[末期ガン治療]「遺伝子検査」でそれぞれにピタリと合う分子標的薬を発見する!

 

 

■[末期ガン治療]「遺伝子検査」でそれぞれにピタリと合う分子標的薬を発見する!

 

●進化する治療を知ると肺がんも怖くない<22>

 

以前記事(2099:[末期ガン治療]肺がん手術後、遺伝子変異があった場合「分子標的薬」を使うことに)では、術後にガン細胞の遺伝子を調べる検査を行って遺伝子変異があった場合、抗がん剤ではなく「分子標的薬」を使っていることをご紹介しました。その薬物療法を選択するのに重要なのが「遺伝子検査」です。

 

今、遺伝子検査が推奨されているのは「再発転移」を起こしてきた症例です。ガン細胞にはそれぞれ遺伝子異常があります。分子標的薬は、その特定の遺伝子の異常に作用してガンをたたき、また、増殖するのを抑えたりするのです。現在、分子標的薬が対応できるガンの遺伝子変異型は、9つです。

 

再発転移のケースでは、複数のガンの遺伝子検査を行います。ここの遺伝子を1つずつ検査する単一(シングルプレックス)遺伝子検査と、複数の遺伝子を同時に検査するマルチプレックス(マルチ)遺伝子検査があります。マルチに行う遺伝子検査は、結果が判明するのに2~4週間程度かかります。その遺伝子検査に必要なガン細胞は、採血で得られた血液(リキッドバイオプシー)や気管支鏡検査で得られた組織から採取します。

 

術後の患者さんであれば、患者さんが何かするのかというと、そういうことはありません。手術検体を検査に使います。手術を行っていない患者さん、手術が適応にならない患者さんの場合は、リキッドバイオプシーや気管支鏡などの生検でガン組織を採ってくる、ということをして対応しています。遺伝子検査は、肺がんの患者さんそれぞれにピタリと合う分子標的薬をみつけて使うためです。

 

遺伝子検査で、分子標的薬が適応であることが分かると、患者さんは「これで治る」、と。しかし、全員が治るかというとそうはいきません。最初は薬が効いていても、分子標的薬も耐性ができるのです。すると、今まで効いていた薬が効かなくなります。そのときは、再度、遺伝子検査を行います。それで分子標的薬に適応薬があると、患者さんは再度、分子標的薬の有効性に喜びを感じることができます。

 

 

■教えて下さったのは・・・神崎正人(かんざき・まさと)先生

 

1993年東海大学医学部卒。医学博士。日本外科学会専門医・指導医、呼吸器外科専門医、日本呼吸外科学会胸腔鏡安全技術認定者・指導医・ロボット支援手術(RATS)プロクター、日本内視鏡外科技術認定取得者、日本ロボット外科学会専門医(国際A)。国内のRATSの先駆者、症例数は900例を超える。安全なRATSの普及のため国内外の医師を指導する。17年より現職。

 

 

 

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[末期ガン治療]なぜ癌になるのか?細胞のコピーミスと、お酒の強さを決める遺伝子の仕組み

 

 

■[末期ガン治療]なぜ癌になるのか?細胞のコピーミスと、お酒の強さを決める遺伝子の仕組み

 

●なぜ、ガンになるの?日本人に下戸が多いのはなぜ?

 

日本人の 2 人に 1 人がガンになるといわれていますが、その原因は私たちの体をつくっている細胞にあります。体には約37 兆個の細胞があり、毎日数千個単位の細胞が死んでは細胞分裂をして、新しい細胞をつくり続けています。細胞分裂をする前は、体の設計図である遺伝子をコピーして同じ細胞をつくりますが、コピーミスが起きることがあります。コピーミスによって遺伝子が変化し、その異常な細胞が増えると、かたまりになります。これが、ガンの正体です。

 

私たちの体にはもともと、異常な細胞を取り除いたり修復したりする働きがそなわっていますが、なにかの理由でその働きができなくなると、異常な細胞が生き残って、コピーを繰り返して増え続け、ガン細胞となって、まわりの組織や大腸や胃、肺などの臓器に侵入していきます。

 

ただ、すべてのコピーミスがガンになるわけではありません。悪さはしないで、むしろ進化のきっかけになることもあります。

 

 

 

●日本人に下戸が多いのはなぜ?

 

お酒をいくら飲んでも、まったく酔わない人もいれば、ちょっとなめただけでも顔が真っ赤になって酔っぱらってしまう人もいます。この違いはどこにあるのでしょう。

 

お酒が飲めるか飲めないか、あるいは、アルコールに強いか弱いかは、お酒を飲んだときに発生する有害物質、アセトアルデヒドをすばやく処理できるかどうかにかかっています。アルコールは、ADH1B という遺伝子の働きでアセトアルデヒドに変わり、ALDH2 という遺伝子の働きで分解されます。遺伝子ALDH2 がきちんと働けば、悪酔いすることもなくお酒を楽しむことができますが、この遺伝子に異常があると、分解されないアセトアルデヒドが体内に長くとどまって、悪酔いしたり、お酒が飲めない体質になってしまいます。

 

歴史的に日本人などモンゴロイド系の人々は、遺伝子の突然変異のために、アセトアルデヒドが分解されにくい体質になり、お酒に弱くなっていったといわれています。逆に、ヨーロッパやアフリカ系の人々にこうしたことはなく、お酒に強いとされています。

 

 

 

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[末期ガン治療]ガン対策基本法とは?成立から20年…全国の診療拠点など整備進む

 

 

■[末期ガン治療]ガン対策基本法とは?成立から20年…全国の診療拠点など整備進む

 

国のガン対策の根幹となる「ガン対策基本法」が成立して、6月で20年になりました。全国で、ガン診療の拠点となる病院や「ガン相談支援センター」の整備が進んだ一方で、残された課題もあります。

 

ガン対策基本法は、ガン対策の基本理念や基本施策を記した法律です。患者が思うような情報や治療が受けられず、複数の医療機関を転々とする「ガン難民」の存在が問題になる中、2006年6月16日に成立、23日に公布され、07年4月に施行されました。

 

基本法では、国のガン対策の指針となる「ガン対策推進基本計画」をつくることとされ、07年に第1期計画がつくられました。当初は5年ごと、その後6年ごとに改定されています。

 

第1期計画(07~11年度)では、全体目標として「75歳未満のガン死亡率を20%減らす」ことなどが掲げられました。

 

第2期(12~16年度)の計画では全体目標に「ガンになっても安心して暮らせる社会の構築」が加わり、「働く世代や小児へのガン対策の充実」などが盛り込まれました。

 

第3期計画(17~22年度)では、予防に重点を置くとし、死亡率削減目標を設けませんでした。ゲノム医療など新たな治療法、AYA世代、高齢者のガンといった世代ごとのガン対策の推進が盛り込まれました。

 

 

●政策決定に、ガン患者や家族らの参加を後押し

 

計画をつくる際に「ガン対策推進協議会」を設置し、患者や家族・遺族の代表者らが参加することを明記した点も、法律の大きな意義のひとつです。医療政策を決める場に、患者や家族らが直接参加するしくみを整えました。

 

基本法と基本計画により、全国どこでもガンの標準的な専門医療が受けられる体制(均てん化)が進みました。一方で、課題も残ります。

 

1、2期計画に掲げられた「死亡率の20%削減」は、15年までの10年間で達成できませんでした。

 

今後の人口減少や医師不足を踏まえ、近年では、ガン医療の提供体制の「集約化」が課題とされています。このため、現在の第4期計画(23~28年度)では、地域の実情に応じた医療体制の集約化の推進が盛り込まれています。

 

 

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[末期ガン治療]ガンの放射線治療…AIがお助け!!

 

 

■[末期ガン治療]ガンの放射線治療…AIがお助け!!

 

 

「切らないガン治療」で全ての患者を救いたい―。東北大発のスタートアップ企業「アイラト」(仙台市)が人工知能(AI)を活用し、ガンの放射線治療を支援するソフトウエアの開発に取り組んでいます。体にメスを入れないため負担が少なく、高齢者などの需要も高いとされますが、治療の計画作成に時間がかかるのが課題でした。AIで作成時間を大幅に短縮し、医療現場の負担軽減や治療の質の向上を目指します。

 

「クオリティーの高い治療計画を高速で作成できます」。

 

4月下旬、仙台市内で開かれた報道機関向けの説明会。担当者がマウスを数回クリックするだけで、高い線量を照射するガンは赤色、低線量の正常な組織は青色―などと色分けされた治療計画が、数分で画面表示されました。

 

同社代表の角谷倫之さん(43)は東北大病院講師として、放射線治療AIの研究開発に取り組んでいました。大手企業などに実用化を提案しても、「ニッチだよね」と理解を得られませんでした。「それなら自分でやるしかない」。2022年に研究室のメンバーと共に起業しました。

 

同社が取り組むのは、放射線をガンにピンポイントで照射する「強度変調放射線治療(IMRT)」の支援です。正常な組織への照射量が低く抑えられるため、副作用を減らしつつ高い治療効果が期待できます。ただ、治療には綿密な計画が必要で、ガンの組織を選別するために、専門医が数百枚のCT画像を確認する必要があるなど、作成には約6時間がかかります。

 

開発したソフトは、東北大病院や山梨大病院(山梨県中央市)などから提供された約90万枚のCT画像をAIが学習。放射線の照射範囲や安全性を自動的に判断できるようにしたことで、計画作成まで20分程度に短縮されます。

 

肺がんや前立腺がんなどに対応した1号機は2026年中の販売開始を目指します。角谷代表は「どこでも最先端の放射線治療が受けられるようにして、一人でも多くの患者を救いたい」と意気込んでいます。

 

 

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[末期ガン治療]電子タバコは紙巻きタバコより安全…本当か?癌リスクを指摘する新研究も

 

 

■[末期ガン治療]電子タバコは紙巻きタバコより安全…本当か?癌リスクを指摘する新研究も

 

電子たばこは、紙巻きたばこよりも安全な代替品として宣伝されることが多いが、より安全だからといって安全とは限りません。学術誌「カルシノジェネシス」に最近掲載された総説によると、ニコチンを含む電子たばこは、一部のガンの発症リスクを高める可能性があることが新たな証拠によって示されました。

 

今回は、CNNのウェルネス専門家であるレアナ・ウェン医師に、電子たばこに関するさまざまな疑問についてお話を聞きました。ウェン医師は救急医であり、ジョージ・ワシントン大学の非常勤准教授も務めます。

 

 

Q:この研究で電子たばことガンのリスクについて何が分かったのでしょうか?

 

A: ウェン医師によると、この論文は一つの実験結果を報告したものではなく、電子たばこと発がんメカニズムに関する証拠を広く検証した大規模な科学的レビューだといいます。著者たちは、電子たばこが細胞や組織にどのような影響を及ぼし、それがガンの発生とどのように関わっているかを調べた実験室での研究、動物実験、人を対象としたバイオマーカー研究、疫学研究の結果を検証しました。

 

このレビューでは、電子たばこのエアロゾルがDNAを損傷し、慢性的な炎症を引き起こす可能性があることを示す証拠がまとめられていますが、これらはいずれも、ガンの形成と関連するプロセスだとウェン医師は指摘します。また研究者らは、電子たばこのエアロゾルに発がん性の可能性がある化合物が含まれていることを示す研究についても検討しました。それらの物質には、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドのほか、ニッケル、クロム、鉛といった重金属が含まれます。これらの重金属は、電子たばこ内部の加熱装置から発生している可能性があるといいます。さらに、電子たばこと肺がん、口腔(こうくう)がん、膀胱(ぼうこう)がんとの関連性を示唆する証拠についても検証が行われたとウェン医師は述べました。

 

ただ、電子たばこが広く使用されるようになったのはここ10年ほどのことであり、多くのガンは発症までに数十年を要します。つまり、従来の紙巻きたばこについて得られているような、がんリスクを明確に数値化できる長期的な人口データは現時点では存在しないということです。また、既存研究の多くは、実験室レベルの研究や動物実験、さらに人のガン発症例ではなく、短期的な生物学的変化を調べたものが中心だといいます。

 

それでも著者らは、さまざまな種類の研究で一貫した結果が得られていることを踏まえると、電子たばこは決して無害ではなく、長期的にはガンの発症リスクを高める可能性があると結論付けた、とウェン医師は述べました。

 

 

Q:電子たばこはたばこの葉を燃焼させないにもかかわらず、どうしてガンの原因となり得るのでしょうか?

 

A: ウェン医師によると、電子たばこで加熱される液体には、ニコチンや香料、さらにプロピレングリコールや植物性グリセリンといった溶液が含まれていることが多いのです。これらの物質は加熱されると、細胞やDNAに損傷を与える可能性のある化合物に分解することがあります。また、電子たばこによって発生するエアロゾルには超微粒子が含まれており、これらは肺の奥深くまで吸い込まれ、慢性的な炎症を引き起こす恐れがあるとウェン医師は指摘します。

 

またニコチンも、たばこの煙と同類の典型的な発がん物質には分類されていないものの、腫瘍(しゅよう)の増殖、血管新生、さらにガンの進行を支える細胞内シグナル伝達経路を促進する恐れがあるといいます。

 

 

Q:電子たばこは、それでも紙巻きたばこより安全なのでしょうか?

 

A: ウェン医師によると、現在分かっている限りでは、電子たばこは可燃式の紙巻きたばこより害が少ない可能性が高いといいます。紙巻きたばこの煙には数千種類の化学物質が含まれており、その中には数十種類の発がん性物質も含まれているとウェン医師は説明します。

 

しかしウェン氏が懸念しているのは、「紙巻きたばこより安全」という表現が、しばしば「安全である」と解釈されてしまうことだといいます。そのような解釈を裏付ける証拠は存在しないとウェン氏は言います。電子たばこを使用すると、依存性のあるニコチンのほか、さまざまな潜在的有害物質にさらされます。また、電子たばこは喘息(ぜんそく)患者やその他の慢性肺疾患を抱える人の呼吸障害を悪化させる可能性があるとウェン氏は指摘します。さらに、電子たばこ製品は比較的新しい製品であるため、その長期的な健康影響については現在も研究が続けられている段階です。

 

この点は、電子たばこがなければ決してたばこを吸わなかったであろう若者や若年成人にとって特に重要だとウェン氏は言います。喫煙習慣のない人にとって、電子たばこを吸い始めることは、健康を促進する選択肢とは決して言えないとウェン氏は付け加えました。

 

 

Q:電子たばこは禁煙に役立つのでしょうか?

 

A: ウェン医師によると、たしかに電子たばこが禁煙に役立ったとする体験談や、電子たばこが特定の成人において喫煙の減少や禁煙に役立った可能性を示唆する研究結果もありますが、これらの報告に反する研究も存在するといいます。また、米食品医薬品局(FDA)が電子たばこを禁煙補助器具として承認していない点は極めて重要だとウェン氏は指摘します。

 

主な懸念の一つは、禁煙目的で電子たばこを始めた人の多くが、長期的にニコチンの使用を続けてしまうことだといいます。つまり、ニコチンの摂取方法が変わっただけで、依存そのものが解消されていない可能性があるということです。

 

一方、FDAが承認している禁煙ツールには、より強い科学的根拠が存在します。その中には、ニコチンパッチ、ガム、トローチ剤、吸入器、鼻スプレーといったニコチン代替療法が含まれ、これらは離脱症状を管理された形で軽減するよう設計されているといいます。

 

ウェン医師は、禁煙希望者に対し、体系的な禁煙プログラムについて医師に相談し、FDAが承認する、エビデンスに基づいた方法を利用することを勧めます。

 

 

Q:紙巻きたばこと電子たばこを併用している人はどうかでしょうか?

 

A: 紙巻きたばこと電子たばこの併用は非常に一般的で、喫煙量を減らす目的で併用する場合もありますが、問題は、併用者が紙巻きたばこの毒作用にさらされ続けているだけでなく、電子たばこによる追加的な曝露(ばくろ)も受けている点にあるとウェン医師は指摘します。

 

併用者の心血管系および呼吸器系のリスクは、紙巻きたばこ単独使用者と同程度か、それ以上になる可能性が複数の研究で示されているといいます。

 

 

Q:電子たばこを使用する10代の若者や若年成人が抱えるリスクとは?

 

A:ニコチンは発達途中の脳、特に注意力、学習能力、衝動制御に関わる領域に影響を及ぼす恐れがあるため、青少年や若年成人(による電子たばこの使用)は大きな懸念だとウェン医師は語ります。

 

米疾病対策センター(CDC)によると、2024年には米国の中高生160万人以上が、現在電子たばこを使用していると報告したといいます。

 

また10代の若者は自分がどれだけ多くのニコチンを摂取しているかを過小評価している可能性があります。多くの電子たばこ製品には非常に高濃度のニコチンが含まれており、青少年においてはニコチン依存が急速に形成される可能性があるとウェン氏は警告します。

 

さらに若年層による電子たばこの使用は、その後の紙巻きたばこの喫煙や他の依存性物質の使用につながる可能性が高いことを示す証拠もあるとウェン氏は言います。またニコチン依存以外にも、呼吸器への影響や、うつ病などの精神疾患との関連、さらには重要な発達段階における有害な化学物質への曝露といった懸念が指摘されているといいます。

 

 

Q:保護者は子どもに電子たばこについて何を伝えるべきでしょうか?

 

A:ウェン医師は、保護者は、自分の子どもは電子たばこに触れていないと決めつけず、率直かつ中立的な態度で、子どもと電子たばこについて話し合うべきだと主張します。多くの青少年は、仲間やソーシャルメディアを通じて電子たばこ製品に接触しているといいます。

 

電子たばこは単なるフレーバー付きの水蒸気ではなく、強い依存性のあるニコチンや、肺を損傷する可能性のある化学物質、さらに長期的にガンのリスクを高める可能性のある物質が含まれていることもあると説明することが重要だとウェン氏は述べました。

 

 

Q:現在電子たばこを使用している人は今何をすべきでしょうか?

 

A:まず紙巻きたばこを吸っていない人については、電子たばこを始めないことを勧めています。また、すでに電子たばこを使用している人、特に日常的に使用している人は、使用を減らし、できれば使用を中止することを検討すべきだとウェン氏は訴えます。

 

一方、紙巻きたばこから電子たばこへ完全に移行した喫煙者については、紙巻きたばこを吸うよりは電子たばこを使用する方が望ましいとしながらも、長期的にはニコチン依存からの完全な脱却を目指すべきだとアドバイスしました。

 

 

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[末期ガン治療]世界初の食道がんウイルス製剤…今夏にも販売へ!!

 

 

■[末期ガン治療]世界初の食道がんウイルス製剤…今夏にも販売へ!!

 

 

岡山大発ベンチャーの「オンコリスバイオファーマ」は今月8日、食道がんのウイルス製剤「テロメライシン」(一般名スラタデノツレブ)の製造販売承認を同日付で取得したと発表しました。同社によりますと、食道がんに対するウイルス製剤は世界初といい、今夏にも販売を開始します。薬価は未定です。

 

浦田泰生社長は記者会見し「簡便な処置で治療でき、使いやすい。患者さんのメリットになる」と話しました。

 

製剤は、かぜの原因の一つであるアデノウイルスの遺伝子を改変し、ガン細胞で増殖して細胞を破壊するようにしました。正常な細胞にも感染しますが増殖はしません。

 

対象は外科治療や化学放射線療法の対象とならない食道がんです。放射線療法と併用し、成人であれば1回当たり1ミリリットルを計3回、口から入れた内視鏡を通してガン組織に注射して投与します。切開手術の必要がなく、体への負担が小さくて済むのが特長です。副作用でリンパ球減少や食道炎、発熱などが現れることがあります。

 

販売は富士フイルム富山化学(東京)が担います。オンコリス社は喉や直腸、肛門のガンにも使えるよう開発を続けています。

 

 

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[末期ガン治療]発がん性物質を最大90%抑制?「ノンフライヤー」の驚きの効果と注意点

 

 

■[末期ガン治療]発がん性物質を最大90%抑制?「ノンフライヤー」の驚きの効果と注意点

 

キッチン家電の中には、期待ほど使われないものもありますが、ノンフライヤー(エアフライヤー)はその例外と言えるでしょう。「ノンフライヤーは本当に健康にいいの?」という疑問に対し、専門家たちはポジティブな回答を寄せています。

 

「ノンフライヤーは、食材を油に浸すことなく『揚げる』ことができる素晴らしい方法です」と語るのは、管理栄養士のジョーダン・ラングハウ氏です。伝統的な揚げ物と比較して、摂取する油の量を大幅に抑えることができるのが最大の魅力です。

 

 

●仕組みは「揚げ物」ではなく「強力なオーブン」

 

実は「エアフライヤー(空気で揚げる)」という名称は、少し正確ではありません。実際には、高温の熱風を庫内で高速循環させて調理する、非常に強力な「コンベクションオーブン(対流式オーブン)」の一種なのです。

 

これにより、油を使わなくても揚げ物のようなパリッとした食感に仕上がります。ある試算では、大さじ1杯程度の油で済むノンフライヤー調理は、従来の揚げ物に比べてカロリーを40%から80%もカットできるといいます。また、通常のオーブンより約20%早く調理できるというデータもあり、忙しい現代人の強い味方と言えるでしょう。

 

 

●発がん性物質「アクリルアミド」を抑制するメリット

 

高温調理で生成される化学物質「アクリルアミド」は、動物実験において発がん性の可能性が指摘されています(※1)。これについて、ある研究では、ノンフライヤーを使用することでアクリルアミドの生成を最大90%削減できることが示されました。

 

また、冷凍食品の温め直しだけでなく、サーモンのローストや温野菜、厚揚げ(テンプ)や豆腐料理など、ヘルシーな食材を美味しく調理するのにも適しています。食材の本来の食感を損なわずに再加熱できる点も、栄養士が推奨する理由の一つです。

 

※1:FDA(米国食品医薬品局)によれば、研究で用いられたアクリルアミドの量は、人間が通常の食事から摂取する量よりもはるかに多いレベルであることに留意が必要としている。

 

 

●結論:ノンフライヤーは健康的な食生活をサポートするか?

 

「ノンフライヤーは間違いなく、健康的な食習慣を助けてくれます」とラングハウ氏。調理の幅が広がり、これまでとは違うアプローチで多くの食材を楽しめるようになるからです。

 

ただし、注意点もあります。「ノンフライヤーで調理したからといって、揚げ物が『完全にヘルシーな食べ物』に変わるわけではありません。あくまで揚げ物であることを忘れず、適度な摂取を心がけることが大切です」という彼女の言葉通り、賢くバランスを取りながら取り入れてみましょう。

 

 

■教えて下さったのは・・・ジョーダン・ラングホウ氏

 

米ノースカロライナ州シャーロットに拠点を置く公認管理栄養士兼認定パーソナルトレーナー。

 

 

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[末期ガン治療]胃と肝臓のガン…「日本人に多い」わけとは(感染がガンを誘発する!)

 

 

■[末期ガン治療]胃と肝臓のガン…「日本人に多い」わけとは(感染がガンを誘発する!)

 

●日本の環境要因がからむ意外なメカニズム

 

「太り気味だから、ごはんをお茶碗半分にしているのに痩せない」「血圧が高いから塩分を控えるように家族に言われた」……こんな経験がある方、少なくないのではないでしょうか。実はそれ、日本人に合っていない健康法かもしれません。

 

同じ人間であっても、外見や言語が違うように、人種によって「体質」も異なります。そして、体質が違えば、病気のなりやすさや発症のしかたも変わることがわかってきています。欧米人と同じ健康法を取り入れても意味がないどころか、逆効果ということさえあるのです。

 

見落とされがちだった「体の人種差」の視点から、日本人が病気にならないための健康法を、徹底解説してロングセラーとなった『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』が全面改訂されて『最新 欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』として新たに刊行されます。

 

新型コロナの流行をはじめ、旧版刊行からのおよそ10年のあいだの医学・健康をめぐる新知見をも取り込んだ本書。この『最新 欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』から、自己免疫疾患やガンなどの病気を見ていきます。

 

 

●病気にも「お国柄」がある

 

人種や国の違いによって発症率が異なるのは感染症だけではありません。

 

緑内障はものを見るための神経が障害される病気で、日本では中高年が失明する原因の第1位です。緑内障にはいくつかタイプがあり、世界的には眼圧の上昇を原因とするタイプが多いのに対し、アジアでは眼圧が正常なタイプが大部分です。

 

日本の92.3%を筆頭に、シンガポールは84.6%、中国北部では83.6%の患者さんの眼圧が正常である一方で、米国は31.7%だけ。米国で人種別に比較すると、やはりアジア系は眼圧が正常なタイプが多いそうです。ところが同じ日本でも、沖縄は眼圧が上がるタイプの緑内障が本土より多く、体質に違いがあることを思わせます。

 

私たちの体を守ってくれるはずの免疫細胞が、正常な組織を攻撃してしまう病気を自己免疫疾患と言います。その一つで、おもに若い世代が発症する潰瘍性大腸炎では、大腸の粘膜がただれて炎症が起こります。北米と北欧に圧倒的に多く、日本でも発症率が上がっているとはいえ、近年でも米国の約40%にとどまります。

 

同じく自己免疫疾患である乾癬は、皮膚が盛り上がり、赤くなってはがれる慢性の皮膚炎です。欧州、ついで北米、オーストラリアなどで多い一方、東南アジア、中米、東アジアで少なく、これまた日本で増えているものの、日本の発症率は欧州の4分の1程度です。

 

 

●ガンの発症率にも違いがある

 

皮膚のガンである皮膚がんはどうかと言うと、皮膚がんが非常に多いオーストラリアやデンマークとくらべると、日本の発症率は30分の1しかありません。

 

そして、血液のガンと言われる慢性白血病にも違いがあります。慢性白血病には慢性骨髄性白血病と慢性リンパ性白血病があり、このうち慢性リンパ性白血病のほうが、ずっとおとなしい病気です。欧米では、おとなしい慢性リンパ性白血病が大部分なのに対し、残念ながら、日本は慢性骨髄性白血病が9対1と圧倒的に多いのです。

 

ガンは国によって発症率が異なることがよくあります。70ヵ国455地域が参加した国際共同研究をもとに、2023年に「5大陸のガン罹患 第12版」が公表されました。

 

すると、日本が欧米諸国より少なかったのは皮膚がん、女性の乳がん、男性の前立腺がん、膀胱がん、脳・中枢神経系がん、悪性リンパ腫や白血病を含む血液がんでした。

 

その一方で欧米諸国を上回っていたのは、まず胃がんで、約5~10倍高く、ついで肝臓がんが約2倍、胆のう・胆管がんが約2倍、膵臓がんが約1.5倍でした。高齢化の影響を受けないように調整したデータです。

 

  • 欧米諸国より少なかったがん 皮膚がん、女性の乳がん、男性の前立腺がん、膀胱がん、脳・中枢神経系がん、血液がん(悪性リンパ腫や白血病を含む)
  • 欧米諸国を上回ったがん 胃がん、肝臓がん、胆のう・胆管がん、膵臓がん

 

とくに胃がんと肝臓がんの患者さんは東アジアに集中しています。

 

世界保健機関(WHO)に所属する国際がん研究機関(IARC)が発表した統計「GLOBOCAN 2022」によると、世界であらたに診断された胃がんの40%以上が中国をのぞく東アジアで、肝臓がんは35%以上が東アジアで発生しました。図「胃がんと肝臓がんは東アジアで多発する」であげたグラフは、発症率を地域ごとに比較したものです。

 

 

図:胃がんと肝臓がんは東アジアで多発する

(Morgan E. et al., eClinicalMedicine, 2022, Bosch F. X. et al., Gastroenterology, 2004をもとに改変)

 

 

●感染がガン発生と関連する遺伝子の作用を強める

 

この原因は、それぞれのガンを引き起こすピロリ菌と肝炎ウイルスに感染している人が多いからです。胃がんについては、『最新 欧米人とはこんなに違った日本人の体質』でも詳しく解説しています。

 

これらの病原体は感染すると環境要因として働いて、胃がんまたは肝臓がんの発生と関連する遺伝子の作用を強めると考えられています。このように環境要因が遺伝子の作用を変えることを「エピジェネティクス変化」もしくは「エピジェネティクスによる変化」と書くことにします。

 

 

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[末期ガン治療]PET装置で世界最高性能!医療応用「ガン早期発見も」

 

 

■[末期ガン治療]PET装置で世界最高性能!医療応用「ガン早期発見も」

 

ガンや脳などの病気の診断に不可欠な技術の陽電子放射断層撮影(PET)で、量子科学技術研究開発機構が、画像の細かさ(分解能)が世界最高の0.5ミリというマウス頭部専用装置を開発しました。

 

同機構研究チームの山谷泰賀・量子医科学研究所次長は「(医療用装置に応用できれば)早期のガン、認知症発見に貢献できる」としています。研究成果は今月5日、国際医学誌電子版に掲載されました。

 

PETは検査薬から出るごく微量の放射線を検出して、体内分布を画像として捉える技術です。同機構によると、放射線の検出感度と解像度の両立が長年の技術的課題で、医療用装置で約4ミリ、マウスなどの実験動物用でも1~2ミリ程度が限界でした。

 

カン・ハンギュ主任研究員が中心となり、センサーを多層化した新型検出器を使って、感度を落とさずに高い解像度を実現した装置を導入。これまで見られなかったマウス脳内の微細な構造を生きたまま観察することが可能になったといいます。

 

創薬研究の効率化が見込まれるほか、医療用装置に応用すれば、ガンや認知症の早期発見につながる可能性があるといいます。山谷次長は医療用装置への応用について「3~4年ぐらいかかるかもしれない」と見通しを示しました。 

 

 

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[末期ガン治療]ノーベル賞受賞の坂口志文教授が語るガンの新治療「飲み薬ができないか?」

 

 

■[末期ガン治療]ノーベル賞受賞の坂口志文教授が語るガンの新治療「飲み薬ができないか?」

 

医療の道を志す若者にエールです。2025年ノーベル賞を受賞した、坂口志文教授の講演会が岩手医科大学で開かれました。

 

「ガンの死亡の90%は転移によるガンができて、そこにずっと留まっている限りはガンは怖いものじゃない。口から飲める(薬で)『頭痛になったアスピリン、ガンになったらこの薬』と、そういう飲み薬ができないかと考えています」

 

ガンの新しい治療法について語っているのは、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文・特任教授です。2日の講演会には岩手医大の学生およそ1500人が参加しました。

 

研究歴およそ50年の坂口教授は、免疫反応の暴走を抑える「制御性T細胞」を発見したことが評価され、2025年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。「制御性T細胞」は、コントロールすることでガンや自己免疫疾患の治療に役立ちます。

 

また、坂口教授は自身の成果について次のように語りました。

 

 

■大阪大学免疫学フロンティア研究センター 坂口志文特任教授

 

「楽天的であるということが重要。勉強というか、続けていけば色んな偶然からヒントが外からくる。あるいはテクノロジーが進歩して、今まで出来なかったことができるようになる」

 

坂口教授は、さまざまな研究に興味をもって努力を続けることが大きな成果につながると学生たちに伝えました。

 

 

■岩手医科大学生

 

「僕、(肝臓の)移植手術をして、今ここに立っています。うまくいかないことがあると思うけど、坂口先生みたいに愚直に正直に根拠を持って生きていきたい」

 

学生たちは、謙虚に努力を続ける坂口教授の言葉に感銘を受け、医療人としての決意を新たにしていました。

 

 

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