「仲雅美の思い橋」札所6番 ホテル美やま
「ホテル美やま」に到着!
全面改装されているので、ドラマの面影は全くない。
フロント横には「思い橋」のポスターや写真、記事の切り抜き等が貼られた小さなスペースがあった。
脚本家 高橋玄洋さんが、ここに宿泊して執筆されていた時に、木下恵介さんから依頼が来たので、ここをモデルにした話が出来上がったそうで、玄洋さんの名を冠した特別室「玄洋の間」がある。
私が「思い橋の見える部屋」と希望した時に、一番最初に勧められた部屋だったけど、予約は2名から…という条件があり、一人旅の私には向かない部屋だった。
旅館になる前は、「秩父銘仙」の織物関係の家業を営んでいたそうで、ホテルのあちらこちらに、秩父銘仙の着物や機織り機、額装された生地などが飾られていた。
ドラマを見てるだけ…
現地にいるだけ…では、
「割烹旅館 二上(美やま温泉旅館)」がどのように立っていたのかが、まるっきり分からなかったが、
家に帰り改めてドラマを見たら、現地で見てきた場所とドラマが重なってきた。
【ドラマ1】建物(旅館)を背にして、道路に向かって撮影している。道路はバスに対して垂直にひかれている。
【現在1】右手が建物(ホテル)で左手が道路。
看板の位置は今も昔も、ほぼ同じようだ。
【ドラマ2】道路に出るまでは急こう配の坂になっているようで、坂を下った先に正面玄関があると思われる。
【現在2】道路とホテル敷地内は同じ高さになり、ここは建物の3階。正面玄関が3階になっている。
【ドラマ3】牛乳とハチミツを抱えて走るよっちゃん。
【現在3・4】ホテル隣の鍼灸院の板塀。
(撮った位置は【ドラマ3】とは反対から)
右奥が【ドラマ3】の走るよっちゃんの右手の板塀。
【ドラマ4】よっちゃんが一番上の道からターンしながら、飛び降り…
【ドラマ5】飛び降りたこの道は【ドラマ3】の道に通じている。
一段高くなっている上の道も削られ平らになり、片側1車線のホテル前の道路になった。
かなり段差のある地形だった所を、平らに均したのは大変な作業だっただろう。
絶対にこの場面はどこだか分からないだろうと、思っていたので判明して嬉しい!
百聞は一見に如かず…
やっぱり実物を見るって凄く大事、行ってよかった!
To be continued…