高校入学時は、「医学部に行きたい」とか「悪くても国公立」と豪語(?)していた生徒が、高校数学や理科に耐えられず、いつの間にか私立文系に流れていくケース。
今まで嫌というほど見てきました。
そう言う私自身も、高校入学時には考えもしなかった大学に行くことになり、当時思い描いていたものとはかけはなれた人生を送っております(笑)。
まあ、人生とはそういうものと言われればそれまでですが、改めて初志貫徹って難しいなと思います。
親御さんの思いも一緒ではないでしょうか。
小学生の頃に抱いていた我が子への期待。
その期待通りに子供が育ってくれたなんてことは、まずないですよね。
以前、私の友人が言っていました。
「親は子供に裏切られてナンボ」だと。
まさに「名言」だなと思います。
子供がみんな親の期待通りに育っていたら、世の中、お医者さんと公務員だらけになっちゃいますから(笑)。
いよいよ今週末は大学共通テストですね。
受験生が今このブログを読んでいるはずもないでしょうから、親御さんに向けて書かせて頂きますが、私の今までの経験上、受験生本人が今思い描いている目標点に達する生徒は少ないはずです。
多くの受験生は、自己採点をした後に一旦地獄に落とされることになるでしょう。
残念ですが、それが受験の現実です。
ただ、初志貫徹が出来なかったとしても、悲観することはありません。
その結果が自分の今の実力であるということを認め、新たに与えられた環境の下で頑張ればいいだけの話です。
以前、中学受験を終えた生徒の親御さんが受験前におっしゃっていました。
「どこの学校に行くことになっても、その学校が今の息子にとって最良の学校だと思っています」と。
結果的には第一志望校に受かることが出来ましたが、親御さんがそのくらいの余裕を持つことが出来れば、少なくとも親子関係に亀裂が入ることはなさそうですね(笑)。
初志貫徹できることは素晴らしいことです。
でも、人生の全てが自分の思い通りに行くことなんてあり得ません。
受験は、それを学ぶ良い機会だと私は捉えています。
今与えられている環境が、自分にとって最善の環境であると信じて、自分に出来ることをしっかり全うすることの大切さ。
受験を通じて、学んでもらえたらいいですね。
何はともあれ、受験生たちの健闘、心より祈っております。
頑張れ受験生!
☆生徒募集状況☆
現在、新規生の募集は停止中です。
キャンセル待ちのご予約は随時承っております。
体験授業ご希望の方はお問い合わせください。
家庭教師のお問い合わせはこちらから。