友だちが「なんでカンボにしないの?カンボがいいよ」って言うんです。
わたしはミルクも飲ませたいから混合にしたいのに。
混合だとなんでダメなんですか?
「なんでダメなんですか?」
という言葉からは、イライラした雰囲気が伝わってきます。
まわりの人から「カンボがいいよ!」と言われて、自分の決めたことを否定された気持ちになるのかもしれません。
この方のように
パパもミルクを飲ませられるようにしたい、
哺乳瓶にも慣らしておきたい、
だからミルクも飲ませたい、という希望をお聞きすることがあります。
※さら助産院ではカンボと言う表現は使いません。理由はこの記事に。
粉ミルクを否定するつもりは全くないし、ママの気持ちも尊重したいと思っています。
そのうえで、
母乳だけにすることに抵抗があるママに伝えたいこと。それは、
混合栄養よりも、母乳だけの方がラクだよ。
ということ。
それは、
ミルクを作る手間がないラクさではなく、
考えなくてもいいことがラクなんです。
たとえば、混合栄養であれば
「★時ごろに★mlのミルクを足したから次は★時ごろに飲ませなくちゃ」
「飲んだ後に吐いたから、次のミルクは少なめがいいかな」
「出かけるから念のために★ml持って行った方がいいかな」
「そろそろ★ヵ月になるからミルクの量を増やした方がいいかなあ」のように。
このように、考えることが増えます。
ただでさえ、育児中は考えることがたくさんある。
予防接種
寝返り
安全対策
お出かけ
お風呂
おむつのサイズ
離乳食…
だから、ミルクのタイミングや量について、考えなくても済むなら考えない方がラク。
さらに、
「お出かけのときにミルクの準備が不要」
「キッチンに哺乳瓶消毒スぺースが不要」といったメリットも。
「ミルクならママ以外が飲ませられる」という安心感もわかるけれど、わざわざ考えることを増やしてしまうのは大変じゃないかな…。
だから、
「混合栄養だとなんでダメなんですか?」と聞かれたときは、
ダメな理由なんてどこにもないです。
ただ、母乳だけの方がラクですよ。
そうお伝えするようにしています。
もしもこのブログの読者さんで、
「今からでも母乳だけにできるかな」と思った方は、できるだけ早めに助産院でお会いしたいです。
ミルクを減らす方法はたくさんありますよ。
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赤ちゃんに歌いたい、わらべ歌や動揺を集めたCD。企画・選曲・歌手をしています。
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