助産院でいろんなママのお話を聞いていると、心配になることがあります。
それは、夫婦のパートナーシップについて。
いろんな夫婦のカタチがあると思いますが、
どちらかが上とか下ではなく、対等な関係性であってほしい。
子どもはパパとママの関係性を見て育つので、
夫婦の関係性は、ジェンダーや人権の価値観に影響することがよくあるのです。
心配になるママたちの共通点は3つ。
自分で決められない
予約や問い合わせのお電話をかけてきたときに、
いちいちパパに確認しないと話が進まないことがあります。
まるで二人羽織のように。
ひとつひとつのやりとりを、
「ちょっとお待ちください(ごにょごにょごにょ)」のように、パパに確認しているのは、
自分で決められないのかな?
自分で考えられないのかな?
これでは対等な関係性は難しいだろうな…と、気になってしまいます。
②パパのサポートが生活の最優先
ときに「本気で言ってます?」と信じられないような、びっくりする発言をするママもいます。
たとえば助産院の予約を、
「どうしても都合がつかなくなった」とキャンセルしてきた理由が、
「主人のワイシャツをクリーニングに出し忘れていたので」
「パパの仕事が休みになったからお昼の準備をしないと」
「義理の両親が駅につく時間が変わったので」
いたって本気で話していたので、そんな関係性が日常なんだろうな。
その後も通院していたから、キャンセルの口実というわけでもなさそう。
ワイシャツをクリーニングに出すことが最優先なの…?
パパは自分で出しに行けないの…?
パパは一人で料理して食べられないの…?
義理のご両親は介助が必要なの…?
ママの予定はパパの都合でころころ変わっていいの…?
びっくりしますが、実際に出会ったママたち。
これでは対等な関係性とはいえませんよね…。
③モラハラに気がついていない
「育児しかしていないんだから」
「家にいるんだからオレの言うことを聞け」
「稼いでないくせに」
男性からのこれらの言葉はモラハラ。
でも、モラハラに気づいていないどころか
モラハラを助長してしまっているママも少なくありません。
たとえば、
「わたしは育児しかできなくて稼いでいないので」
「パパは稼いでくれているから」
「今は稼いでないんだから我慢しなきゃ」
このように、ママ自身が「稼ぐ人が偉い」と思い込んでいることがあります。
これでは対等な関係性は難しいですよね。
日常生活において
ママはパパがいないと決められない。
パパの予定が最優先。
パパは稼いでいるから偉い。
それが刷り込まれていくと、
子どもたちが大人になったときに、ジェンダーの価値観に影響を与え、パートナーシップにも影響を与えるのではないでしょうか。
子どもは両親のパートナーシップを見て育つのだから。
心配になってしまうママたちへ問いかけたいのは
あなたはどう思ったの?
ということ。
自分はどんな気持ちなのか
自分はどうしたいのか
そこに意識を向けることを大切にしてほしいと思っています。
夫婦相談のあとにいただいたお手紙から。
自分の気持ちをもっと伝えていいんですね。
今までは、結婚したら夫や義父母の意見を優先するのが当然だと思っていました。
さら助産院に通うようになり、自分自身を尊重することが大事だと言われてハッとしました。
それから「まだ断乳したくない」とか「まだ二人目を妊娠したくない」とか、自分の気持ちを夫に話せるようになりました。
最初は何て言われるだろうって怖かったけれど、「ふうん、わかったよ」と言われたのでびっくりしました。なんだ、ちゃんと気持ちを伝えてよかったんだって。
今では、以前よりも夫が大好きです。
よかった😊
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