乳首の長さが短かかったり、陥没や扁平乳首などで、直接吸わせることが難しいママにお会いすることがあります。
決してめずらしいことではなく、しょっちゅう。
ママたちのなかには、
もっと乳首が長ければ…
もっと吸いやすい乳首だったら…
「吸いにくい乳首でごめんね…」と、自分を責めている方もいらっしゃいます。
でもね。
たとえ産院で保護器を勧められたとしても、
平均サイズよりは短めな乳首だとしても、
赤ちゃんは
ママの乳首しか知りません。
大きくても小さくても短くても長くても、
赤ちゃんにとっては
世界一の乳首なんです。
※本文と画像は関係ありません
直接吸わせられずに悩んだ経験をしたママさんが書いてくれた体験記です。
出産時に助産師さんから「乳首が短いから保護器をつけて吸わせましょう」と言われたので、ずっと保護器を使用していました。
退院後も保護器ごしに吸わせていました。母乳だけでは足りなくてミルクも追加していました。でも、次第に保護器ごしでも大泣きするようになり、近づけるだけで大泣きするのを見たら拒絶されているようでショックでした。
そんなころ、さら助産院へ通いはじめました。
先生から、「これは決して嫌で泣いてるんじゃないよ、お母さん吸い方が分からないよーと泣いてるんだよ」と言われて気持ちが楽になったとともに、おっぱいを吸わせたいと強く思いました。
指導を受けたことを毎日続けたところ、初来院から2週間で直接吸えるようになりました。今では幸せそうに吸ってくれます。
ネットで検索すれば色んな情報がありますが、自分の問題点やそれに合った解決法は分かりません。
さら助産院に通っていなければ闇雲に色んな方法を試してものすごく遠回りしたり、そのまま何も解決できないままだっただろうなと思っています。
赤ちゃんに母乳をあげたいという、長い人生で今しかできない願いを叶えてくれた先生には感謝しています。
この方はどんどん母乳が出るようになり、ミルクは飲ませず母乳だけになりました。
さらに、
この手記を書いてもらったのは1年半前で、
最近、お2人目をご出産されました。
そして、
お2人目は、生後すぐからミルクがいらない状態に。
お久しぶりにお会いしたときに
「あれ?あの直接飲ませられなかった方と同一人物だよね?」と、記憶をたどるのに時間がかかったほど、とっても穏やかに母乳育児をしていらっしゃいます。
※本文と画像は関係ありません
さら助産院には、
乳首を直接飲ませられないご相談の方が多くお越しになります。
直接吸えるようになる方が、約95%。
※助産院でサポートすれば吸えてもご自身では難しいことや、吸えるまでに時間がかかることもあります。
また、はじめての来院が早いほど、早く吸えるようになります。
全く突出していない乳首だとしても、吸わせられるようになるんです。
「乳首の長さが短いから無理」とか
「扁平だからしかたない」なんてことはありません。
同じような体験をして、上手に吸えるようになったママたちがたくさんいます。
吸えるようになります。きっと。
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直井亜紀の書籍です。