泣き

 

 

 

    

花風(ハナフウ)

雑踊りの中で準古典ともいわれている。那覇の港から船出する愛しい人を三重城の丘から見送る遊女の別れの切なさをしっとりと表現している。髪を辻結いにし紺地の絣を帯を使わないウシンチーにして着、肩に花染手巾、手に日傘をもち白足袋で踊られる。

出典:weblio辞書 琉球舞踊語集

 

 

調べている内に偶然
記述を見つけたのですが

 

ある節では遊女や愛人だった人達は
本妻の手前大っぴらに
手を振ることができないので
三重城の丘よりも少し離れた場所で
見送ったそうです


 





愛しいお方を見送る情景を詠んだ唄が

 


「花風節」「述懐節」

 
 
 
二部構成で唄われます



昨年、中々最後まで見れなかった
ドラマ、テンペストを

ようやく見終えた私は


ある日突然
憑りつかれたように
「花風節」を
猛練習し始めました滝汗


 

「述懐節」はあまりにも
難曲過ぎてまだまだ先は長いです・・




何度も耳で聴いて覚え
ついに三重城跡に三線を持って
弾いてきました!



謎のミッションを果たし

思い入れも一入なのです真顔キラキラ


上記にも小さく書いたように


遊女たちが見送ったという
当時の場所を 

この記事を書いている最中に
偶然見つけたので
行ってみたいと思います!




琉球芸能を通しても
琉球の文化は奥が深くて

興味をそそられます真顔




琉球王国といえば王家王冠1



贅を尽くした王族の
色鮮やかな紅型の衣装には
真剣な眼差しを注いでしまいますお願いキラキラ



特に黄色は
高貴なお方がお召しになる色なのです!



 

 

展示品の多くは写真撮影禁止ですが
中にはOKのものがいくつかあるので
アップさせていただきます

 

 

 

こちらは幼児が着ていたものですが

 

幼児といえども立派ですねあんぐり

 

 

 

 

 

 

上の二品は乳幼児の絣格子文様で
左は紬(絹)で右は芭蕉布だそうですひらめき
 
 
 
下は表も裏も紅型で染めた
鶴の文様
王族の女性が冬に用いるものとか指差し
 
 
 




ここで脱線という名の

エピソードをおひとつ笑

 

 


二回目の沖縄で

夕食を予約した琉球料理の店内に

黄色地の紅型着物と
花笠が飾られていたので
見せていただいたところ


お店の方から着てみられますか?!

と声をかけられ


洋服の上から
羽織らせていただくことに爆笑


普通、手に持つのは扇なのですが
そこは何故か三線でした笑笑い泣き




この夏は琉装で
三線を弾きたい!!

 

と思い立ったので


沖縄の津波三線店さんで

鳳凰の入った衣装を二着

購入させていただきました飛び出すハート




憧れの琉球紅型衣装以外にも




モン族の衣装っぽくて私好み~
と思ったものが

庶民のお祭り衣装として

展示されていましたひらめき



紺地の花織木綿に
白地の木綿のカカンという
巻きスカートの組み合わせ!

お見せできなくて残念



 


そして、今回の展示の中で
一番インパクトのあった衣装があります!



黄色地でナント!!
刺繡入りなんですお願いキラキラ


私自身、刺繍はしないけれど
おそらく始めたらハマるタイプ

 

刺繍が施されたものが

好きな私としては
目を奪われるお衣装でした!



その名も


伊平屋阿母加那志の
(いへやあむがなし)
縫い衣装



名前を見てピンとくる方も

いらっしゃると思いますキョロキョロ



私は展示品名を見て


約3年前に訪れた
伊平屋島と伊是名島に

思いを馳せつつ



鳳凰と植物がデザインされた
大変美しい刺繍に

見惚れていましたびっくりびっくり



それが何を意味するのか
この時点では
よく解っていませんでした真顔

 

 

遅まきながら帰った後に

博物館でいただいた

パンフレットの説明を見た瞬間


それが神女である
ノロさんの衣装だったことを知り
ウヘーーー笑い泣き笑い泣き

 

となりましたガーン



しかも何だか見覚えのある図柄・・・
 



神事を司る家系に残る
刺繍の衣装をもとに

途絶えていた刺繍技法を
復元されたそうです
 

奇跡!検索したらヒットしましたのでお借りします!
 

 

 


更に驚くのは

 

何だか見覚えがある様な?

と感じた鳳凰の刺繍のデザイン・・・


 

 

 

お察しの良いお方は
ピンと来ましたでしょうか?看板持ち


そう!前回予告していた
鳳凰のようで

鳥っぽい雲の写真です指差し

こちら


image


私には
真ん中に羽を広げた翼と
右寄りに顔が見えます

しっかり足もありますね爆笑


歩いている様にも見える

鳳凰?も右上に笑

 


 賛否両論だと思いますが

少なくとも私には
そうとしか思えないので
そうなんだと思います爆笑



こうやって前もってお知らせに
来てくれていたのかなニコニコ


このブログ記事を
綴ろうとしたおかげで

リンク記事を見つけることができ
由来を知ることができました!

 

特徴のある刺繍は


飛翔する鳳凰と
闊歩する鳳凰

なんですって!

闊歩する鳳凰って珍しいですよね驚き
 

 



そして極め付けに

 

 

刺繍法というのは

琉球千鳥縫い

と、提唱されたそうです



千、千鳥ですか!びっくりびっくり


千鳥足のように
縫っていくのですね?





ここで千鳥シンクロを二つ指差し指差し

 

 

琉球舞踊曲に

「浜千鳥」という

如何にも沖縄らしい音色の
民謡がありまして


こちらの舞踊曲も私の琴線に
触れるのですが


昨年コロナで
三線教室がお休みの間
ひたすら練習したおかげで


今では屋外でも弾けるようになり
6月の民謡コンクールでは
浜千鳥の歌碑にも訪れたところです

 

 

 

良かったらご覧下さい

とても哀愁のある民謡と舞踊ですニコニコ飛び出すハート

 

 ↓↓↓

 


 


千鳥からのサインもう一つ指差し

 

 



翌7月に
九州のお友達が5度目?の

富士山に登拝する中

私たちは姉の磐長姫さまが

お祀りされる

伊豆の大室山で

お祈りしてきたのですが


最終日に泊まった宿の
お部屋名が「千鳥」でしたびっくり


ここまでくると

確信づけられるのですが


 

こうやって分かりやすく
シンプルにサインが

送られてきますお願いキラキラ




まさか記事を書いていて
図らずもこのような展開になるとは…


 

多岐にわたる内容で
意味不明になった方も
いらっしゃるかもしれません滝汗

 

長い間、引っ張って
お待ちいただいていた方には
本当にごめんなさい🙇‍♀️



という訳で
ようやく宗像、大宰府の記事

完結です!オエーわーい




最後までご覧下さり
ありがとうございました!


キラキラお願いお願いお願いキラキラ