2003年公開。ジム・キャリー主演。
ニューヨークの街バッファローで、ブルース・ノーランはジョークとユーモアに富んだ話術を活かしたリポーターとして生活していた。
しかし日頃その仕事内容に不満を抱いていたブルースは、ゆくゆくはキャリア組として番組のアンカーマンになりたいと考えていた。
そうした生活の中、ある日ブルースはリポート中継の放送中に、次期アンカーマンが嫌味なライバルのエヴァンに決定したという発表を聞いてしまう。
ショックで逆上したブルースは、生放送中にも関わらずめちゃくちゃなリポートや放送禁止用語を発するなど暴走してしまい、TV局をクビになってしまう。
その事から恋人との仲も険悪になり、更には事故まで起こしてしまうブルースは、「自分だけがこんなにも不幸なのは神がちゃんと仕事をしてないせいだ!」と怒り、神への不満を叫ぶ。
すると直後、自分のポケベルに知らない番号からの着信があり、「君に仕事があるから伝えるビルに来い」と言われる。
不審に思いながらも行ってみると、そのビルには「自分は神だ」と名乗る一人の陽気な男がいた。
「神は無能で嫌な奴」というブルースの声を聞いていた神は、「それなら君がやるといい」と言って、ブルースに"全能の神"としての全ての力を与え、神の仕事を任せる事にする……―――――
ジム・キャリー!
以前アクターズ・シアター?という、ハリウッド・スターが毎回ファンの前で、今までの出演作品の映像を観ながらインタビューを受けたりエピソードを話したりするという番組を観たのですが、本当にこの人はサービス精神の塊というか…映画じゃなくても映画の中で演じてる役のような、明るくて面白いトークをしていました。
なんか、この人といると本当に毎日が楽しそうだなって感じがします。
でも実は顔も結構良いし、劇中でも白いパンツが映える位スタイルが良くて性格も明るくて…という感じの人なのに、彼の作品の多くがコメディで、しかもかなりのカロリーを消費しそうな早い台詞と変顔の数々だという所が、気取ってない感じがしてとても好きです。
たまに原田泰造と似てますよね!(笑)
そしてこの映画ではまさに、ジムのイメージぴったりの"ギャグのセンスがあるキャスター"という役を演じているのですが、このブルースはいわゆる"gift"=神の贈り物に気付いておらず、不幸なのは自分だけ…と考えて不満を洩らすという、はっきり言って自己中なやつです。
ブルースは、おかしな格好をして茶の間の笑いを取るような自分の仕事を「バカみたい」と嘆いているのですが、この、人を笑わせられるセンスこそが彼への神の贈り物であり、その贈り物は人によって違うという事に気づかなければいけないという事が観ていて伝わってきました。
きっと、アンカーになりたいというブルースの理想と上昇志向はとても大切なものだと思うけれど、自分の持っている人と違う良さに気付いた時、もっとよりよい奇跡を残せるものなのかもしれませんね。
実際そんなブルースのよい部分を知っているからこそ健気な迄の恋人も、最後まで彼を見捨てずにいてくれます。
giselleだったら「あんたいい加減にせぇよ!」ってなっちゃいそうです。(笑)
あの彼女こそをブルースはgiftをもって大切にしていく事で、彼にしか出来ない"普通の奇跡"を起こすことが出来るのだろうなと思いました。
あとはライバル役で出てるスティーヴ・カレルがとてもイイ感じでしたね!
giselleは彼を「ゲット・スマート」で見てからのファンなんですが、ブルースの時点でもうこのような演技だったのですねw
笑いました(笑)
実は先に「エヴァン・オールマイティ」を観ていたのでここでは順序が逆になってしまいましたが;;
そして最後に書きたいのは、giselleの大好きなモーガン・フリーマンが演じている神様の事です。
この映画は約10年程前の作品ですが、割と近年の物とはいえ、アメリカで作られた映画で世界中の万能の神の役に、黒人のフリーマンを持ってきたというさりげなさに、思った以上に心が動きました。
まぁ彼は大統領も演じているし、現実に黒人の大統領も誕生したりと、明らかに風が変わってきているという証拠なのですね。
日本はそこまで黒人差別にピンと来ない国だと思うのでアレですが、このキャストを考えた監督は、このさりげなさがとても素晴らしいなと感じました。
またフリーマンのちょっと茶目っ気のある神様がとてもいい味出してて…(笑)
本当に、彼が少しでも話に出てるだけで、giselleは色んな作品で「この映画を観て良かった!」って思えます。
「マスク」と違い、ちゃんとファミリーで観られるジム・キャリー作品だと思うので、気になったら観てみてください。(笑)
それでは

