陥没乳首や扁平乳首などに悩んでいるママは少なくありません。

 

吸わせられるように保護器をつけたり、

搾乳しながらがんばっている方が、よくお越しになります。

 

なかには、入院中に

「この乳首では吸わせるのは無理よ」

そう言われて、自信をなくしているママもいます。

 

 

あるママの経過をご紹介します

 

初めてのお越しは生後12日でした。

 

すでに母乳育児にあきらめモードで、

「もう限界」「自信がない」ようすがにじみでていました。

 

入院中に、「この陥没乳首じゃ吸えないんじゃないかな」

助産師から言われた言葉が刺さったままになっていて

 

「本当はおっぱいを吸わせたい」

「吸わせたいけれど、もうこれ以上傷つきたくない」…

そんな心の声が聞こえてくるようでした。

 

実際に陥没した乳首はひっこんだままです。

 

※画像をもとに忠実にイラスト化

 

吸わせていないため、母乳はかすかににじむ程度です。

(母乳は、吸わせなければとまります)

 

「お手伝いさせてもらえますか?」

 

そうお伝えして、丁寧にマッサージし、

吸いやすそうな角度を工夫してお口に近づけると、全力で吸い付こうとする赤ちゃん。

 

一生懸命に頑張っている赤ちゃんを見ながら、ぽろぽろ涙を流すママ…。

 

おっぱいを吸わせたいのは哺乳類の本能なのだから。

 

「吸えるようになるはず!」

そう信じていたので、数日後の再診約束とご自宅での課題をお伝えしました。

 

生後15日(来院2回目)。

 

ママは、出された課題に熱心に取り組み、お越しになりました。

 

マッサージすると、乳首が変化しました。

 

※画像をもとに忠実にイラスト化

 

そして…お手伝いしたら…

 

吸いついた!

 

吸わせた後には、さらに乳首が変化!

 

※画像をもとに忠実にイラスト化

 

さらに感動は続きます。

 

生後22日(来院3回目)

 

おっぱいのマッサージをすると…

吹き出す母乳!!

 

ピューピュー母乳が出るのを見たママの言葉は、

「こ、こわい」

「あ、ありえない」…

まるで信じられない!とばかりに、驚いていらっしゃいました。

 

母乳は「吸わせる」ことで出るようになります。

つまり、何度も吸せわたことで母乳量が復活したのです。

 

マッサージ後のおっぱいは、さらに変化。

 

※画像をもとに忠実にイラスト化

 

す、すごい。

乳首が進化している!

 

 

たったの1週間で、

「本当に陥没乳首だったの?」と疑うほどの進化です。

感動…泣泣泣

 

 

 

陥没乳首に悩むママに伝えたい。

 

乳首は進化します!

 

陥没乳首の診断を受けて、さら助産院にお越しになった方のうち、

生後1カ月までなら95%以上が

1ヶ月~2カ月までなら50%以上が、

数回の来院で直接吸えるようになっています。

 

なかには、2ヶ月の間に1度も吸えなかったのに吸えるようになった子もいます。

 

こんなに上手に。

 

 

 

女性・母親のからだって、とっても神秘的。

どれだけ多くのママにお会いしても、いつも感動しています。

 

※お伝えする内容やマッサージの方法はおひとりずつ異なるため、お会いしたことがない方へのコメントは控えています。