こんにちは。
今日もお越しくださってありがとうございます。
札幌で、個人契約のプロ家庭教師、
メンターとして活動させていただいています
わたなべと申します
そろそろ本格的に春へ向かう陽気になってきていますね。
先日すこし暖かいときがあって、いったんここ数日のように冷えて、
いよいよ北海道も大地の根っこから温まってくる時期でしょうか。
(ちょっと大げさ笑)
前回(記事:「そもそも『学校』って、どうして通うの??(1)」)、
前々回(記事:「そもそも『学校』って、どうして通うの??(2)」)と、
どうして学校に通うのか、ということについて考えています。
ある意味では、不登校という現象が起きる背景ともいえるかもしれません。
そこで、今回は、学校に入る前にお家でどのようなお話をお子さんとすることができるのか、
ということを一緒に考えてみませんか
前回お話しした通り、小どもたちは、
学校でどんなことをするのか、自分自身が何を学びたいのか、
という点をよく自覚できないまま進学してしまっているのかもしれません。
もちろん、小さいうちから確固たる学習方針とか、
人生の生き方とか目標とか、決して揺るがぬ座右の銘(?)とか、
そういうものを携えて学校に行こうというのは不可能ですよね。
可能なお子さんはそれはとてもすばらしいですが(イチローのような)、
むしろ、内容的に確定することは自分を縛ることにもつながりかねないので、
僕個人的には、学校へ「これを学ぶために入る!」という固定は不要ではないかと思います。
ただ、それ以前に、
・学校で学ぶということ自体、
・学校で過ごすということ自体、
・それが自分の生活の大きな割合を占めるということ、
これらについて小どもたち自身が彼らなりに納得して、自覚することが大切な気がします。
そこで、これらの点をお子さんが自分なりに自覚、発見していけるように、
ご家庭ではどんなお話や接し方をするとよいでしょうか。
(僕も正解は分かりませんけど、たぶん正解はありません。一緒に検討しましょう)
普段お子さんたちと勉強していて耳にすることを挙げてみると、
「そもそも学校なんて行かないでよければ絶対行きたくない」とか、
「学校の授業がクソなので、もう必ず寝ることにしている」
「寝るときに姿勢をきちっとしておくと、考えているように思われて先生にも注意されない」
といった話がよく出てきます。
僕も、小どもたちのこういうお話を聴きながら、
なるほどね~、学校ではきみはそんな感じなのね~、
などと感想を持っているのですが、
よく考えてみると、とても不思議なような気がしてきました。
彼らは、何かを「学ぶ」場所である学校に通っているのに、
そこで学んできたことについて、ほとんどお話ししてくれないのです。
(ちょっと偏っていますが)上の例では、いかに授業をかわすかとか、時間をつぶすかとか、
ばれずにだらけるかとか、そういう視点ばかりです。
これは、周りの環境の影響を受けやすい小どもたちであることからして、
彼らの周囲でも同じようなムードが濃いということを示していると思います。
このムードを和らげるひとつの手段として僕がオススメできるのは、
学校での出来事について、お家でたくさんお話を聴いてあげることです。
このとき、成績や点数、お子さんの「出来具合」という側面だけではなく、
単純に学校でどう過ごしているか、ということ全体に関心を寄せることが大事です。
そうするうちに、お子さんが学校や学校生活についてどのように感じているかが推し量れます。
お話を聴いているお家の方の側でも、自分のかつての学校生活のことなども思い出され、
お子さんとご家族にとって、学校がどのような位置づけなのか、
深く共有していくきっかけになると思います
そのようなやり取りの中で、お子さん自身も学校での出来事を自分の経験とし、
彼らなりの学校への向き合い方を創っていくのではないか、と考えています。
(僕自身も、小さいころ帰宅すると母から学校でどんなことがあったかを尋ねられ、
もうしつこくてうるさいと感じつつ、その在り方がいまの自分の生活なんだなぁ、
と感じた記憶があります。)
この事柄についてはいくらでも探究することがあると思いますので、
また折をみて記事を書いていきますね
お家でのお子さんとの接し方も、お家の数だけ適切な形はあると思いますから、
これから継続的に考えていきたいところです。
今日もお読みくださってありがとうございました。
参考になるところがありましたら幸いです。
わたなべ