4月8日に、アメリカで皆既日食を見ることができました。
2017年の時には、西から南部に掛けて皆既日食が起こったので、
会社のテレビで眺めたのみ。
確かに周りが暗くなっていく様子を見ました。
あの時は、
オフィスから見える太陽を、
同僚が持っていたフィルター付きにメガネで見たので、
実感もなければ、感動もなく、と言う感じでした。
でも今回は、皆既帯の中での体験。
全然違う。
1時間前くらいから、徐々に太陽が欠けていくのが、
メガネ越しにわかるのですが、
まだあまり人は、空を見上げず。
プロ用の天体望遠鏡を持ってる人に見せてもらったり、
ワイワイ話したり。
15分くらい前から、徐々にみんな空を見上げ始めたのですが、
日食になる数分前から、
どんどん気温が下がっていくのがわかりました。
そして、周りも薄暗くなっていき、
いよいよ来た!と言う感じ。
大昔の人たちが、怯えたというのは、
なんかわかる気がしました。
月と太陽が重なった瞬間、
一瞬真っ暗になるので、
そこでメガネを外すと、
黒い月の縁から、
太陽の光(コロナ)が溢れ出して、
ゴールデンリングがビカビカに輝き始めました。
もう感動。
下の方には小さい丸い光も出て、
なんだかわからないけど、
すごいの一言。
ほんとに神秘的な瞬間でした。
たった3分弱なので、しっかり肉眼で見たいのと、
仮に写真に収められれば、
という、甘い期待で、
なんだかどっちつかず、
という感じになってしまいました。
結局写真はうまく撮れないので、
肉眼でしっかり見た方が、
感動は大きいと思います。
日食中は、真っ暗闇というわけではなく、
ちょうど日没くらいの明るさでしたが、
星もいくつか見えました。
ほんとに、たったの3分弱。
だけど、わざわざ足を運ぶ価値は、大いにありました。
今回は、親戚のうちに泊まったのですが、
親戚の家は、皆既帯から車で1時間ほど外れた場所。
90%カバーするから、
わざわざ行かない、というので、
私と旦那だけ観に行ったのですが、
やはり100%と90%では、全くの別物。
彼らは会社を早退してでもいくべきだったと思います。
難点は渋滞。
ものすごい田舎なので、侮っていましたが、
行きはスムーズに1時間で行ったところを、
帰りは4時間かかりました。
ホテルも、$600だったそうです。
たぶん日頃は$60というところではないでしょうか。
10倍。
これがテキサスや観光地だったら、
どんなことになっていたんでしょうか。
次は、日本で2035年に北関東で見られますね。
絶対に行こうと思います。