今回のエピソードは、ロンがミドルトン高校のマスコット「マッドドッグ」になる、という話ですが、同時に、ドラッケンが、どうして悪者になったのか?、そして、彼とキムパパが、実は大学の同級生だった事が判明するという内容です。

さらに、キムが、パパの過ちを教訓として下す決断を通じて、ロンとの友情の大切さを見つけることになります。


あらすじ・・・。


学校、廊下。

進路指導室(?)から出て来るロン、「僕の人生は終わりだ・・」


ブエノナチョ。

落ち込んで食欲も無いロン。

進路指導で、大学受験に有利だからと、部活を勧められたらしい。

キムは、マスゲームや弁論部などを勧めるが、ロンは乗り気じゃない。そして、部活の良さをアピールするように「チアリーダーってサイコー」と言うと、ロンは「いいねぇ」と乗り気になる。

キムは「アンタには勧めていない」と、まさかのロンの反応に驚く。


キムの家。

キム「私の人生、終わった」と、キムママに、ロンがチアリーダーをやると言っていることを告げるが、キムママは「カワイイじゃない」と、気にも留めていない。

ママはパパに、電話で夕食のピザの注文を取る。


ロケット研究所。

ママからの電話を受けるパパ。しかし、装置に寄り掛かって、ロケットの発射ボタンを押してしまう。

天文台のボブ・チェンから、そのことの問い合わせの電話が来る。そのチェンの背後には、怪しく光る赤い光。

チェンが、週末の同窓会の話題を切り出すが、キムパパは、軍がロケットをマークしている事に気付き、電話を切る。

そして、、チェンは、怪しい奴らに囲まれていた。


チアリーダー部室。

ボニー、「こんなの絶対に止めさせて」と、キムに、まくし立てる。

キムも同じくらい頭に来てると、同じ意見であることを主張するが、ロンのことを「負け犬じゃない」というボニーには、キッパリと「ロンは負け犬じゃない」と反発。


体育館。

キムは、ロンが本気なのかどうか?気になっていたが、ロンは、マスコットをやりたいと、映画用のメーキャップセットで作ったブルドックのマスクをかぶり、その口から泡を吹く演技までしてみせる。

しかしボニーは、「サイテーなアイデア、みんなに笑われて、学校中でコケにされる」と、ロンを罵る。

ロンは、キムが味方してくれると期待したが、キムの意見もボニーと同じ。

ロンは、ちょっと「ふくれた」感じで、立ち去る。

キム、後ろめたい気持ちなのか、そんな視線でロンを見送る。


キムの家。

キムは、パパに相談があると言って、ロンの事を話し出す。

(パパは最初、ボーイフレンドの事かと思って、それならママに・・・と切出すが、キムから論のことだと知らされて、安心・・・?・笑)

みんながロンのことを馬鹿にするけど、自分は味方すべきかどうか?、とキム。

キムパパは、大学時代の仲間について話し出す。

ダンスパーティーの相手を探していた仲間のドゥルーが女性のダンスロボット(ビービー)を作ったが、出来が良くなかったので、みんなで彼を笑い者にした、というエピソード。

「ドゥルーは大学を辞め、彼は、僕らを許さない、しかし、そんな仕打ちをした僕たちも、心のどこかで、自分たちのことを許せない・・・」とパパが話す。

そしてキムに、「ロンの夢を叶えてやるかい?」と問うが、キムは、少し考えて、「やっぱりダメ、あのマッドドックは、くだらな過ぎる」と答える。


学校、ロッカー前。

ロンはキムの話を聞いて「それは君の意見だろ?」と、ムカついてる。

キムは「チアリーダー全員」だと答える。

そこへウエイドから連絡。

天文台のラメッシュ教授から助けを求めて来て、パートナーのチェン教授が行方不明とのこと。キムは、パパの知り合いだと言う。

ロンは、キムとは別行動で移動する事に・・・。(気まずい思いがそうさせる、と思います)


天文台の前。

キム、交通情報のヘリ(ダラス)に乗せてもらった。

ロンの居場所を確認するキム。

ロンは、自転車で上り坂を移動中。「シー、シー」と、口で雑音の擬音を入れつつキムと交信。「雑音で聞こえない」とうそぶいて、イタズラっぽく笑う。

キムは、そんなロンに、「お子ちゃまっ!」と、一言。(キムも、つばきを出しながら「シーッ」と言ってますが、キムニケーターから離しているので、ロンには聞こえてないと思います・笑)

と、その時、天文台から爆発音。


天文台の中。

ラメッシュ教授を迎えに来たいう、ロボット(マネキン型?)3体、ビービーと名乗る。

そこへキム。

ロボットは、キムを分析、「危険度ゼロ」という答えに、キムは、「あんまりじゃない?」と、ジャンプして、戦闘態勢を取る。


一時は、ラメッシュ教授を確保するが、ロンが遅れて到着し、「お子ちゃま」発言が聞こえたと言ってダウン。ロンに気を取られてる間に、教授をさらってロボットは逃げてしまう。

あの3体は、殺人ロボット、ビービー。

キムが手掛かりを探してる間、ロンは、写真立てを見つけ、そこに映っている3人の中にキムパパがいることに気づく。そして、ルーファスが、映っている2人が誘拐された事、次に狙われるのはキムパパであると説明している。

ロンは、キムに言おうとするが、「やるべきことは判っている」と、キムには内緒の行動に出る。


キムの家。

キムパパ(?)が、車で出掛けようとするが、そこにビービーロボットが現れ、車のルーフを破り、キムパパを誘拐。


学校、体育館。

チアリーダーの練習中に、キムパパが現れる。ロンを探しに来た。

パパは、ロンが車に穴をあけて、いなくなったと言う。

キムが不審に思って事情を聞くと、パパは、任務と言って家に来たんだと説明。


ドラッケンのアジト。

リング状の光線に閉じ込められている3人。(チェン、ラメッシュ、キムパパ)。ビービーロボットが監視してる。

そこへドラッケンが現れる。

2人(キムパパ以外)が、ドラッケンのことを「ドゥルー・リプスキー、お前か?」と、問い掛ける。

すると、キムパパのマスクをかぶっていたロンが「違う!、彼はドラッケン、全世界の敵だ!」と叫ぶ。

ロンを見たドラッケンは、「近くにキム・ポッシブルがいるな?」と警戒するが、ロンが「いない・・・」というと、何故か最高の笑顔(?)・・・。


パパの車で移動中。

キムは、ウエイドに、ロンの居場所を探させる。

そして、パパ(運転手)に、もっとスピードを出せないの?と急かすのだが、パパは「ここはスクールゾーンだぞ」と、キムを睨む(笑)。


ドラッケンのアジト。

キムパパのマスクを振り回し、凡ミスだと言って、再びビービーロボットのポッシブル博士を連れてくるよう命令するドラッケン。

そして、これが学生時代に馬鹿にされた仕返しであると告げる。

さらに、キムとポッシブル博士が親戚かどうか尋ね、ロンが「そうだ」と言っても信用せず、「どこにでもある名前だ」とうそぶき、電話帳で確認しようとする。


ミドルトンホテル。

キムたちが到着。

しかし、ホテルでは睡眠ガスによって、みんな倒れている。

奥へ進むキムたち。ホテルのカウンターに電話帳を持ったドラッケン!


大広間に入り、電灯のスイッチを入れるキム。明るくなり、ロンが「黒幕はドラッケンだ」と言う。

そこへ、電話帳を持ったドラッケンが入って来る。「判ったよ、ミドルトンには、ポッシブルは1つだけだ」

そして、キムが、大学時代の同級生の娘であることを知るドラッケン。

同様に、娘の敵が、同級生だったと知るキムパパ。

ドラッケンは、大学時代に友だちみんなに笑いものにされたことを恨んでいて、途中で辞めたため、同窓会にも呼ばれず、だからミニ同窓会を開いたのだと説明。

そして、ビービーロボットを呼び戻すが、戻ったビービーロボットは、自分たちは完璧であり、ドラッケンに従う必要は無いと結論。ドラッケンに向かって行く。

キムは、「なんだか変な感じ」と言って、ビービーロボットに飛び乗り、頭を同士討ちに、ぶつける。

で、諸々格闘がありまして、キム、捕まっちゃいます。

ロンは、「優秀な科学者がいるのに、誰もキムを助けられないのか?」と、言うが、チェンとラメッシュは天文学者だ。そしてドラッケンは、「女同士のケンカ、放っておけ」と、相手にしない。

キムパパは、キムニケーターでウエイドに、妨害信号(高周波、大音量)を出すよう指示。

ビービーロボットは、その攻撃の危険度を「異常に高い」と分析し、キムニケーターを破壊しようとするが、失敗し、システムが崩壊、自爆的に壊れ始め、キムがとどめの攻撃。

(キムのとどめの攻撃の際、キムパパは、「いつもなら暴力は許さないが、あのロボットは別だ」と言っています。)

ロボットは、爆発しバラバラに分解。

キムは、妨害信号を止めて「さすがパパ」と言うと、ドラッケンが逃げ出そうとする。

キムが「同窓会は、どうするつもり?ドゥルー?」と、立ちはだかると、背中にしょったロケットパックを噴射し、逃げようとするが、首が天井に突き刺さる。


キムの家。

キムパパと、チェン、ラメッシュの3人、ピザを食べてる。

キムパパが「僕らがあの時笑わなければ、悪い科学者には、ならなかったかもな・・・」とドラッケンのことを話してるのを聞いたキム。


キムの部屋。

ロンのマッドドックについて、

キムが、ロンに「アンタを馬鹿にしたけど、悪者には、ならないわよね?」と、尋ねると、ロンは「なると言ったら?」と答えるが、「OKする理由には、ならない。だけど、親友だからOKする」と言って、認める事にした。


バスケの試合。

ハーフタイムショー。

キムたちのチアリーダーのパフォーマンスに続いて登場するロンのマッドドック。喝采を浴びている。

ボニーが「客にウケてる」と言うと、キムも「私もビックリよ」と感心して見入ってる。

泡を吹き、撒き散らすマッドドックのアップ・・・で、おしまい。


ん~、教訓話が続きますね。

当初の企画では、たぶんこんな感じで、キムが成長していく過程をサブストーリー的に繋げて行くという狙いがあったのでしょう。実際、キムは精神的にも成長した感じで、第2シーズン以降活躍しています。

ところどころでのキムパパの教育的発言は、父親の厳格さと言う意味で、面白さをアシストしてますね。

今回のキムは、性格が「悪い」(?)方のキムです(爆)。

自分勝手に、ロンをカッコ良くしようと考えて、・・・で、やっぱり、いつものロンがいい、という結論に達するわけですね。

ロンも髪型が変わって、自分を見失う、という雰囲気なのですが、上級生(年上の女性)に注目されるロンに、キムが「やきもち」を焼いている感じが、なんとなく面白いです。


あらすじ・・・。


キムの家。

キムは、飼い犬のプードルを誘拐犯から助けてもらったお礼としてやって来た、フランスのヘアデザイナー「フランソワ」に、ロンの髪形を変えてもらうべく、カットを依頼。

キムママが来て、どうしてここで切るのか、尋ねられるが、「ロンのため、ロンはきっと感謝する」と、説明するキム。

髪はバッサリと、だいぶ切られている感じ。

仕上げにジェル「ル・グープ」を使って、出来上がり。

鏡を見て驚くロン。


学校、ロッカー前。

用品室(?)から出て来ないロン。恥ずかしいらしい。

キムは「絶対、カッコ良くなってる」と言って、ロンを誘き出すが、バケツをかぶって出て来るロン。キムは、「その方が、恥ずかしくないわけ?」と、問う。

すると、ロンは、バケツを取って(・・・も変な帽子も被ってる)で、「おしゃれな髪型になって、自分を見失う。本来の良さが無くなった」と力説する。

キムは、「ごめんね、今の私には、これしか出来ない」と言って、ロンの帽子を取って、「みんな見て!ロンの髪型が変わった」と、廊下を走りながら、みんなに言いふらして行く。

ロンは「帽子を返せ」と、キムを追い駆け見失うと、そこには妖艶(?)な上級生がいた。

彼女は、「あなた誰?、素敵な髪型ね」、「じゃあ、またあとでね」と、流し目を送りつつ、立ち去る。ロンは「この髪、良い!サイコーだ」と喜ぶが、髪の毛がはねてしまう。


下校途中。

ロンは、キムを待ち伏せして、はねた髪を直すため、フランスに行ってフランソワから「ル・グープ」を買おうと提案・・・。キムは文句を言うが・・・。


飛行機。

吹雪の時、助けてくれたお礼で、送ってもらったキムとロン。

ロンの髪型を「おしゃれ」だという、アテンダント。


パリ、フランソワの店。

・・・から出て来る、キム、ロン、フランソワ。

フランソワは、「服あっての髪型」だと言って、服装を何とかするようアドバイス。

通りすがりの女性が、すれ違った際に「ボンジュール」と声を掛けるロンに見とれ、地下に入る階段から落ちる。

ロン、もててます(?)。

それを見たキムは、「髪型を決めるジェルが、世界で一番重要なの?」と、逆切れ状態(?)。(笑)。

すると、あたりが急に暗くなる。停電のようだ。

キムがウエイドに連絡を取る。

ニュース情報では、ヨーロッパ全域が停電。

キムは、ヨーロッパの送電網をキムニケーターに繋げさせ、乗り物の手配を頼む。

ウエイドは、以前助けた、フランスの航空会社に頼む事にする。


ヘリコプターの中。

しかしそれは、ウエイドが遠隔操作する、無人ヘリだった。

怯える、キムとロン。

「軍は、危険すぎて、人が乗れない任務で飛ばしてる」とウエイド。(遊ぶな!ウエイド!・爆)。

電気の使われている場所が判るが、それは地図に載っていない島。

島を発見し、着陸。


島。

高い壁に囲まれた場所。

フックガンで、その壁に、登ると、巨大な電球と、それで日焼けしているマッチョな少年(?)。

キムが塀から飛び降りて(ロンも一緒)、「こんばんは」と挨拶すると、「パパ、誰か来たよ」と、父親を呼ぶ少年。

現れたのは、セニョール・シニア・シニアという、紳士。そして、少年は、息子のセニョール・シニア・ジュニア。

キムも自己紹介。

ジュニアは、ロンの髪型を誉める(ジェルは、お互い、「ル・グープ」らしい。)が、服が合ってないと忠告。

シニア・シニアは、室内スキー場でスキーをしようと思っていたところらしい。(メチャクチャ金持ち)。キムたちに、美味しいジュース(パック入り)を勧めると、キムは珍しく「頂く・・・」ことに。


セニョ-ル・シニア邸の中。

ここが電気を使い過ぎて、ヨーロッパ中、停電になっていると伝えるキム。

そして、「エネルギーは、大切な資源だから・・・」と、節約するよう説得するキム。大きな太陽灯を消すよう進言すると、ジュニアが「ポップスターになるには、小麦色の肌がいるんだ」と、文句を言う。

ロンは部屋の中を観察して、「基地みたい」だと言う。

さらに、「こういう家に住む人なら、世界征服も出来る。」

「通信妨害システム、ミサイル、室内の仕掛け・・・自動レーザー銃、ピラニアの池」などなどを説明。逃げる時のために、洞穴のモーターボート、それに巨大なコマの破壊マシーンなどのアイディアを提供する。

キムは、「蛍光灯に替えれば節電出来る」とシニアに伝えると、そんなロンを「いいからもう行こう、帰って宿題やらなくちゃ・・・」と、引っ張って帰る。

シニアは、ロンのアイディアを聞き、「金も時間もある、おもしろい・・・」とつぶやく。


キムの家。

夕食の前。

キム、シニア邸に行った話をしている。

弟たちは、殴らなかったの?と聞いてくるが、電気を使い過ぎてるだけで殴れない、と返す。

キムママが、料理を持ってくるが、それは「脳」そっくりに作ったミーとローフ。

思わず気持ち悪くなるキム。かなりリアルに作った様子。

キムは、ロンのことが気になるのでと、食べずに自分の部屋へ・・・。


キムの部屋。

ロンに連絡を取るが、家(部屋)には、いないよう・・・。こんな時間に、部屋にいない事に文句を言うキム。(心配というより、上級生にモテていたロンに、やきもちを焼いている感じ、・・・可愛い・笑)

ポケベルを鳴らすが、反応なし・・・。


モールのブティック?

ロン、試着室であれこれ、チェック中。

ルーファスがポケベルに気付くが、ロンは、忙しそうで、相手にしない。


キムの部屋。

パパが来ると、キムは友だちへの世話焼きについて聞くのだが、パパは、実験用のネズミ(ピンキージョーと言う名前のネズミ)に武器(ロボット)を与えて、学校の半分が壊された話をする。キムが聞きたいこととは、またまた関係の無い話だった(爆)。

キムは、「おせっかい」だったと気付く。

ママが来ると、パパから聞いた話をして、パパの話が、この状況に適切かどうか確認?(笑)。

とにかく、キムママはキムに、「だから言ったでしょ?」と、常套句(笑)。

(このあたりのシーンは、短縮版では、ごっそりカットされていますが、女子高生キムの悩みと、家族の関係が、赤裸々に(爆)表現されていますので、大変面白いです。)


学校、ロッカー前。

キム、ロッカーの中のものを何やらやってると、ロンが来る。

キムは、最初、顔を上げずに、プリントか何かに目を通しながらロンと会話。

「昨日、ポケベルならし・・・」

そして、顔を上げて、ロンを見るなり、ビックリする。ロン大変身を遂げている(爆)。

ブルーのネックシャツに、ライン入りのパンツに、ブーツ姿。

キム「どうしちゃったの?」

ロン「ロン・ストッパブルは生まれ変わった・・・」

で、・・・通りかかった上級生アメリアをランチに誘うと、「いいわよ」という返事。

一緒に、立ち去るのを見送るキム・・・「ピンキージョー・・・」とつぶやく。

(つまりキムは、カッコイイヘアスタイルと言う武器を、ロンに与えてしまったことを後悔している、と言うことでしょう。)


廊下。

生徒たちの往来に踏み潰されそうになるルーファスを助けるキム。


食堂。

アメリヤたち上級生に囲まれて話をしているロン。

キムが来て、連れ出す


廊下。

ルーファスを置き去りにしたロンを責めるキム。

ロンは、新しいズボンには、ポケットが無いからと説明。

そこへアメリヤが来て、「教室まで送って・・・」と言われたロン、送って行く。

キムは、ルーファスを自分のポケットに入れて、自分のロッカーへ。


ロッカー前。

ポケットから、ルーファスをロッカーの中に出して、「前のロンの方が良かった」とつぶやくキム。そこへウエイドから連絡。

キムは、セニョールシニア・シニアのことを、「金持ち、でも害は無い」と思っていたのだが、そのセニョール・シニアが西ヨーロッパの電気を使い切ったらしい。

キムは、ライトを消すよう言いに行こうとするのだが、事態はそれでは済まない様子。

彼はさらに、「良さそうな島をよこせ」とヨーロッパ同盟に要求して来た。

キムは、ロンを連れて、「ヨーロッパを救いに行く」ことに・・・。


パリ、ロンドン、ベニス(?)が、次々と停電していく。


セニョール邸。

シニア、悪者の教本を見ながら、「悪の忍び笑い」の練習。

ジュニアに、電話があったか確認するが、ジュニアは、伝言などは受けていない様子。ジュニアに教育的指導(?)を行うシニア。

すると、監視モニターに、キムとロンが侵入して来る様子が映る。


セニョール邸の外。

ロンは、アメリアが、自分の事をブラッド・ピットと呼んだ事をキムに話すが、相手にしないキム。(ごもっとも・・・笑)

セニョール邸を囲む塀には、警戒用のサーチライト。

そして、岩山の崖には、ミサイル発射装置が埋め込まれている。

キムは、「アンタが、ご丁寧に教えて上げたおかげ・・・」と、ロンを責める。

ロンは、「アイデアを出したのは僕だけど・・・ミサイルまで僕のせい?」と反論するが、「100%アンタのせい」とキム。(まったくもって、ごもっとも・・・)

塀を越えて、中へ入り、巨大な変圧器(コンセントの形をしている)を発見。

ドアをノックして(というより、叩いて・・・か・・・)、家の中へ入る。


セニョール邸の中。

池を作ったが、ピラニアは、月曜まで入らないと、説明するシニア。

インターネットで、世界征服のハウツー本を買って、そこには、君が戻ると書いてあったと言うシニアに、キムは「警察に自首しようという箇所は、もう読んだ?」と皮肉を言う(笑)。シニアは、「今読んでいるところは、君に、私を止めても無駄だ!というところだ」と、返す。

その時、ロンが顔に、ニキビが出来たと言うが、それは自動レーザー銃の赤外線センサーが当たっているってこと。キムは慌ててロンを抱かかえ逃げる。

キムはまたまた、ロンのアイデアが実行された事を言うのだが。ロンは、「ちゃんと聞いてたんだ」と逆に感心する始末。

レーザー銃から身を隠し、怒るキム。

シニアは、「ターゲットはミドルトンだ」と宣言し、ジュニアにミサイルの操作を命じる。ジュニアは、「今度はミサイル番かよ」と、不本意な役目に不平を言いつつも、従う。

キムは、ロンに、「シニアは任せて!ジュニアを追って」と指示。

そして、ルーファスに、「ロンを見てて。何かの拍子に、前のロンに戻るかも?」と言って、送り出す。


キムは、レーザー銃の攻撃を振り切り、レーザー銃を同士討ちで壊すが、シニアは次の手段として、巨大コマの破壊マシーンのスイッチを入れる。何台もの巨大コマが現れる。


ミサイル発射室(?)

「何で僕がこんなこと・・・」と文句を言いながら、ミサイルの発射装置を操作するジュニア。そこへロンが来る。ジュニアに体当たりするロン、格闘になるが、ジュニアがロンの髪型をグチャグチャに・・・。

ロンは、慌てて櫛を取り出し、髪の手入れ。その間にジュニアは、発射装置へ戻る。

しかし、今度はロンが、ジュニアの髪型をグチャグチャに・・・。

そのやり取りを、何度か繰り返した後、ロンの櫛を奪い、折ってしまうジュニア。

ロンもジュニアの櫛を奪おうとして、格闘し、櫛は、バルコニーの先端にすべり流される。


一方キムは、必死に巨大コマから逃げ回るのみ。


ロンはジュニアと格闘の最中、ふと、鏡面仕上げの壁に映る自分を見て「誰これ?」と、するとルーファスが、ロンの髪型をグチャグチャに・・・。

その髪を見たロンは、これが自分本来の姿である事に気付く。

そしてルーファスは、ジュニアの櫛を蹴飛ばして、海の方へ落とす。慌てて拾いに向かうジュニア。ロンは、ジュニアを見送ると、ミサイルを格納するよう操作。


セニョール邸の中。

巨大コマに追われているキム。ロンが助けに来る。

ロンは。コマに鉄の棒をぶつけ、向きが変わった隙にキムを引っ張って、安全な場所に隠れる。巨大コマは同士討ちなどの末、爆発したり、勢いが弱まり、止まる。


キムは、ロンに、「もう誰にも、巨大なコマを買えなんて言わないでよ」と警告し、「アドバイスする時は、小さなことにも注意して・・・」と、言うが、ロンが、「例えば、髪形変えたら?」とかというと、「ゴメンね」と謝る。

その間に、秘密の洞穴からモーターボートで逃げるセニョール親子。


学校、ロッカー前。

ロン「僕の人気は、髪型のせいじゃ無かった。自分に自信を持ったせいだ」と、自信満々に、アメリアをデートに誘うが、あっけなく断られる。

(オチとしては、人気の秘密は、髪型だったってことなのね・・・)


キムは、ロンに飛びつくルーファスを「だし」に、「元のアンタが好きな子もいる」と言って・・・おしまい。


前半と後半で、キムの性格がだいぶ違いましたね(笑)。

自信過剰なキムには、いい薬になった・・・ということなんでしょうか?

ロンが、シリーズ中、最もモテたエピソード?・・・ということで、#35~からの「タイム・ポッシブルⅠ~Ⅲ」でも使われることになります。

今回も、キムはあまり活躍してません。逃げてばかりで、ロンに助けられるという珍しいパターンです。このあたりのエピソードでは、まだまだキャラクターの性格付けが安定していません。

ジョシュに憧れるキムと、ロンが気になるキム。

ロンをカッコ良くして、周りから認められる男になって欲しかったと考えると、合点が行きますよね?キムは、周りの評価を気にするタイプ、ありふれた女の子なのですから・・・。


それにしても・・・、

セニョール親子が悪者になったのは、ロンのアドバイスのせいだったなんて・・・(爆)。


キムとロンの「脳みそ」が入れ替わるお話・・・。

良く使われるシチュエーションですね。

ただ、表現上は、声(=人格)が入れ替わってるだけです。

キムの顔からロンの声が、ロンの顔からは、キムの声が・・・。

見てる方は、まぁ、さほど混乱する事も無いと思いますが、ややこしいには、ややこしいです。ってゆうか、オイラのように、文章にする時は、ちょっと困りますね(爆)。

作画のスタッフは、もっとややこしかったと思いますが・・・。

1箇所だけ、あれっ?と思う場面がありました。


ということで、


あらすじ・・・。


学校、体育館。

キムたち、チアリーダーの練習中。大会が近いらしい。

ボニーは、キムの「余計な動き」を牽制するが、それが優勝につながるとキムが主張。

そこへロンが大事な事があると、キムを呼びに来る。

ロンが「こいつが、助けてくれって」と言って差し出したキムニケーターには、ドラッケンが映っていた。「なんで

?どうして?」と事態を飲み込めないキム。

だが、そのドラッケンは「アメリカ軍のドブス二等兵」だと名乗り、ドラッケンが変なマシンで、彼の脳とドラッケンの脳を入れ替えたと言っている。そして、「もう切らなきゃ、変な女(シーゴーのことでしょう・笑)に殴られる」と言って、通信を切る。キムは、ウエイドに、詳細を調べさせる。


廊下~ロッカー前。

ロン、キムがチアリーダーの大会の事で不安になっているのを、「君なら大丈夫!」と言って励まし、入れ替わりの件で、キムのことをうらやむ。「勉強が出来て、運動神経が良くて、人気がある」。・・・楽(らく)そう・・・。

キムはロンのことを、「毎日ゲームをやって、プロレスを見て・・・」。・・・大変そう。(ゲームもプロレスもキムの嫌いな事なので、そう感じていると理解しましょう・笑。キムは、他の人<普通の人?>とは、違う感じ方をするようです。ネタ的にも使えるって事で・・・爆)

ウエイドは、ドブス二等兵について調べたが、すべてが極秘で、入手したのは1枚の写真だけ。キムは、ドラッケンが何故この身体が必要だったのか?不思議に思う。


軍の基地。

ドブスの身体のドラッケン、ドブスとしてセキュリティを通過して、基地の奥に到達。ある部屋へ入って行く。


学校、食堂。

ロンが食器に盛ってもらった異様な色のシチュー(?)・・・「食べられるんですか?」とロン。無反応の給仕のおばさんが持つ「おたま」からから、滴り落ちるそのシチュー・・・。

そこへウエイドから、ドブスの居場所が判ったと連絡が来る。グランドキャニオンの真ん中らしい。


グランドキャニオン。

例によって、以前助けた人に、ロバに乗って案内されるキムとロン。

ロンは、ロバを手荒く扱うので、ロバが言うことを聞いてくれず、振り落とされる。


ドラッケン基地と思われる小屋。

キムとロン、中に入る。

ロンの脚にサソリ、驚いて振り払い、ストーブの煙突に飛びつくロン。

すると、煙突がスイッチとなって、地下へ通じるエレベーターが現れる。それに乗って、地下へ降りるキムとロン。


地下の基地。

脳の入れ替えマシンと思われる装置がある。

キムとロンが入って来たことを察知するシーゴー。手下も彼らの動きを監視。

キムたちは、箱がいくつも積み重ねられた場所から、ロープに縛られた、ドラッケンの姿のドブス二等兵を見つけるが、すでに、シーゴーたちに囲まれていた。

格闘・・・。

キムがシーゴーに投げ飛ばされて、入れ替えマシンに激突。装置がセットされる。

ロンも手下に投げ飛ばされて、同じく入れ替えマシンの下にころげ落ちて、装置がセット、ロンのポケットから放り出されたルーファスが、入れ替えマシンの作動スイッチの上に着地して、マシンが稼動を開始しいてしまい、キムとロンの脳が入れ替わってしまう。

ドブスは、シーゴーに体当たりして、キムたちに「早く逃げた方がいいぞ」というが、キムは「元に戻らなきゃ・・・」。しかし、そんな余裕は無し・・・。

キムは、縛られたままのドブスを抱えて、逃げ出そうとするが、シーゴーたちが逃げ道を塞ぐ。

シーゴー「ドラッケンの体をお持ち帰り出来ると思ってるの?」

キム(の声のロン)「私を怒らせないで・・・」

すると、シーゴーは二人の脳が入れ替わったことに気付き、「サイコー、笑える」とお腹を抱える。そして、(キムの顔の)ロンに、「何か言ってみな」と言うと、ロンは、「バイバイ」と言って、シーゴーの脚を蹴っ飛ばし、逃げ出す。キムは、蒸気を出すパイプのバルブハンドルを回して、あたりに蒸気を蔓延させ、その隙に、皆はエレベーターに乗り、脱出成功。


朝、キムの家。

ポッシブル家が揃うテーブルに、ドラッケンの身体のドブスと、ロン・・・朝食中。

パパ、ママ、弟たちが、ジロジロ見ている。

スプーンを使わずに下品に食事するキム・・・の姿のロン。

対して、上品に食べるロン・・・の身体のキム。

ドブスは、「美味しいですよ、奥さん・・・」

そこへウエイドから連絡。

キムニケーターを取り出し、返事をするロン。ウエイドが「キムに代わって」というと、ロンは「私がキムよ」と答える。しかし・・・「バレバレ、中身はロンだろ?」と返される。

キム、「貸しなさいよ」とムカついた感じで、ロンからキムニケーターを奪い取る。

ウエイドは、ドブスの任務地でセキュリティ侵害があり、すごく重要でトップシークレットな、何かが盗まれたらしい。それを聞いたドブスは、「大変だ~、ニュートロナライザー(?)が!・・・これは、軍事機密だった」と、その名前を聞いたことを忘れてくれと言う。

ウエイドは続けて、ドラッケンが引っ越した事、そして、脳入れ替えマシンも前の基地から無くなっていることを報告。

キムが「じゃあ、ずっとこのまま?」と悲痛な声を上げると、ロンは「やった~♪、人気者になれる」と喜ぶ。苦笑いするキムパパ。


ドラッケンの新しい基地(隠れ家賃貸マンション)

荷物の搬入を指示するドラッケン(顔はドブス二等兵)。

何故か、電話が掛かって来るが、それはディメンター教授宛てだった。

(隠れ家マンションは、悪者専用の基地代わりになるところ。ネタのアイデアとしては、非常に面白いですね。そして、ドラッケンはいつも、ディメンター教授(準レギュラー扱い)という悪者と入れ替わりで借りる事が多い。)

ドラッケンは、自分の身体が運ばれてないことに気づき、シーゴーを呼ぶ(まぁ、目と鼻の先にいるんだけど・・・爆)。

シーゴー、バツが悪そうに、キムが持って行ったと説明する。


キムの家(続き・・・)。

ウエイドは、ドラッケンの新しい基地を探す。

キムは、しばらく、ドブスをかくまうことに・・・。

ドラッケンと取替えマシンが見つかるまで、この状態で頑張ると、キムはウエイドに告げるが、横でロンが髪の毛を前後に揺らして、「髪がサラサラ、すごく面白い」と言うのを聞いて、「急いで!」と悲痛に頼む。


学校、体育館。

大会に備えて、ロンに演技を教えるキム。

ロンのあまりの不器用さに、キムが見かねて踊り出す。

キムの宙返りに対抗するロンは、普通の前転をして、フィニッシュのポーズ。

「コツが判って来た」言うロン、さらにスカートの風通しの良さを気に入った様子。

そのセリフに戸惑うキムは、ロンを食事へ誘う。


食堂~廊下、他。

他の生徒を投げ飛ばして、横入りする不良グループを注意しようとしたキムは、・・・食堂の外に放り出される。そして、「間抜け禁止ゾーン」に入り込み、別の不良たちにお金をせびられ、女子トイレに放り込まれる。そこで化粧を直していたボニーに挨拶するが、姿がロンなので、当然、「変態」扱い・・・で、ひっぱたかれる(音だけ)。


ロッカー前。

ロンは、アルバムの表紙のことや、水泳の個人レッスン、さらに、横断幕の制作のことで、矢継ぎ早に質問攻めに遭い、その場を逃げ出す。人気者は大変だと思い知る。

そして、キムからは、「誰からも期待されないって、楽ね」とイヤミを言われる。


体育館、チアリーダーの地区決勝戦。

観客席で、ウエイド仁連絡を取りつつ、ロンを見守るキム。

ダンスが始まるが、ロンは、全然踊れてない。目を覆うキム。

キムは、ロンと代わって踊り出す。

ロン(の姿をしたキム)が、凄い上手く踊るので、驚くボニー。


ドラッケンの基地。

ニュートロナライザーを完成させ、最後通告を出すぞ、と強がるドブス(の姿のドラッケン)。シーゴーは、らしくない姿に思わず噴出して笑う。


体育館。

演技が終了。その時、ウエイドから「(ドラッケンの基地を)見つけた!」と連絡が来る。


移動中のキムたち(ロンとドラッケン・・・の顔のドブス)。

ウエイドが郵便物からドラッケンの新しい住所を探った。

(郵便物は、たぶんシーゴーの通販関係のもの、以降のエピソードでも、何度かドラッケンに注意される)

隠れ家賃貸マンション、7-Bの部屋。


マンション前。

7-Bのドアを発見するが、ロンが、「裏口なら鍵が掛かって無いはず」、と言って、裏口に回る。

案の定、裏口から楽々侵入するキムたち。

(この時、ロンのアイデアで裏口に回るのだが、ドアを開けたキム(ロンの姿)が、ロン(キムの姿)に笑顔で振り向くと、しかめっ面のキム(ロンの姿)なのは、少し変です。

本来なら、ロンのアイデアが正しいかったので、キム(ロンの姿)が「しかめっ面」だと思うのですが・・・。まぁ、「手柄を取られたロン」というように考えれば、それはそれでいいのですが・・・、そこまで「せこく」ないだろ?ロンは?・・・笑


マンション内。

ドラッケンが、計画を開始しようとしているのを見て、キムは、ロンとドブスに指示を出す。結局、キムの姿でも、おとり役のロンは、機嫌が悪い。(笑)。

ドブスは警備はしてるが、実際のニュートロナライザーについては、何も知らないと言う。しかし、作戦を実行する前に、ドラッケンたちに見つかってしまう。

ドラッケンは、ロン(の姿のキム)に近付き、「これまでだなぁ、キム・ポッシブル」と言うと、キム(の姿のロン)が、ドラッケンの前に踏み出して、「キムはこっち、私をやっつけて!」と言うのだが、ドラッケンは入れ替わったことを知っていて、ロンの事を「マヌケ」と言う。

すると、ロン(の姿のキム)は、「マヌケって言わないで!、彼だって大変なの、本当よ!」と、ロンをかばう。

キム(の姿のロン)は、「一日キムをやってみな。凄いプレッシャーだ!」

(ん~、キムをかばおう(身代わり)とするロンは、とても男らしいですよね?サラリと言うシーンですが、シリーズを通しても、とても重要なセリフだと思います。やっぱり、ロンはカッコイイですよ♪)

で、ドラッケンは、「何をグチャグチャ言ってる!」と言って、キムとロンを攻撃させる。逃げるキムとロン。

キムは逃げながら、ロンに、入れ替わった感想を聞く。

なんて、やり取りがあって・・・、

ドラッケンは、ドブスを捕まえさせ、「わしの身体を返してもらおう」と迫る。


キムは、いつものように、シーゴーと格闘。シーゴーは、ロンの身体のキムに思わず混乱(名前を呼ぶ時・・・)。

で、ロンも、いつものように、手下から逃げ回っている。

シーゴーに追い詰められたキムは、ドミノみたいに並んでるコンピューターのサーバー(?)の上を逃げているが、それが倒れて来て、落下、気絶?しちゃう。ロンもそれに巻き込まれて、一緒に捕まってしまう。

柱に縛られているキムとロン。

ドラッケンは、入れ替えマシンで元の身体に戻る。

一緒に喜ぶドブス。

「自分の身体が一番だな!、」と言って、シーゴーに、ニュートロナライザーの発射を命じる。スイッチを入れるとエネルギーを充電させ、まさに発射されようとした時に、ブレイカーのレバーが落ちて爆発し、停電状態になる。

電気の使い過ぎのようだ。

ドラッケンは、「契約違反だ!、電気を大量に使うと言ったのに」と、怒っているが後の祭り。

そこにキムニケーターへ連絡が来る。

ドラッケンが出るが、ウエイドは、軍隊が向かっていると伝える。


ドラッケンは、万事休すと考え、シーゴーに自爆装置のスイッチを押させて、基地を後にする。


ドブスにロープを解いてもらったキムたちは、爆破時刻が迫る中、ウエイドに指示を仰ぎ、キムニケーターの電源(トライリチウム)を使って入れ替えマシンを動かしてみようということになり、ドブスに操作してもらい、何とか成功する。

元に戻ったキム・・・だが、

今度は、ロンとルーファスの脳が入れ替わってしまった(爆)。

いや、でも、もう一度操作して、すぐに元に戻りましたよ(笑)。

自爆装置が起動して爆発。マンションが吹っ飛ぶ。

何とか脱出したキムたち。

ニュートロナライザーは、壊れないらしい・・・。


学校、廊下。

自分の身体に戻って喜んでいるキムとロン。

そこへ、いつもロンをいじめる不良が・・・、そこは、D通路。

しかし、その不良たちは、ロンにお金を返し、新しいゲームまでくれた。

不思議がるロンに、キムは、「アンタの姿で2度目に会った時(本編では、ないシーン)、思いやりってやつを教えてあげたの・・・それだけ」という。(ごくせん、だ・・・爆)。

ロンの想像顔?・・・で、おしまい。


まぁ、なんです・・・、こんなもんでしょう。

え?、何がって?

入れ替わりネタで、やれることですよ・・・。

これ以上やっちゃうと、いろいろ問題が・・・(爆)。

あ~、これは、マズイですねぇ・・・。

演出が「あざとい」ので、一部、キムの性格(行動・仕草)が歪められています。

しかしながら、今回のエピソードには、キムたちの主要な敵である「モンキー・フィスト」の初登場や、シリーズ最終エピソードの結末を左右する重大な出来事が、サラリと展開しています。


実のところ、これら最初期のエピソードから繋がっている事柄は、案外多いのです。それだけ、最初の段階で、いろいろ試行錯誤したということでしょう。

いくつかのシークエンスは、これ以降のシーズンでもエピソードの重要な「鍵」として活用されています。

ここからも、上記以外に、イトコの「ラリー」が、いくつかのエピソードの「キーマン」的役割を与えられています。


まぁ、そんなこんなで、諸々の事情を考慮しつつ・・・、


あらすじ・・・。


険しい岩山。

断崖絶壁をよじ登るキム。

腕時計のように取り付けたキムニケーターが反応する。そして、1匹の鳥のヒナを見つける。確保してポケットに入れる。

ロンは、ルーファスと、ロープを使って登っているが、宙吊り状態。そして、操作をを間違えて、ズボンが足首の方にズレてしまう。

キム、ロープを使って降りようとするが、ロープの留め金が岩から抜けて、落下・・・。

でも、パラシュートを開いて、無事着地。

(このあと、パラシュート、ヘルメットを無造作に外して放り投げるのですが。キムは、これ以降も、いつもこんな感じです。キムのスタイルであると言えましょう。これが結構、クールな感じ?・爆)

車でやって来た動物保護官(?)に、ヒナを渡す。

その時、キムニケーターに連絡。

ウエイドからと思いきや、キムパパからだった。

今日は、イトコの「ラリー」と家族でゲームをやる日だったのだが、キムが任務でいないので、ラリーがガッカリしているらしい。

キムが任務で仕方がないから、と言うと、キムパパもしぶしぶ納得。ラリーとゲームをしないで済み、キムは大喜び。

ロンは、キムが何故、そんなにラリーを毛嫌いするのかと問うと、それを説明するには「一日掛かる」と答える。

キムは、そこから、帰り道や、ブエノナチョや、挙句にベットから電話で、ロンにその理由を説明し続け・・・、


翌朝、学校、ロッカー前。

キム「この前なんか、山の要塞・・・うんたらこんたら・・・」

・・・とまだ説明している(激爆)。

聞き疲れで、眠たそうなロンだったが、「山の要塞」のゲームの話で、急に元気になり、「僕も6時間掛けて、戦った」と自慢する。呆れるキム。

そこへウエイドが現れる。

ウエイドとは、パソコンのモニターを通してしか面識が無いので、二人とも驚くが、それはホログラムのウエイドだった。幽霊だと怯えるロンがキムに抱きつく。ロンを抱えるキムだが、すぐに放り出す。(ロンがキムに抱きついて、抱えられるシーンは、この後のエピソードにも結構有りますね。ロンは、キムのことを、あまり女の子として意識していないようです。)

(ホログラムが消えて、モニターに映るウエイド)フィスク卿からアクセスがあったと言う。

キムは、フィスク卿を知っていた。教育チャンネルのドキュメンタリー番組に出ていた考古学者らしい。

フィスク卿が見つけた、古代の貴重な彫刻を、キムに取りに行ってもらいたいらしい。場所はカンボジア。


飛行機内。

今回の移動の協力者は、アメリカ軍の大佐。

(キムが敵の攻撃を前もって教えてくれたことに感謝しているようだが、それは、次の#05でのエピソードのことを言っているのだろうか?、話数が前後しているので、無理があるが、まぁ、そうでなくても、その理由には、かなり無理があると思うのは、オイラだけ?・・・いや、それ自体が「笑い」なんですよね。)


カンボジアのジャングル。

キムがモンキーのお寺を見つける。モンキーと聞いて怯えるロン。

そこへ、モンティー・フィスク卿と召使のベイツ(?)が現れる。

キムが、ロンが怯えている理由を説明する。(例のサマーキャンプのこと)

キムが、「指パッチン」すると、我に返る(普通に戻る)ロン。

フィスク卿は、ヒスイのモンキー像のある場所を地図で説明し、他のモンキー像と共に、十字に配置すると、モンキーの魔力が得られるという地元の伝説の話をする。

彼は、それを「迷信」だと一笑するが、ロンは、そんな彼を「怪しい」人物だと直感し、キムに言うが、TVに出ている有名人と言うことで、キムはロンの話を信用しない。


ヒスイのモンキー像のある洞窟。

フィスク卿に案内されやって来るキムとロン。

ロンは、相変わらず、フィスク卿が怪しいと言っている。

キムは、一人洞窟の中に入って行く。


落とし穴に落ちるキム。

そこには、モンキーの大きな顔が彫られた岩(壁)が周りを囲んでいる。そしてその壁が動き出し、その空間を狭めていく。

キムは、何とかそこから這い上がるが、次は、通路のモンキーの顔面像から炎が噴出してくる。それもチアリーダーの技で、交わす。

通路の先の階段を登って行くと、耳をつんざくようなモンキーの叫び声が・・・、思わず耳を覆うキムだが、その先が、また落とし穴になっていることに気付かなかった。

辛うじて、片手でぶら下がるキム。「またワナ・・・」と呆れるキム、そして、冗談で「ヘビはどこ?」とつぶやくと、本当にヘビが出て来た(笑)。

噛み付かれそうになり、思わず手を離し落下するキムだが、髪の毛を束ねていた輪ゴムを外して、壁に引っ掛けて上手く着地する。

そこに、ヒスイのモンキー像があった。

それを抱えると、床が傾いて、また落ちて行くキム。しかし、着いた場所は、ロンやフィスク卿が待っている場所だった。フィスク卿に感謝されるキム・・・。


夜、キャンプ。

寝袋の中のキムとロン。

ロンは、フィスク卿が絶対怪しい人物だと、相変わらず言っているが、キムは、「身分のある人」だと言って取り合わない。

その時、モンキーの気配を感じるロン。「本物だ!」とキムに言うが、「気のせいよ、寝なさい」と一喝される。

そして、テントの中から、ヒスイのモンキー像を持って出てくる人影を見て、「なんだ、忍者だ」と安心・・・?。

キムが気付いて「あの像を持ってる」と、忍者と格闘。

一度は、像をロンに確保させるが、結局、像を奪われ、忍者を取り逃がしてしまう。

フィスク卿が起きて来て、「恐ろしいことだ、君の仕事が無駄にならなければ良いが・・・」とキムを気遣う。キムも悔しい素振り。


朝、キムの家。

キムパパが、カンボジアの任務について尋ねる。

キムが、忍者にモンキー像を盗まれたと、元気なく話すと、キムパパは、キムが大喜びする話があるといって、ラリーのとこの叔母さんが、土曜日の夕食に招待してくれたことを切り出すが、キムは、飲んでいたジュースを噴出して、めげた様子・・・。

そこへ弟たちが起きて来て、ラリーが地球一、つまらない男であり、ひょっとすると、「つまんない星人」という宇宙人かも?と、ラリーを馬鹿にした発言する。

キムパパは、「人間は中味」だと、キムは解かっているぞと、そんな弟たちを叱るが、キムは、バツが悪そうにうなずく・・・。


ブエノナチョ。

キムとロン。

キムは、週末にラリーに付き合わなければならないことをロンに愚痴る。

ウエイドから連絡が来て、ヒスイのモンキーの情報を教えられる。

4つあるモンキーカンフーのお寺の一つで、それぞれにモンキー像があり、伝説によれば、戦士が4つの像を一ヵ所に集めた時、モンキーの魔力を与えられたらしい。

戦士たちは、魔力が他の手に渡るのを怖れたため、別々のお寺に保管。

キムは、像を盗んだのは、伝説を信じるものの仕業だと考える。


フィスク邸。

召使のベイツは、わざわざキムに像を取りに行かせるのは、間違いだったんじゃないかと、フィスク卿に話すが、フィスク卿は、モンキーのように整形された手と足を見せて、「これを危険に晒してか?」と、言う。

そして、暖炉の裏の隠し部屋に入って行く。

そこには、4つのモンキー像が、十字の配置に置かれている。

そして、「伝説のマジックモンキーが甦るのだ!」と、ベイツに語る。


ブエノナチョ。(さっきの続き・・・)

ウエイドは、類人猿について一番詳しいのは、フィスク卿であると伝えると、キムは、週末に会って話を聞こうと考えるのだが、ラリーに会わなければならないことを思い出す。

ウエイドが断れないの?と問うと、これ以上、断りきれない状況らしい。

そこへ、もう一人のキム(ホログラム)が現れ、「私を送るの」と言う。

ウエイドは、ホログラムマシンを実戦でテストしないか?と言うと、ホログラムのキムがラリーとの会話を想定して話し始める。

キムは、パパとの約束でラリーの家にホログラムを行かせるのは無理だと答えるが、かなり使えそうだと思っている。


週末、フィスク邸。

ロンは、「ホログラムがラリーの家に行ったの?」と問うと、「ウエイドが、どうしてもホログラムをテストしたがっていたからと」とキムが答える。

そして、ロンに、ドアベルを押させる。(そのロンを見ているキムに注目、すごく不自然)

ベイツが出て来て、フィスク卿に取り次いでもらう。


ラリーの家。

フィギュアを手に、キムを歓迎するラリー。

キムが、「こんにちは、ラリー」と答えると、ラリーは、「私はオルサー」だと言い、ロールプレイングの精神が解かってないねと、ガッカリする。

そして、そのフィギュアが、実際のキャラクターとどこが違うのか解かるか?と、問うのだが、キムに判るはずもない・・・。そして、要塞ゲームをやろうと、キムを誘う。

(ここで、無機質な「こんにちは」と言うキムは、いかにも不自然。すでに、ドアベルで見当(どっちがホログラムか?)が付いているので、この演出は良くない。本物のキムの性格を歪めてしまってる印象があります。シナリオの問題かな?)


フィスク邸。

キムが、フィスク卿に聞きたいことがあると言うと、「そうか知ってるんだな?、私がタイシンペッカーにハマっている事を・・・」といきなり言って、暖炉の裏の隠し部屋へ入って行く。

それに導かれて、キムとロンも入って行くが、ロンは、フィスク卿の歩き方が、おかしいことに気づく。

そして、フィスク卿は、「全財産をつぎ込んで、これを手に入れた」と、自らのモンキー風の手足をキムたちに見せると、4つの像の間に入る。

すると、像から光線のようなものが放射され、フィスク卿の身体はその光線の中に浮き、パワーを受けた。

そして、「モンキー・フィスト」だと名乗る。

秘密を知ったからには、死んでもらうと、構えるキムに襲い掛かってくるが、モンキー・フィストは、キムの身体をすり抜けて壁に激突、「なかなかやるな!」と言う。

それを見たロンは、キムの身体に手をかざし、「ホログラムじゃないか!」と驚く。


ラリーの家。

キムニケーターで、フィスク卿のドキュメンタリー番組を見ている。

キムは、ラリーには、興味が無いと決め付けるが、ラリーは否定。フィスク卿に興味があり、彼がモンキーカンフーの達人である事を知っていると話す。

キムは、それを聞いて、忍者がフィスク卿だったことに気付く。そして、「ロンが言った通り、怪しい奴だった」という。


フィスク邸。

モンキー・フィストは、ロンと戦おうとするが、チャイムがなり、瞑想の時間。(でも、すごく短い、意味なし・爆)。ロンはその間に逃げる。


ラリーの家。

キムは、ウエイドに連絡して、像を盗んだのは、フィスク卿だと伝えるが、ウエイドは、フィスク卿が、モンキー・フィストと名乗っているとキムに伝える。

キムが、どうして知っているの?と聞くと、「ロンが今、奴の家に行っている」と答える。キムがさらに、どうしてロンが一人で行っているのか?と聞くと、ウエイドは、気まずい思いで、「君と一緒・・・のようなもの」だと返答。


フィスク邸。

逃げるロン、・・・とホログラムのキム。・・・追い詰められるロン。


ラリーの家~フィスク邸。

どうしたらいいか、焦るキム。

ラリーがキムニケーターを借りようとすると、キムは怒って、「これはゲームじゃない、ロンは、モンキーカンフーの達人と戦っている最中なのよ!」と言った後、「ハイ」と素直に渡す。・・・(笑)。

ラリーは、キムニケーターを貸してもらうと、自分のホログラムをロンの前に出現させて、「要塞ゲーム」のレベル9、「魔法の井戸水を飲んだだろう?」とロンに伝える。

キムは、それで解かるのか?と問うが、「解かる人にはね・・・」と答えるラリー。


フィスク邸。

ロンは、「僕が恐れる者に変身するんだ!」と言って、モンキーフィストの攻撃から逃れて、隠し部屋に急ぐ。そして、像の間に入り、「力をくれ!」と叫ぶと、光線がロンの身体を覆い、モンキーのパワーを受ける。(ついでに、ルーファスも、パワーを受けました。ここ重要・・・笑。以降のエピソードで出て来ます。まだまだ、ずっと先の話ですが・・・)

モンキー・フィストと戦うロン。

ロンはモンキーのパワーが無くなるよう、ルーファスに像を倒して壊すよう指示するが、モンキー・フィストが像を拾い上げる。

しかし、ロンが、4つの像を抱えたモンキー・フィスト目掛けてジャンピングキック。

モンキー・フィストは吹き飛ばされ、像も壊れてしまう。

パトカーが来る。


ラリーの家。

ラリーが、評判になった映画(「バーナラスへの叛乱」というものらしい)のシナリオを書いて、ファンサイトに載せたら、ものすごい議論が巻き起こったと言う話をしている。

つまらなさそうに「へぇ~」という返事のキムだが、ロンは興味津々。

さらに、「アリオスの月」の未公開シーン見る?とラリーがいうと、「カットされた、シューリッカー一族のシーン?」とロンが聞き返す。「99年、タルサの集会で手に入れた」「すごーい!」・・・。

キムは、そんな二人のやり取りを聞いて、「あんた達って最高、フィスクに勝ったのも二人のおかげ」と言って感謝するが、「一緒に見る?」というロンの問いかけには、「いいえ、遠慮しとく、じゃあまたね」と言って、リュックを背負って部屋を出て行く。

なんだよキム、すごく面白いんだぞ!と言う、ロン・・・で、おしまい。


ということで、今回、キムは活躍してません。

最後のシーンのキムは、なんか、よそよそしい感じで、変なんですが、これは、ホログラムのキムの影響なんでしょうか?演出意図が、変に影響したのかもしれません。

(自分で何言ってるか、上手く説明出来てませんね・・・爆)

ん~、このエピソードが第3話って言うのは、正直辛いものがあります。

というのも、もうちょっと、キムのことをいろいろ見せてからの方が、わりとサラリと受け流せるような・・・(爆)、そんな感じがしますが、どうなんでしょうか?

とは言え、ここでのロンは、いつものように献身的に(?)、キムを応援しているのです。

いや~、けなげ・・・(爆)。

ロンというキャラクターは、常に「ピエロ」の役回りなんですが、一貫して、キムを守り抜くんですよ。裏切るとかそういうレベルではありません。なんだかんだ言っても、ロンにとって一番大切なのは、キムなんです。

彼女が望む方向性を見守るどころか、サポートするんですよ。並の男には出来ないことです。いやいや、ファンが多いわけです。


では・・・、


あらすじ・・・。


学校、ロッカー前~廊下。

ロン、ロッカーの中のものを放り出しながら、ルーファスを探している。

そこへキムが顔を出す。

ルーファスが、いなくなったと必死にロッカーの中を探すロン、キムにバナナを渡す。キム、ご丁寧に皮をむくと中が真黒、無表情で放り投げる。(ここは表情が欲しいところ。第2シーズン以降なら、間違いなく、何らかの表情はついていたと思います)

で、結局ルーファスは、ロンのズボンのポケットで寝ていただけだった。

キムは、「変わったネズミよね、普通のペットを飼おうとは思わないの?」とロンに聞く。

ロンは、「普通にはなるな!というのがモットー」だというが、キム目線は、もう違う方向を捉え、ロンの話なんか、聞いちゃいない。嬉々とした表情で、ジョシュ・マンキーという生徒を見つめている。


ポスター(たぶん、ジョシュがデザインしたもの。彼は、ポップアーティストの卵だと思われます)を貼っているジョシュに近づくキム。

ジョシュは、キムに、ポスターの感想を聞き、大使を救出した事をカッコいいと誉めるが、キムは、まともな返事が出来ないまま、ジョシュを見送ることに・・・。


キムは、そのことをロンに話す。そして、ジョシュをどうやってダンスパーティーに誘うか悩んでいる。

ロンは、自分がキムといつも一緒にいるので、ジョシュは遠慮してるんじゃないかと話すと、キムは、それは友達としてのことで、ジョシュには(デートの)相手になってもらいたいと言う。


ロンは、ちょっと慌てた感じで、キムに話を合わせるように、デートに誘うのは簡単だと言い放つが、えり好みはしないらしい(笑)。

そこへウエイドから連絡。

キムのサイトに、たくさんのアクセスがあったようで、プリントアウトされたリストをロンが見る。ロンが東京からのものを見つけると、ウエイドが「それは緊急なんだ」と、監視カメラの映像を流す。

そこには、ドラッケンの姿が・・・。

ロンは、「僕らの敵」だと言ったあと、「いや、キムの敵だ。僕は名前も知られていない」と訂正・・・。(これ以降もこのことは、ネタになります。ドラッケンは、ロンの名前をなかなか覚えてくれません)

そして、東京へ行くことに・・・。

ロンがどうやって行くか尋ねると、キムは「友達に頼む」と一言。

(基本的に、移動手段の手配は、ウエイドがやることになってますが、ここでは、そのあたりの設定が不確実なまま、シナリオが作られているようです)


飛行機の中。

送ってくれたのは、ブリティナというファッションモデル。

以前、楽屋の火事でキムが助けた縁があった。

ブリティナが、キムに「怖いものが無い」ように言うと、キムは、「ジョシュが怖い」と片思いを告白。ブリティナは、「アタックするしかない、ダメで元々じゃない?」とアドバイス。

それを聞いたか聞かずか、ロンがブリティナをダンスに誘うが、まぁ、当然断られる(爆)。


東京、おもちゃメーカーのナカスミ社の工場の前。

ナカスミ社長と通訳のヨシコ、キムとロン。

ロンのダンスの申し込みなんかがあるが、割愛。

工場を占拠されて、従業員が人質に!

しかし、世界一オートメーション化された工場なので、従業員は2人しかいない。


工場外壁。

フックガンを使って、よじ登るキム。

ロンもフックガンを使うが、何故かズボンやシャツが飛んで行く。

キム、冷めた感じで「面白すぎ」と言う。

(ロンのズボンが、下がったり、飛んで行ったりするのは、彼のトレードマークとなります。今後の活躍?に期待しましょう・・・激爆)


工場天井裏。

キムは、中の様子を探りながら、ドラッケンが何故ゲーム工場を標的にしたのか疑問を持つ。

ロンは、ここが、グラフィックが高速な人気のゲーム機(ズィー)BOY(ボーイ)」(たぶん・・・)の工場である事を説明し、ドラッケンは、クリスマスをぶち壊したいんだ、と主張。

しかしキムは、あくまでも「世界征服」のためだと言う。


パイプ梯子で降りていく二人。

「クリスマスだ!」、「いいえ、世界征服です」・・・と言い合いながら降りて来るキムとロン。


工場フロア。

まだ言い合ってる(爆)。

で、キムは、人質を確認して、助けに行く事に。

そしてロンに、キムニケーターを渡して、それをビデオ(工場内のあちこちにあるモニター)に繋いでと、おとりを指示。ロンは、「いつもそればっかりだ」と文句を言う。


オートメーションのコンベアー上で、ゲーム機が組み立てられている。

フロアには、「コンニチワ」(原語放送でも日本語になってました)という声が流れている。

しかし、あちこちにドラッケンの手下がいて、巨大なスパナで、オートメーションの固定ナットを外している。

ドラッケンとシーゴーが掛け合い。(この二人は、いつも、意味があるようで無いような、漫才のような会話をすることが多い)

そこへ、モニターにルーファスの大写しとロンの声が流れる。

皆が、それに注意を引かれてる隙に、キムは、人質のロープを切る。

ドラッケンが、ロンが繋げたビデオのコードを見つけ、手下に指示を出し、ロンを見つけて、フォークリフト(荷物を移動させる乗り物)で捕まえる。

キムが「ロンっ!」と叫んだので、シーゴーに見つかってしまう。

ドラッケンが、今回の計画を説明しようとするが、シーゴーが「しゃべるといつもキムに邪魔される」と言って、彼をだまらせる。

ドラッケンが何かのスイッチを入れると、天井や壁から、ドリルのような武器が現れて、キムを攻撃。

その間に、シーゴーたちは、オートメーションマシンをヘリコプターで吊り上げ、結局、ドラッケンたちに、まんまと逃げられてしまう。


キムの家。

キムパパは、新聞で、昨夜のキムの活躍を知り、誉める。

キムには、ドラッケンの計画を止めることと、ジョシュのこと2つが目下の問題。

キムはパパに、ジョシュの事を聞かれ、ダンスに誘いたい相手であると伝える。

キムパパは、キムは学校の行事では、いつもロンと一緒だというと、キムは、ロンは友だち、ジョシュは「ホット」だと説明。

弟たちが来て「キムにボーイフレンド♪」と、はやしたてると、キムは「あんたたち、殴られたいの?」と威嚇(?)。

そして、キムママが来て、ジョシュのことを尋ねる。

キムは、「完璧よ」と答える。

キムママは、「あら、いいじゃない」と、パパに相槌を求めると、キムパパは「ホットという言葉よりはな・・・」

(キムパパは、非常に厳格に、娘を育てているようです。、この手のシーンは、他のエピソードにも結構出て来ます)

ママはキムに、冷たい水に飛び込むように、深呼吸して、飛び込みなさいと、アドバイスする。


学校、ロッカー前。

ロンは、キムがジョシュをダンスに誘う事を応援する様子。自分もダンスの相手を誘うべく意欲満々。

キムは、そんなロンに、「ロンの理想は高い」と言う。

(このセリフの意図は、とても深いかもしれないし、そうでないかもしれない。この段階で、想定(設定)された二人の結末があったかどうか?。少なくとも、ロンの理想の高さは、自分を越えていると、キムは思っているはずで、ロンの気持ちとは別のところで彼を判断しているようです)


学校、食堂。

ロンは、女の子を誘うが断られる(というか、相手にされない・爆沈)。

キムは、今度会ったら、と決意するが、背後に来たジョシュに驚く。


体育館前。

キムが、体育館にいるジョシュを覗いている。

いざ告白しようと思っていると、ボニーが来て、片思いなのは、見え見えだと言われ、あえて否定する。ボニーが「頑張って・・・」と馬鹿にすると、練習の後でと言って、その場をやり過ごす。


チアリーダー練習中。

ロンが拡声器を使って、「自分はキムの彼氏ではない」と宣伝、さらにジョシュに「君には良いニュースだ」と駄目押しして、キムを援護したつもり。ジョシュは、ロンの言葉に「よぉ」と返事・・・。キムは、脚立の上で作業中のジョシュを見上げ「うそでしょ・・・」と、気が重くなる。

さらにロンは、金曜のスケジュールが空いているからと、ダンス相手の募集をする。

(ここでのロンの行動は、キム主体のものです。ロンのキムに対する想いは、常に、キムの事を第一に考えています。これは、シリーズ全編に見られることで、彼の心の大きさを物語っていると言えましょう。しかし、それ以外では、想像通り、セコイ男です・爆)


ロンが座ってチアリーダーの練習を眺めていると、キムニケーターが鳴る。

拡声器でキムを呼ぶと、ピラミッドの上にいたキムはバランスを崩し、ジョシュが作った横断幕を破いて落ちてしまう。

ウエイドが、ナカスミ事件の最新情報を伝えて来た。


アルプス。

雪上車で移動中のキムとロン・・・、とルーファス。

情報を確認しようとキムが言うと、ロンは、すかさず、「了解、ジョシュ・ウェンデル・マンキーについて・・・」と言って資料を取り出すが、キムは「ドラッケンのアルプスの基地について」と返すが、ジョシュのミドルネームが「ウェンデル」であることをロンに確認する。

そして、ロンの調査が完璧であることに感心(というか、表情的にはムカついてる感じ?・笑)

ロンは、さらに続けて、ジョシュがダンスの誘いを断ったメンバーを発表する。

何人かいる(が、その中にボニーの名前も!他のメンバーは写真だが、ボニーに関しては、最近の写真が無いということで、ヘタクソな似顔絵になっている・笑)

キムは、ジョシュがボニーの誘いを断ったことに関心を示すが、ロンは「ボニーは僕の誘いを断った」と言う。(もちろん、他の連中も、ロンの誘いを断っていることは言うまでもない・・・爆沈)。


てな話をしているうちに、目的地に到着。

案内してくれたハインリッヒに礼を言うキム。

ハインリッヒは、雪崩から村を救ってくれたキムに感謝していると答える。

ロンは、ハインリッヒにダンスの相手を紹介してくれと頼むが、返答の「ナイン」(ドイツ語で「いない」)を、「9」と間違える。そして、雪崩の時、手伝っただろ、と文句を言うが、「あんたが起こした雪崩よ」とキムに言われる。

キム、スノーボードで山を降りていく。


キム、双眼鏡で基地を確認。

ウエイドからの連絡で、基地のセキュリティは厳重、システムにも浸入出来ないので解除することは出来ないが、セキュリティのパワー(電圧?)を上げることは可能なので、光線を見えるようにした。


そこへ、ロンが遅れてやって来るが、キムに衝突。

キムは、ロンを抱き上げた状態で、レーザーセキュリティの中に突っ込むが、何とかかいくぐる事が出来た。しかし、ロンのポケットからルーファスが滑り落ちて来て、レーザーに触れてしまうと、あっという間に、防御壁に囲まれ逃げられなくなってしまう。


ドラッケンの基地内。

あっさり捕まってしまい、「さっきの練習と同じぐらい恥ずかしい」とキムは嘆く。手下に囲まれている。

上の通路にシーゴーが現れ、キムがジャンプして格闘態勢。

手下に囲まれたロンに、キムは、リップグロスのケースを投げ、息を止めてフタを開けるように言う。言われた通りにすると、中から異様なものが漂ってくる。そして、手下たちが次々と倒れる。

ロンが、「なんだこれ?」と不思議そう。


ウエイドの家。

ウエイドママが、パパの汚れた靴下を持って行くのは止めてと、いかにもニオイそうな靴下をつまんでウエイドに言うが、ウエイドは、「それ使うの。極秘のニオイ作戦には欠かせない」と言っている・・・。

(ということらしい・・・笑)


で、キムは、そのリップグロスをロンに投げ返してもらい、シーゴーに使う。シーゴーもたまらず失神。


そこへドラッケンが登場。

ゲーム機の組み立てラインは、変形してロボットになり、キムを攻撃する。

ドラッケンは、オートメーションマシンをロボットに改造したのだ。


キムはウエイドに、対処法を聞く。

手動制御プログラムが組み込まれているらしいので、そこへアクセスすれば、コントロール出来るらしい。

キムは、ドラッケンの攻撃をかわしつつ、ロボットの背中に取り付き、手動制御用のコネクタを発見。キムニケーターを取り付ける。

ウエイドは、システムへの侵入を試みるが、パスワードが必要だった。

いろいろ試すが、どれも違う。

ロンが捕まり、キムにも光線砲が向けられた時、ウエイドは、ロボットが「コンニチワ」と、ずっと声を出していることに気付き、それがパスワードだと直感。手動制御に切り替えることに成功する。

ウエイドは遠隔操作で、ロボットのアームを使い、ドラッケンを操縦席から引っ張り出して、ロンの隣りに逆さづりにするが、シーゴーが復活して、コネクタのキムニケーターに何かを投げつけて外す。

そしてロボットに飛び乗って、キムを振り落とす。

キムは、フックガンで、操縦室の壁にワイヤーを固定し、伸びたワイヤーをロボットの脚の巻きつけて行く。ロボットはバランスを崩して倒れる。

それの下敷きになりそうになったロンを、ロケットシューズで拾い上げる(オープニングのシーン)と、天井の鉄骨にぶら下がるシーゴーと、その脚にしがみついているドラッケンを見上げる。

ドラッケン「自分をヒーローだと思うなよ。大間違いだぞ~!」と叫んでいる。


学校。

キムは、ドラッケンの目的がクリスマスじゃなかった事、そして、ダンスに誘う事より、ドラッケンの方が全然簡単だとロンに言う。

ロンは、「あのドラッケンに勝てるんだから、ジョシュのことなんて大丈夫さ」とキムを勇気付ける。そして、ウエイドも、キムニケーターに連絡して来て、GPSでジョシュ行動を監視、キムに接近中であることを教えてくれる。

しかしキムは、おじけづいて、掃除道具などが置いてある用品室に隠れてしまう。

そして、「やっぱり諦める!」だと言って逃げ出そうとするが、ロンが拡声器で「大丈夫だってば!」とキムに言うと、意を決して、ジョシュの前に出て行く。

で、やっぱり、上手く話せないキムだが、ジョシュはそれをダンスの誘いだと理解し、OKする。

ロンが用品室から、(一緒にと)声を掛けるが、キムがドアを蹴って(後ろ蹴り)閉じてしまう。


ダンスパーティー。

ジョシュを見つめながら踊るキム。

キムニケーターが鳴るが、スイッチを切る。


用品室からロンが助けを呼んでいるところで・・・、おしまい。


キムは、このあと(かなりあとですが)、ジョシュとは、デートする事になります。その間、設定上は、キムの憧れがジョシュ・マンキーである、ということになっているのでしょうが、実際は、違いますね。

この二人に関係は、エピソードから、ほとんど放置されるので、深く考えなくていいです。

また作品の性格上、恋愛関係は、リアルに描かれていません。あくまでも、笑いの取れる範囲で、って言う感じですが、第3シーズン以降は、ある終着点に向かって、徐々に進展しています。

はいはい・・・、ということで、

こちらが、KPの実質第1話であります。


それは何故か?

もちろん、その理由は明白です。

このエピソードで、キムとドラッケンは初めて顔を合わせているのですから・・・。


それでは・・・、


あらすじ・・・。


学校、登校時間。

入り口から走ってロッカーに向かうキム。かなり焦っている。

ロッカーを開け、プリンターのスイッチを入れて、レポートが印刷されるのを手をこまねいて(指を動かして)待っているキム。

出て来たのは、レポートではない。そこへ親友のロンが登場。

出て来たのは、ロンがゲームで勝つための「コード」だと説明する。

しかし、プリンターが紙詰まりを起こす。

キムは、期末レポートの印刷を急いでいることを話すと、ロンは、ペットのルーファス(ハダカデバネズミ)に修理をさせる。

ルーファスは、ビデオデッキを直せるらしい。

そして、プリンターは無事修復され、キムのレポートが印刷されて出て来る。

キムは、それを持って、急いで廊下を走って行くが、途中で、バーキン先生にぶつかり、遅刻(3回目)がバレてしまい、放課後の居残りを言い渡される。


夜、キムの家。

夕食。家族4人がテーブルを囲んでいる。

キムの双子の弟、ティムとジムが、スプーンでソラマメ(?)を飛ばし合っている。

キムパパがそれを注意して、庭の発射台を使えというと、弟たちは、すぐにテーブルを離れる。

キムママは、元気のないキムを気遣うと、キムは、居残りのことを話す。

(庭からロケットが発射される)

キムは、チアリーダーは「居残りしない」と不満を漏らすが、キムママが「じゃあ、どんな子が居残りするの?」と質問。

キムは返事に困るが、「規則を破った子とか・・・」というと、キムパパが、「バーキン先生は、厳しいが公平だ」と、キムを諭す。

そこへキムニケーター(キム専用の万能通信メカ)に着信音。ウエイドからの連絡。キムのウェブサイトに、アマゾンからアクセスがあり、そこへ行くために、グスタボ(人の名前)に送ってもらえるよう手配したと伝えて来る。

キムの両親は、こんな時間から出掛けることをとがめようとするが、キムは「すねた顔」をして、なんとか説得(?)に成功。


アマゾン。

グスタボの水上飛行機に乗せてもらってるキム。

グスタボは去年、キムが洪水から村を救ってくれたので、もっと役に立ちたいと感謝している。

そこへウエイドから連絡。キムニケーターにアカリ教授(今回の被害者)の研究室の監視カメラ映像を流す。

そこに映っていたのは、緑色のセパレートスーツを着た女。

キム、「誰なの?やるじゃない・・・」。


アマゾンのジャングル。

虫が苦手なロンは、脚にしがみつくルーファスを虫と間違えて振り払ってしまう。

飛ばされたルーファスは、くもの巣に引っ掛かり、あわやクモの餌食に・・・、ってとこで、キムに救出される。(キムは、虫が平気です。だけど、巨大なのは苦手・・・#61b参照)


アカリ教授の研究室。

周りも中も、虫だらけ・・・。

アカリ教授は、何が盗まれたのか判らないので、キムに捜査を依頼したとのこと。

監視映像から、パソコン関係を調べると、データディスクが盗まれた事が判明。

そこには、ダニロボット(サイバー遺伝子によるダニの設計図)のデータが入っていた。

ロンは「ダニ」と聞いて、サマーキャンプでの悪夢を思い出す。

それは、「13番」バンガローの中で、虫(ゴキブリ、ヤスデ?)に囲まれ、一日中、頭の血をダニに吸われていたというもの・・・。

キムは、ダニロボットのデータを、誰が使うのか疑問を持つ。


どこかの基地。

その中の通路を歩く例の緑色のスーツを着た女。

突然、通路の地面の隠し穴が開き、女は、それにつながってるチューブの中を滑り落ちる。そして、ある部屋に到達。そこには、悪者らしき人物が、女から盗んで来たディスクを受け取る。

女の名前は「シーゴー」。

悪者は「ドクター・ドラッケン」という名前らしい。

(しかし、この悪者、いかにも悪そうな顔をしているが、どこか抜けている印象(笑))


学校、ロッカー前。

キム仁ケーターに、ウエイドから連絡が来る。

監視カメラに映っていた人物が、11カ国の警察から追われている「シーゴー」と言う名前の犯罪者である事が判る。。

ロンは、その写真を見て、「追いかけちゃうよ♪」と言うが、キムに「あんたの好みじゃない」と言われる。

(すごく、大事なシチュエーションのような気もしますが、これは、誤解を覚悟で言えば、キムの気を引く為のロンの方便のように思います。キムとロンは、親友だけど、ロンにとっては、キムは気になる存在ということでしょう)


(↑のように書くのは、気が引けるのですが、すでに最終エピソードまで知っているオイラは、あくまでも新鮮な気持ちで、エピソードを追って行きたいと思いますので、第1シーズンに関しては、こういう書き方を心がけたいと思います。今後ファンになる人のためにも・・・)


そこへバーキン先生が、キムを居残りのために呼びに来た。


居残り教室。

バーキン先生が監視役。

キムの他に、ビニーとビックマイク、それにジュニア。

みんながキムの顔をじろじろ見てる。

チアリーダーの顔を近くで見るのが珍しいらしい。

ニキビの無い、キレイな肌で、「赤ちゃんのおしりのようだ」という言葉に思わず反応(恥ずかしい?・・・真意不明)するキム。

キムは、こういう連中との接点が無いので、警戒しているようです。


時間が過ぎるのを、じっと待っている状況の中、なぜか時計の針がぐるぐる回りだす。

が・・・、時計が壊れていただけ・・・。バーキン先生が時計の針を元に戻すと、まだ10分しか経過していない。

その時、ルーファスが入って来て、いたずらをする。

実は、ロンが仕組んだ作戦だった。

キムは、ルーファスのことを知らない振りをして、バーキン先生に、その生物について尋ねると、バーキン先生は、実験用の突然変異の生物だと知ったかぶりをする。

キムは、じゃあ、危険だからと、教室から逃げるよう進言、まんまと居残りから解放される。


ブエノナチョ。

キムは、ロンとルーファスに感謝する。

キムは、居残りが「冴えない生徒たちの集会」だと言うが、ロンは、ちょっと、ムッとした感じで「僕も経験者だぞ!」と返す。

そこへウエイドから連絡が来る。

調査の結果、カリブ海にある個人の持ってる小さな島が怪しい。地元では「お化けの島」と言われているらしい。

ウエイドはさらに、キムのリュックに新装備を入れたらしい。

ロンが勝手に取り出すと、リップスティック型をした、ゴムの接着剤が出るもの・・・。

(ロンはキムのかばんの中を、怒られつつも探る事が出来る、そういう間柄だということ)


お化けの島(ドラッケンの基地)。

ドラッケン、顕微鏡を覗きながら、ダニロボットを作っている。

警報が鳴って、海中からキムたちが、島に近付いている事を知る。


海中。

キムたちは、ドラッケンに発見され、海中の穴から基地の中に吸い込まれてしまう。


基地の中。

サメのいる、(人工的じゃない)水槽の上の板に載せられて立っているキムとロン。

シーゴーが監視。そこへドラッケンが来る。

ドラッケンは、キムのことを知っている。(有名なティーンヒーロー)

しかし、キムたちは、ドラッケンのことを知らない。

ドラッケンは、キムたちを水槽の中へ落とす(スイッチで板が傾く仕組み)。

しかし、キムは、リップスティック型のゴム接着剤を使って、サメの口を封じ、脱出する。


基地の司令室?

ドラッケンはダニロボットに超小型爆弾(ナノ爆弾)を取り付けている。そして、シーゴーに今回の計画を説明する。

その間、キムは彼らに見つからないように、パソコンからデータディスクを回収。そして、ドラッケンが、「これで体育館でいじめられた時の復讐が出来る・・・」と言ったのを聞いて、「典型的な危ない科学者って感じ」と印象を話すと、ロンが、「性格が?顔が?」と質問する。

すると、背後から、手の辺りから緑色の炎を出しているシーゴーが現れて、「どっちだと思う?」・・・見つかっちゃった。

シーゴーは手から出す緑の炎を投げて、キムと戦う。

(緑の炎について、何の説明もありませんが、これはシーゴーの持つ特殊能力です。どのような威力があるかは、追々、映像表現で判りますが、殺傷要素はそれほど無いように思います。しかし、物質にあたると、かなりの破壊力も認められ、危険な攻撃である事に違いありません)


ドラッケンが、リモコンレーザーで攻撃してくるが、キムはコンパクトの鏡を使ってそれを反射させ反撃。すると、反射したレーザーが装置の一部を破壊、さらに連鎖反応で、装置が次々と爆発を起こす。

ダニロボットも一緒に吹き飛ぶ。

ロンを連れて、海中に飛び込んで逃げるキム。

基地が、連鎖的な爆発で壊れるのを、海上から見つめるキムとロン。


学校、ロッカー前。

ビックマイクとぶつかって挨拶するキム。

それを見ていたロンは、キムがビックマイクと通じ合ってる事をうらやむ。

しかし、キムは、それを否定。「一緒に居残りしたからって、仲間じゃない」と・・・。

キムはあくまでも、他の居残り組と一緒には、されたくないようだ。

ロンは、彼らが悪い奴らではなく、強い味方であることを知っているのだが・・・。


体育館。

ウエイドから連絡が入り、アカリ教授がキムに感謝する。

直後、バーキン先生が現れ、ルーファスの正体を図鑑で解明、ペットであることが判ってしまった(?)。そして、キムに居残りを命じる。

それを聞いたボニーは、ちょっと驚いて見せて、「私たち(チアリーダー)は、居残りしないの・・・」と、キムを哀れんでみせる(笑)。

キムは持っていたボンボン(?飾り)を力なく落とし、グッタリうな垂れ、トボトボと居残り教室へ向かう。

(実質第1話で、こんなことを書くのもなんですが、表現的に(絵的に)、シリーズで、もっともキムが落ち込んでいる様子に見えます。まぁ、ロング(引いたレイアウト)なんですけどね・・・。)


ドラッケンの基地。

せっかくの計画が失敗(ダニロボット爆弾消失)したと、ボロボロになった基地の中で嘆いているドラッケンだが、シーゴーは、ダニロボットを追跡していて、それがどこかの高校にあるのを突き止める。

ドラッケンは、キムが持ち去ったと考える。


学校、居残り教室。

みんながキムの顔をジロジロ見ている。

ニキビ?、いや、チアリーダーに、ニキビがあるはずが無い、ということで、ジュニアが、小さい爆弾かもしれないと言うと、キムは、ハッとして、コンパクトでそれを確認する。ダニ爆弾だった。。。

キムは、バーキン先生の制止を振り切って、部屋を出る。

バーキン先生は、脱走は絶対に許さない、とすごい剣幕だ。


学校の外。

ロンがスクーターでスタンバイしているところに、キムが飛び乗る。

しかし、上空にはすでにドラッケンとシーゴーが乗った「エアカー」(?)が来ていた。

(ロンは、ウエイドから、ドラッケンが、その爆弾を追跡出来るだろうという情報を得ていた。キムは、その情報が外れることを祈ったが、ウエイドの言うことは、いつも正しいと思い知ることになった。)


(ここで、ウエイドの立場が説明されています。ウエイドは常に正しい情報を提供しているので、彼の説明は、すなわち、キムたちはもちろん、視聴者の道標になります。話を展開させる上で、非常に便利(制作的に)な存在になってます。)


さらに、学校の中からは、バーキン先生と居残り仲間がキムを追い駆けて来た。

ロンがスクーターを発車させるが、メチャクチャ遅いので、キムは思わず「サイテー・・・」とつぶやく。(まぁ、この手の作品には、お約束のパターンですね・笑)


ドラッケンが、キムに付いている爆弾を発見。スクーターを追跡する。

ドラッケンは、ある光線銃(引力砲)を用意し、それをキムたちに向けて発射する。

その光線が当たったところは、光線の発射口に吸い込まれるように浮き上がるが、キムは、ロンの運転で、なんとか逃れていた。

バーキン先生は、自分の車に居残り組を乗せて、キムを追跡。

しかし、引力砲が当たってしまい、空中に浮かび上がってしまう。

キムは、バーキン先生たちを救うため、ロンにUターンを指示。

ロンが「仲間を助けるんだな」と言うと、「仲間じゃないってば!」と言いつつ、車のナンバープレートの部分をつかんで、浮かび上がる車を止めようとしている。

しかし、ナンバープレートが外れて、車は上昇。キムが、外れたナンバープレートを引力砲に向かって投げつけると、引力砲に命中して、砲身がくるくる回転し、光線が車から外れて、車は地面に着地する。

ドラッケンは、操作ミスをして、引力砲を消化栓に当ててしまい、彼らは水浸し。シーゴーに「何も触らないで」と言われてしまう。


ブエノナチョ。

キムとロンが避難して来る。

安全と言うわけではなく、単にロンのお腹が減ったということらしい。

キムは、「とにかく、鼻の上のダニ爆弾をどうするか考えなきゃ」・・・。

そこへ、ドラッケンたちが追い着いて、ブエノナチョの屋根を引力砲で引き上げてしまう。そして、シーゴーが降りて来て、キムに向かって「私たちのものを盗んだわね!」と言うが、キムの鼻の上にあるのを見て、「取れないの?」とやや心配そうな物言い。

しかし、ドラッケンの「必要とあらば、鼻ごともぎ取れ!」という命令で、「おまかせを・・・」と言って、キムに襲い掛かるシーゴー。

キムは、ロンにキムニケーターを渡し、ウエイドから爆弾を取る方法を聞くよう言い、シーゴーと格闘を続ける。

ロンは、ウエイドと連絡を取るが、ウエイドから「キムの調子はどう?」と聞かれ、キムにそのまんま「ウエイドが調子はどうか?だって」と、尋ねる。キムが「まぁまぁ」と答えると、そのまんま、「まぁまぁだって」と、ウエイドに伝える始末・・・。(これも、お約束ですね・・・)

なんやかんやで、キムはシーゴーを投げ飛ばすと、シーゴーは、バーキン先生とぶつかって気を失ったよう。

それを見たドラッケンは、ショックを受け、思わずうな垂れてしまうと、その拍子で額がダニ爆弾の起爆装置のスイッチを押してしまう。

慌てて逃げる算段をするドラッケン。


キムもちょっと、ビビリ気味?

ウエイドは、爆弾が小さ過ぎて、処理出来ないとお手上げで、回路を焼き切る手立てを思案すると、すかさずロンが「こういう時は、この世で一番危険な化学薬品を使えば良いと言って、ブエノナチョの店員(ネッドと言う名前の準レギュラーキャラクター)に「激辛ソース」をオーダー。ネッドがそれをロンに向かって放り投げる。

ロンがそれをキムの鼻の上のダニロボットに垂らそうとすると、シーゴーが邪魔に入る。

しかし、ビッグマイクがシーゴーをお尻で踏み潰して、キムは戸惑いながらも感謝する。(ここは重要です。仲間だと思っていなかったビッグマイクに助けられた格好になったので、キムは気まずい思いを抱いています)

作業は続行。

ロンが、ダニロボットに激辛ソースを垂らすと、「シュー」と言う感じで回路が焼かれる音がする。ロンはさらに、ストローで、ダニロボットを吸い取る。

ストローの中に入ったダニロボットを、キムはドラッケンのエアカーに向けて吹く。

ダニロボットがエアカーの操縦席に飛び込み、爆発。

ドラッケンは、ブエノナチョの看板にぶら下がっていて、キムに向かって「自分をヒーローだと思うなよ、大間違いだぞ!」と叫んでいる。(以降、ドラッケンは、作戦が失敗する度に、こう叫びます)

ドラッケンの真下に、パトカーで来た警察官が待ち受ける。

そして事件は一件落着するが、そこにはバーキン先生が・・・。


居残り教室。

キム、ビッグマイクにマニキュアを塗ってあげている。

バーキン先生が「居残りは罰だぞ」と言うが、ロンが「キムがいたら、それは無理」だと答える。

他の仲間が順番で言い合いをするが、キムは「君達、どうすればいい?」と聞くと「順番を待とう」と答えると、キムは「よろしい・・・」で、・・・おしまい。


以上です。

初めて作品に接する人にも、なるべく判り易いように書きましたが、どうでしょう?

作品の中では、ことさら説明されていない部分が多いので、感覚で理解した方がいいかもしれません。


尚、ドラッケンの肌の色が一部白っぽいシーンもありましたが、正確には「うすい青」です。また、これ以降のシーズンを見た人には、バーキン先生の髪の毛の色に違和感を持つ人がいると思いますが、忘れて下さい(爆)。きっと、染めているんだと思います(激爆)。


キャラ(デザイン)の雰囲気もこれ以降のシーズンとは、だいぶ違います。それは、描く人が違っているからで、TVアニメーションでは良くあることです。

最初のデザイン段階では、限られたサンプル(キャラ表)しか用意されていません。それ以外の表情などは、作画スタッフ(主に作画監督と呼ばれるセクション)に任されてしまいますので、作品の本数が増えるにしたがって、若干、最初のデザインとは変ってくる場合もありますが、KPでは、それが大きいように思います。


今日のところはそんな感じで・・・。

オイラ自身も、結構、いっぱいいっぱいでこれを書いていますので、ご了承願います。

さぁ、さぁ、やってまいりました、

キム・ポッシブルの記念すべき「ファースト・エピソード」・・・。


と、喜びたいところですが、残念ながら、放送順序が逆になってます。

次の#02が、本来の第1話の内容になってますよ。


ということで、ここでは、#02として扱いたいと思います。

そうしないと、時間系列が変なことになりますのでね。


あらすじ・・・。


キムの家。

キム、キムニケーターで、有名ブランド「クラブバナナ」のサイトで通販商品を物色中。しかし、ラインナップは最悪で、センスが無いものばかり(・・・らしい)。

そこへ、ウエイドから緊急連絡が入る。

キムはウエイドに、買物が出来ない事を話すが、ウエイドは、キムの預金残高が「ゼロ」である事を何故か知っている(笑)。良いジャケットは、お高いのだ(爆)。

ウエイドが、ドクター・ドラッケンが、刑務所から逃げた事を伝えると、キムは、「最悪」だと答えるが、ウエイドは、キムが男子トイレに間違って入ったことと同じぐらい?と返し、キムの日記をを盗み見している事が判る(バレる?)。


北極?


パイプラインの先に見える巨大なマシンを使って、何かの作業(レーザー光線による掘削?)をしている様子。

操縦室の作業員を窓ガラス越しに覗くドラッケン。次の瞬間、ドラッケンの手下と思われる連中が、その作業員の肩に手を掛ける。


シーン変わって、

イヌイット(?)の犬ぞりに乗って移動中のキムとロン。

キムは、そのイヌイットを氷山から救ったらしい。そのお礼として、キムを案内しているようだ。

その時、前方に巨大なマシンと、その上空には、3機?の怪しいヘリコプターを発見。しかし、スノーモービルに乗ったシーゴーが現れて、犬用のビスケットをばらまくと、ソリを引いていた犬達が、それを食べ始めてしまう。

キムは、スノーボートを取り出して、シーゴーを追跡。

シーゴーは、クラブバナナの黒のジャケットを着ていたが、キムは、流行の色は「緑色」だと言って、彼女のセンスを認めない(?)。


ヘリコプターから吊るされた鎖の先のフックが巨大マシンに掛かる。そして、吊り上げられ、運び出されようとしている。


シーゴーは、時限爆弾を取り出し、パイプラインを破壊しようと、スノーモービルに取り付け、ドラッケンのヘリコプターから伸びたロープに飛び移る。しかし、キムが、スノーモービルに飛び乗って、進路を変えて、空中で爆破させる。

ロンがスノーボードで遅れてやって来るが、上手く操れず、パイプラインに激突(お笑い系アニメの基本・笑)。結局、ドラッケンには、マシンを盗まれて、まんまと逃げられてしまう。


キムの家。

キムパパは、ダイニングテーブルで、何かの設計図を作成中。

そんな中、キムは、パパに、さり気なく、お気に入りのジャケット(緑色)のカタログ(?)を見せる。(おねだりしてる。)

そこへキムの双子の弟たちがやって来て、パパに「J200」燃料の発火点を聞く(答えは47℃)。

そのあと、パパは、昔経験した研究費の資金援助を求めた話を持ち出すが、その内容は、この件に結びつかない。キムは、なおも、緑色が最先端だと主張するが、結局は、買わない。

そこへ、ママが来て、欲しいなら、バイトをやりなさいと、ブエノナチョの求人広告のチラシを見せる。渋るキムに、「だって、あそこに住んでいるようなもんでしょ?」と続ける。キム「最低・・・」

(キムが、ブエノナチョに入り浸っている事が、さり気なく説明されています。・・・ってゆうか、ロンにつき合わされてるからなんだけど・・・笑。そうそう、あくまでも#02としてのあらすじでしたね。・・・J200燃料は、このエピソード以外でも大活躍しています。そう、もちろん、双子の弟たちによってね・・・笑)


ブエノナチョ。

キムは結局、ブエノナチョでバイトすることになった。

ロンは、キムに「食べる場所で働くな」と言って、「すねた顔してみた?」と聞いたが、効果は無かったよう(笑)。そして、おもむろに「ナチョ」を「タコス」に包んで、「ナコ」と名づけたそれを食べる。キムは、「不気味サンド」と名付けると言う。

(ロンが開発した新メニューということで、この後のエピソードにも関連してきますね)

ルーファスも「ナコ」を食べるが、キムが、ペット持ち込み禁止よ、というと、ロンは、すかさず、ルーファスは、ペットじゃないと反論。


キムの計算では、2週間働けば、ジャケットが買える。

そこへ、副支配人のネッドが登場。(この店は582号店らしい)

キムに、「いつからやる?」と問うと、キムは「今すぐにでも・・・」

そして、ロンにも同じ質問。

ロンは、バイトの申し込みをしていないことを告げたが、どうやらキムが一緒に申し込んだらしい。キムは、「一緒に働いたら楽しいと思ったんだもん」と言って、すねた顔をされたロンは、「その顔、やめろって!」・・・。


ブエノナチョの厨房。

ネッドから、分厚いマニュアル本を渡されるキムとロン。

ロンは、「覚えてろよ、キム」と言って、無理矢理バイトをさせられたことを恨んでいる様子。キムは「ジャケットまで2週間♪」と鼻歌を歌って、ルンルン・・・。しかし・・・、キムがネッドに、ことごとく注意されるのに対して、ロンは手際が良く、ネッドに誉められている。

結局、キムは、ボタンを押すだけの「チーズ担当」に・・・。しかも、ネッドに「どうだ?出来そうか?」と聞かれる有様(激爆)。しかしキムは、「ジャケットまで2週間♪」の合言葉で、頑張ろうとする。

そこへウエイドから連絡が来る・・・。

ドラッケンが盗んだレーザードリルの隠し場所が判らないということだ。

そこへネッドが顔を出して、勤務中にゲーム(キムニケーターがゲーム機に見えたらしい)をやったということで、バイト代が1時間分カットされた。

それにひきかえ、ロンの方は、複数の作業を同時進行でこなし、ネッドに感心される。

それを見たキムは、ロンの変わり様をねたんでいるよう(?)。

ロンは、自分のやるべき事を見つけ、「ブエノナチョこそ、僕の人生!」だと語る。


ウエイドからの連絡を受けるキム・・・。

しかし、ロンが勤務中だからと、スイッチを切る。

キムが、バイトよりドラッケンを見つけることの方が好きだと答えると、二人同時に「時々君っていう人間が解からなくなる」と発言・・・。

キムは、ルーファスを手なずけて、チーズを出す機械のボタン押しをさせる。

そして、ウエイドに連絡を取る。

ウィスコンシンで地震が発生が発生してるらしい。震源地の上に、世界一巨大な円形チーズがある。さらに、そこのモールのショップから、緑色のジャケットが1着、盗まれたらしい。キムは、シーゴーの仕業だと考える。

そして、ネッドに、勤務シフトの変更を申し出るが、すでにネッドにはその権限がなくなっていた。

ロンが考えた「ナコ」が認められ、ロンは、ネッドに替わり副支配人に格上げ。

キムは、そんなロンに、一緒に来てくれるよう頼むが、ロンは、まだ勤務時間中なこともあり、キムに同行するのを断る。そして、キムが、任務で自分を助手として扱うのは、自分が上手くやっていることを面白くないと思っているからだと、考える。

キムは、「それは、私のおかげじゃない」と、言うが、ロンは、そんな話をしていても、床のモップ掛けは終わらないと、キムにモップ掛けを命じるが、キムは、「辞める、新しい人を探して」と言って出て行く。

ロンも、「新しい助手を探せ!」と応酬。(二人、マジ喧嘩ですね)



キムの家。(このシーンは、短縮版ではカットされています)

キムが、ロンとケンカしたことを、ママと電話で話してる。

キムは、ケンカした事を非常に後悔している。

キムママは、手術中のためスピーカーで電話に出ていたので、キムとの会話は、手術室のみんなに聞かれている(笑)。

(短縮版は、これだから困るのです。キムという人となりを、そしてロンとの関係(精神的なつながり)を説明しているシーンなので、極めて重要。)


ウィスコンシンの上空。

以前助けたパーカーさんの飛行機に乗せてもらっている。

巨大なチーズの建物の上空から、スカイダイヴィングするキム。


チーズの建物(ドラッケンの秘密基地)。

観光用の乗り物(コースター)の案内役の人が、建物がチーズで覆われているのではなく、100%チーズで出来ていると説明するのを聞くキム。


基地の中。

侵入するキム。ウエイドと連絡を取り、ここがドラッケンの秘密基地であることを確認する。そして、ウエイドが用意してくれた道具(ヘアドライヤー型のフックガン)を使い、基地の低層部に降りて行く。

ドラッケンが作業の指示を出している。

キム、シーゴー(緑色のジャケットを着ている)と手下に見つかってしまい、捕まる。

壁に拘束されるキム。

ドラッケンが、計画の説明をする。

地下を掘ってマグマを噴出させ、ウィスコンシンを征服して新しい都市「ドラッケンビル」を作るらしい。


ブエノナチョ。

ロンがネッドに、お客さんが待っているから、早くするよう叱っている。

そこへウエイドが、インカム(店内用無線)を通じて、キムの危機を伝えてくる。

それを聞いたネッドは、ロンに「決断を迫られているのか?」と言ってくる。

「どちらが大事か・・・副支配人の神聖な職務か、ドジで間抜けな、助手としてのおバカな役割か・・・」

対峙するネッドとロン。

しかし、ロンは、「悩むまでもない、時が来たというだけさ、さよならブエノナチョ」と言って、店を出る。

(さっきの、短縮版でカットされたキムのシーンに対応する場面。二人の精神的なつながりは、最初から設定されていることと理解しましょう)


基地の外、観光用コースター。

ロン、建物が100%チーズで出来ているということを確認。


基地の中。

ロン、捕まっているキムの横から現れるが、簡単に捕まってしまう。

しかし、並んで拘束されている状態で、ロンは、「思い上がっていた」とキムに詫びを入れると、キムも「ブリトーが上手く出来る事をねたんでいた」と、告白し、仲直り。(仲直りのシーンは、短縮版には無し)


レーザードリルがマグマに到達し、ドラッケンがマグマポンプを起動させる。

その時、キムがルーファスを呼んで、手足を固定している装置のスイッチを解除するよう頼み、脱出成功。キムはロンに、レ-ザードリルを止めるよう指示、自分はシーゴー捕まえると言って任務を分ける。

この時、お互いに「気をつけて」と同時に言って、「ジンクス」をロンが取る(んだっけか?どっち?)


ドラッケンは、シーゴーにキムを捕まえるよう指示。


シーゴー、キムを見つけて「お仕置きタイムよ、お姫様」と言い、格闘開始。

(シーゴーは、これ以降、事あるごとにキムを「お姫様」と呼びます。たぶん、馬鹿にした言い方なんだと思いますが・・・)


ロンは、レーザードリルの操縦室の潜入に成功。スイッチ類を適当に操作して、周りをメチャメチャに、そして、レーザーで壁のチーズを融かしていく。


ドラッケンが、「マグマを喰らえ、ミルウォーキー!」と叫ぶが、マグマポンプから出て来たのは、熱で融けたチーズ。

あたりは、融けたチーズがあふれ出して、ドラッケンやシーゴーを飲み込んで行く。

キムは、ロンを拾い上げて、フックガンで脱出。


基地の外。

融けたチーズの山で、チーズまみれのドラッケンたち。

それを眺めるキムとロン、そして地元の人たち。


ブエノナチョ。

キム、元気がない。「せこいと思うかもしれないけど、世界を救ったのに、クラブバナナのジャケットももらえない」と言って嘆くが、「それはどうかな?」と、ロンがジャケットをキムにプレゼント。

ロンには、「ナコ」でボーナスが出たらしい。

「ロンって、凄くやさしいのね♪」と感謝して、ロンに抱きつくキム。

しかし、そこへ同じものを着たネッドがやって来て、「チーズマシンに張ってあった切抜きを見て欲しくなった」と言ったので、ロンが「取り替える?」とキムに聞く。

キムは、間髪入れず「もちろん・・・」・・・で、おしまい。


いろいろ言いたいことも有りますが(爆)、実質#01の次回に持ち越します。

いや、でも、やっぱり面白いよね。


さて、いよいよ、第4シーズン最後です。


まぁ、オイラは、これから第1シーズンがありますが・・・(爆)。


最後は展開が目まぐるしく、しかもロンが、いろいろやってくれているので、上手くまとめられるかどうか不安ですが(笑)、まぁ、お付き合い下さい。


あらすじ・・・。


オーマンガ達の宇宙船内。


キムとドラッケン、囚われの身。

ボーホックとオーマンガは、地球に細長いカニのようなロボットを送り込み、破壊の限りを尽くしている。そして、どうやら、地球を征服したようだ。(つまり、人類の反撃がなくなったということだろう)

ドラッケンは、事態を吸収出来ず、キムは、冷静に状況を判断しているよう。


オーマンガ達は、惑星制服最短記録を作ったと盛り上がっている。


学校。


弟たちは、キムパパ、スリムおじさんと協力して、じゃがいも電池を作り、学校に電気を供給する事に成功。

体育館では、キムのおばあちゃん達が生徒の安否確認を完了するが、バーキン先生は怯えていて、おばあちゃんに事が解決するまで保健室に隠れているように言われる(爆)。


復旧した電気でパソコンを起動させ、被害の状況を確認するウエイド。

電気の供給が止まり、暗くなる街、そして、落下して来て暴れまわるロボットたちがパソコンの画面に映し出される。

見守るキムパパたちとロン、弟たち。

(ウエイドは、ロボットを説明する時「こういうロボット」と、見たままの説明、これが妙に、オイラのツボです・爆)

しかし、キムの情報は、何一つ得られない。

ロンは、キムを救出する覚悟を決め、そのためにロケットが必要だと考える。

キムパパをスクーターに乗せ、宇宙センターへ向かうロン。


宇宙船。


オーマンガ達と離れた場所に監禁されるキムとドラッケン。

キムは、冷静に、今後の対応を考えようとする。

すると、ドラッケンの首筋から植物のつるが伸びて来たのを見つける。

ドラッケンが、無視と間違えて気持ち悪がるが、あっちへ行けというと、スルスルとつるが伸びて監視ロボット(レーザー砲型)に近づく。

ドラッケンは、一瞬驚くが、試しに「キムを攻撃しろ」と命令すると、そのつるは、キムをぐるぐる巻きにして、宙に持ち上げた。そして、監視ロボットがキムを攻撃。

ドラッケンは、キムがやられたと思い、弔辞を述べるが、どっこいキムは、「ハロー、ドラッケン!」と言って、破れたガウンを布の切れ端をヒモ代わりにで縛って、監視ロボットと対峙。

ドラッケンを助けると、ドラッケンは、花にロボットを壊すよう命令した。

ロボットはグルグル巻きで破壊される。


学校~宇宙センター。

ロボットの攻撃をかわしつつ、なんとか宇宙センターに辿り着いた、キムパパとロン。

しかし停電の為、セキュリティカードが使えない。

そこへロボットが、入り口の柵を破壊、中には入れたが、今度は、ロボットの脚に囲まれて、光線で閉じ込められる。

万事休すか、というところに、シーゴー登場。

ロボットの脚を破壊して、彼らを助ける。

シーゴーは、キムにドラッケンを助けてもらおうとして、やって来たようだ。


宇宙センター内。

自家発電装置を稼動させ、電源を供給するキムパパ。

キムパパは、シーゴーに管制してもらい、自分とロンとで、ケプラー2(号)に乗り、敵の宇宙船を目指すつもりだったが、シーゴーは、キムパパの宇宙服を脱がして(シーンとしては存在してません)、ロンとケプラー2に乗り込み、出発する。


オーマンガ達の宇宙船内。

キムはドラッケンに指図するが、ドラッケンは気に入らない。

しかし、はずみで、脱出(?)用のチューブに落ちてしまい、キムに助けられ、納得?(笑)。


ケプラー2操縦席。

ロンは、シーゴーに、新しい事に臨む不安について問いかける。

シーゴーは、最初、バスの運転手を引き合いに、話し掛けるなと拒絶するが、怖いものは無いと、ロンに言う。

しかし、巨大な、オーマンガたちの宇宙船を目前にすると、思わず「これは怖い」。


・・・で、結局、ダストハッチから宇宙船に侵入する事になる。

(シーゴーが、ハッチから出て来たゴミ?を避ける為、操縦でケプラー2が揺れることを考え、ロンに「つかまって!」と言ったあと、ロンがシーゴーにしがみつくシーンで、「あたしに、じゃない!」と振りほどく場面は笑えました。)


オーマンガ達の宇宙船内。

シーゴーとロンが宇宙船に潜入して通路に出て来ると、反対側から、キムとドラッケンが走って来た。

抱き合うキムとロン。

ドラッケンとシーゴーも抱き合う寸前まで行ったけど、お互いに照れて、モジモジしてるだけ(笑)。

ケプラー2が、オーマンガ達に見つかったようで、地球に戻るには、この宇宙船を落とすしかないと、シーゴーは、動力室を探し出す。

エンジンのスイッチは、ルーファスが見つけて切る。

すると落下しだす宇宙船。

オーマンガ達は、慌てて、キムたちを見つけ出す。

シーゴーを見つけたオーマンガは、彼女は、「青い奴の連れ」だと、ボーホックに説明するが、シーゴーは否定する。

「キムたちは付き合ってるけど、私たちはそういう関係じゃない」というシーゴーに「本当に?」と突っ込みを入れるキム(笑)。

ボーホックは、「ムキになって否定するってことは、怪しい・・・」、と更なるツッコミ(爆)。

そこへ、ドラッケンの背中に乗せて宇宙服のジェットパックで飛んで来たロンがボーホックにぶつかる。そしてそのまま通路の奥の方へ飛んで行く。

シーゴーもキムを誘って、彼らの後を追う。(シーゴー、キムの手を引いて飛んで行く。これも宇宙服のジェットパック)

2人は飛びながら次の手立てを思案するが、良い考えは無い。

ドラッケンは、ロンの背中の上で、愚痴を言っているのだが、突然何かがひらめいたらしく、頭の中が回転し出したと言って、「これまでで一番すばらしい計画」だと自賛。

ロンが「世界を救う計画?」と突っ込みを入れる(笑)。


落下する宇宙船、大気圏突入。


それぞれが、宇宙船から脱出。

キムは、宇宙人の乗り物(空中バイク?)を借りて脱出。ウエイドに、ドラッケンの計画を知らせて判断をしてもらう。

ロンはジェットパックを使って、ボーホックと並んで、将来のことについて語っている(爆)。


シーゴーもジェットパック。、ドラッケンを引っ張って、ドラッケンの基地へ向かう。


ドラッケンの基地。

ドラッケンは、植物液を取り出す。

そこへロボットが現れて、ひと騒ぎするが、シーゴーがなんとか、ロボットの攻撃をかわして、ドラッケンを連れ出す。


空中戦を行いつつ、落下中のキムとロン。

ロンは、キムと別れることになるんじゃないかと心配しているが、キムは「私たちを引き離すものは、なにもない!」と言い切る。

オーマンガ達の攻撃でバランスをくずし落下するロンをキムが助ける。(着地完了)。

ロンは、キムに「君がいなければ何も出来ない」と弱音を吐くが、キムも、将来の事も含めて、「私だって怖い(不安と言う意味だと思う)」と、ロンに告白する。


キムたちと、オーマンガ達が対峙、そこへシーゴーとドラッケン到着。

ドラッケンが、植物液をロボットに降り掛ける。

「攻撃!」の号令で、つるを伸ばし、花を咲かせる植物。

オーマンガ達が、可愛らしい攻撃だと、馬鹿にするが、ドラッケンがさらに、「倒せ!」と命令すると、つるがロボットの脚を縛って、次々と倒していく。


ボーホックとオーマンガが反撃しようとするが、キムとロンが彼らを追撃して、2人とも、つるに絡まる。


ひと段落?。

キムは、シーゴーに後片付けを頼む(例のすねた顔で・笑)

しかし、ボーホックが反撃を開始。

キムとロンが、吹き飛ばされる。

気絶するキムの片足をつかんで持ち上げるボーホックは、オーマンガに、キムをトロフィーにして飾るようにと話す。

ロンは、その様子を倒れつつも辛うじて見ている。そこにセンセイのホログラムが現れ、ロンに「準備は出来ている」と励ます。


ロンは、立ち上がり、モンキーの魔力でボーホックと戦う。

そして、魔力の奥義(?)を発動させると、青いオーラにつつまれ、空中に浮かび上がり、最後、両手でボーホックとオーマンガの腕をつかんで、落下する宇宙船目掛けて放り投げる。

「2度と来るな!」

・・・衝突して大爆発。


戦いは終了・・・。


着地するロンを、呆然と見つめるキム。

ロンが差し出す手で立ち上がり、しばし見つめたあと、ヒシと抱き合うキムとロン。


ドラッケンは、状況が飲み込めていない。

シーゴーに説明を求めるが、「助手がステップアップしたみたい」「説明しても解からないと思う」と、シーゴー自身も信じられない様子・・・。


卒業式。

バーキン先生が一人ずつ名前を読み上げ、卒業証書を渡している。

キムは、「ありがとう、バーキン先生!」と言って、彼に抱きつく。

キムがいなくなることを、ある意味寂しがるバーキン先生だが、キムから、「まだ弟たちがいる」と慰められる(?)。弟たちは、何かの発明を試しているが、そこから発射された光線がバーキン先生の車を消滅させてしまう。


ボニーは、名前を呼ばれるが、授業をサボって、抜き打ちテストをうけていないからと、卒業が認められず、夏の補講に出るよう命令され、悲しんでいる。それを慰めるセニョール・シニア・ジュニア(爆)。

(身体は、ビーチで日焼け中だけど、心は補講中の君の側にいる・・・とかなんとか、その言葉に納得するボニー(爆))


ロンは、ジェットパックを使って、空中から現れる。呆れるバーキン先生。


てな感じで、終了すると、家族や友人と抱き合ったりして、帽子を空へ放り投げる。

ジータとフィリックスも一緒に喜び合っている。


国連本部(?)

ドラッケンが、メダルを授与される。

(植物液で世界を救った事が、評価されたのでしょう)

同席のシーゴーも祝福(?)。

ドラッケンの首筋から、例の植物のつるが伸びて来て、シーゴーとドラッケンをくっつけて縛り上げると、照れて見つめ合う二人。

(二人は、もう悪者には戻らないんだろうか?いや、だから最終回なんだってば!)

観客席(?)で二人を讃える(?)悪者たちオールキャスト。(特に、フルーガル・ルーカが目立っている・笑)


学校。

なぜか、みんなで遊んでいる?

キムたちは、バレーボールをしている。(キムは、チアリーダーの衣装以外で作品中最も短いスカート<パンツ型かも?>をはいています。何か深い意味は、あるのかな?)

キムの打ったボールが、補講の準備中のボニーの頭に当たる。

そのボニーを抱き上げて慰めるジュニア(しつこいほど、この2人のシーンがあるって事は、マジで恋人に成った事をアピールしているのか?・・・まっ、どうでもいいけど・・・爆)


弟たちは、ロン・リーガーと一緒に何か作って、またまた、バーキン先生の車を消滅させる。

などなど、みんな、楽しげな雰囲気の中、

キムとロンが、両端の人の列の花道(?)を駆けて来て、車に飛び乗る。

みんなが手を振って見送る中(何故かウエイドもいる)、車が、あたかも月に向かうように空を飛んで行く。

「卒業は、世界の終わりじゃなかったでしょ?」とキムが問いかけると、キスをして返すロン。

二人の乗った車が、月の中に消えて行く・・・。


エンディング。

国連本部のロビー?

悪者勢ぞろいの中、ディメンター教授が、ドラッケンの今回の行為(世界を救った事)を茶化すが、ドラッケンは、違う事を訊いてくれと、不機嫌に・・・。

するとディメンターは、「なぜ肌が青いのか?」と聞いて来たので、上機嫌になったドラッケンが、こう答える・・・「それは、火曜日の事だった・・・」・・・で、おしまい。KP、シリーズ完結であります。


いや~、シリーズ87本、たっぷり楽しめましたね♪

まぁ、オイラは、これから、第1シーズンな訳ですけどね(笑)。


来週から、第1シーズンの怒涛の連続更新を行いますので、応援して下さい。


ところで、ボーホックなのか、オーボックなのか?

どっちでも良いけど、原語はどうなってるんでしょう?誰か教えて?(激爆)。


え?、どっちも違う?


・・・(轟沈)。

さてさて、久し振りのエピソード更新です。


いよいよ、シリーズ、最終エピソードとなりました。

しかも、前後編の2本に分割する気の入れようです(笑)。

これは、レギュラー制作としては、最初で最後のことです。

これまでの連続もの(3本分割)は、いずれも、TVムービー仕様で、DVDのために作られたようなエピソードですからね。


最終、ということで、まさに、オールキャストですよ!


それでは・・・。


あらすじ・・・。


アルプス、ドラッケンの基地


・・・を目指す、キムとロン。

例によって、任務に集中していないロン、キムに怒られる。

ロンは卒業式でガウンが着れる事へ、異常な?こだわりを持っている(笑)。


ドラッケンの基地の中。

ドラッケン、「ミュータント植物液」なるものを開発したらしい。

これは、「破壊的植物」を成長させるようだが、液をまくと、木が生えて、花が咲くだけだった。

思惑が外れ、シーゴーにキムの相手をさせるドラッケン。

だが、ルーファスが次の手を打とうとするドラッケンを妨害し、ドラッケンは、背中にしょったその液のタンクが暴発すると、空中を飛んで、床に叩きつけられる。

変身した(?)かのように不気味に立ち上がるドラッケンだったが、顔の周りに花びらが付いてるだけだった(笑)。


そのあと、液が入った巨大なタンクが壊れ、基地の中に、その液が溢れ出す。

脱出するキムとロン。

その後ろで、植物に覆われるドラッケンの基地。


キムの家。

キム、ウエイドと、今回の件を通信。

そこへ、キムのステレオとパソコンを持ち出す弟たち。

キムは怒るが、逃げ足は速い(爆)。


そこへ、全身キラキラ(宝飾品)にしたロンがヒップホップ調で登場。

キムパパが、ゴルフに出掛けようとして、ロンの姿を発見すると、「宝石関係は禁止だ」と、ポッシブル家の決り事を説明する。

(質素な生活を好む、という設定なのか?、まぁ、これまでも、華美な装いなどは、無かったが、これは、やりだすと、作画が面倒なだけで、作品上、やむを得ない設定・・・?)


スマーティーマート、ペット売り場。

ロンが、ペットの世話をしていると、バーキン先生が登場。

卒業式を前に浮かれている(?)ロンに対して、「全ては、崩壊し、中心は持ちこたえられない」と、謎めいた言葉を告げる。

そして、ロンに「スキーは得意か?」と訊き、「ここからは下り坂だ」と言い残して、去る。


ゴルフ場。

キムパパとスリムおじさん(キムパパの兄)、ほか、キムパパの研究仲間。

ゴルフ場の芝が、何者かにあらされているのを発見。俯瞰で見ると何かのマークのような形になっている。


キムの家。

テーブルの上に、手紙が山のように積まれているが、全て、キムの大学の合格通知。

ロンがやって来て、自分のところには、まだ何も、来ていないとぼやくので、キムは、気を使ってブエノナチョへ誘う。


ブエノナチョ。

ロンは、いきなり、キムの肩をつかんで、「何で終わりが来るの?」と問いただすと、キムは飲んでいた飲み物をロンの顔面に噴出す(笑)。

ロンの考えは、「卒業→全ての終わり」というもの。(バーキン先生の影響)。

キムは、卒業が終わりでないことを説明するが、「卒業するからって、別れるわけじゃない」とう言葉に、ロンが過剰反応し、話がややこしくなる。

で、結局は、キムの説明を理解したロンは、キムとキス。

(こういうシーンが、KPでは重要。基本的に、キムをいじれる<ネタとして・・・>のは、こういうシーンだからね。・・・ひとりパニクってるロンに、「違うってば・・・」と、つぶやくキムが妙に面白い)


キムの家。

キムママとキム。

さっきのロンとのことを話しているようだが、キム自身も、卒業した後の不安を感じている様子。

そこへ、スリムおじさんとキムパパがゴルフから帰って来た。

キムを抱きかかえるスリムおじさん。

元気のなさそうなキムの様子を気遣うキムパパ。


その時、外から爆音。

弟たちが庭からロケット(スパイ衛星用)を打ち上げた。

それで、キムとロンを監視するらしい(笑)。


TVのニュースで、世界各地のゴルフ場に現れたマークを中継している。

キリガンの仕業だと考えるキム・・・。


キリガンの基地、を望むゴルフ場。

キムとロン。

ロンは相変わらず、任務に集中していない(爆)。

キムは、キムニケーターでウエイドと連絡を取るが、通信状況が悪い。

その時、地中から、兵器が現れ、キムたちを狙う。


それは、ゴルフボール爆弾の発射装置だった。


とりあえず、その場は難なくしのぎ、基地の中へ・・・。


キムはキリガンを問い詰めるが、キリガンも、ゴルフ場荒らしの被害者のようだ。

任務はとりあえず、振り出しに戻る。

帰りの飛行機をウエイドに手配してもらおうとするが、通信状態が悪いので、いつもの協力者と連絡が取れないらしい。替わりに、ファーストクラスの飛行機を手配。


空港。

ロン、恋人の別れ(見送り?)の場面に遭遇し、見入ってしまう。

周りの視線を集めるキムとロン。

ロンは、ズボンをはいているか不安になるが(笑)、原因は、他にあった。

本屋の全面に貼られた雑誌の広告、そして、「ヒューマン」というその雑誌の表紙を飾るキムの姿。キムの卒業の記事が、特集されているらしい。


学校、廊下。

キムがロッカーを開けると、中は空・・・。

バ-キン先生が、キムのロッカーの荷物を片付けてダンボールにつめていたのをキムに渡す。ダンボールの上に乗っかってるパソコンのモニターのウエイドが、「(片付けることを)抵抗したんだけど・・・」と言っている。

キム、ロン、そして、卒業を喜ぶモニーク。

ボニーが、雑誌の表紙を飾ったキムに賛辞を贈るが、あごの下にニキビがあると、例によって憎まれ口を叩くが、キムは、意に介さない。


最後の授業。

担当の先生が宝くじに当たって、学校を辞めたらしい。

ので、またまたバーキン先生が代役。

(このお約束は、KPの中では屈指のパターン。手法としても、目からうろこで、永遠に語り継がれるべきものです。フィギュアスケートの技のように、命名しましょう。・・・「バーキン型代役」?(笑)。)

卒業生総代のフィリックスが、キムにもスピーチを頼む。


教室のライトが点滅。(何かの前触れですが、ここでは語られてません)

授業終了の15時丁度まで、生徒全員、時計を見つめつつ待つ。

(まぁ、最後の授業と言うのは、どの国でも同じで、何もやる事がないのですね。)


15時キッカリに時計が壊れ、バーキン先生は、口で終了のチャイム。

一斉に教室を駆け出す生徒。

キムとロンも、手をつないで、学校の廊下のドアを開けて外へ出る。


キムの家。

卒業式出席の為に来ている、おばあちゃんと再会するキム。

パパとスリムおじさんも、キムの新しい合格通知を見ながら・・・。

弟たちは、スパイ衛星が軌道に乗ったと、喜んでいる。


キム&ロン、

それぞれの家で、卒業式のための準備、

身だしなみを整え、写真撮影。


天文台。

チェン博士が、夜空に何かを発見。

キムパパに連絡するが、電波状況が悪く、切れてしまう。


キムの家。

一家でキムの卒業式へ車で出発。


しかし、その直後、キムの家に何かが落下して来て、家は粉々に・・・。

そこには、巨大な兵器が・・・。


隠れ家マンション?

(ドラッケンが、シーゴーに荷解きするよう指示しているのを見ると、基地がミュータント植物に占領されたので、引越ししたものと思われる。)

ドラッケンの顔には、相変わらず花びらが生えてきているので、シーゴーにおちょくられている。

外が明るくなり、巨大なライト(塔?)のようなものが現れている。


学校のトイレ。

ロンの前に、念写されたヤマノウチ学校の「センセイ」が姿を現す。

センセイは、ロンに、「魔力は、逆境で花開く」と告げ、その準備は出来ていると言いつつ姿を消す。


卒業式。

グランドの外で待機しているキムたち。

いよいよ式が始まるということで、ロンは、キムが宇宙へ行っても、地球で待っていると、わけの解からない事を言う。

(これは、ロン自身が予感した事を話していると理解すべきか?ロンの持つモンキーの魔力に由来するものか?。まぁ、物語の進展上、ロンを冷静に対応させるべき手順・・・と言う感じです。センセイが言った「準備が出来ている」ということも、その手順のうちに入るでしょう。)


卒業生入場。

観客席には、キムやロンの家族の姿・・・、そして、セニョール・シニア・ジュニア?

ジュニアが手を振る先には、ボニーが・・・(爆)。(あれから<#82から>本当に付き合っていたんだ、というオチですね<笑>)

そして、ジータ(同じ卒業生だったんだ!)は、ステージの上にいるフィリックスに向かって手を振っている!?。(フムフム、そういう関係にしたのか?<爆>、まぁ、お似合いっちゃ、お似合いだわね。)


フィリックスの挨拶が始まる中、キムは、席の離れたロンに「告白したい事がある」と話し掛けるが、回りの騒々しさの邪魔されて、上手く伝わらない。

そのうち、フィリックスが、壇上からキムを呼ぶ(スピーチのため・・・)


隠れ家マンション?

巨大なライトだと思っていた物体は、宇宙船だった?

ドラッケンが、その中へ吸い込まれて行く。


卒業式。

キムのスピーチ。

その上空から、キムに向かって怪しげな光線が・・・!空中に浮かび上がるキム。

そして、ロンが駆け寄り、手を伸ばすが、その光線の中をキムが、上空の宇宙船の中に吸い込まれて行く。


宇宙船の中。

先に捕まったドラッケンの隣に、キムが浮き上がってくる。

二人とも、手足の自由が無い状態(手錠のようなもの)で浮かんでいる。


そこへ現れたのは、緑の肌の大男(オーボック?ボーホック?という名前。)

そして、あのオーマンガ(#70)が、後から現れる。

オーマンガが、前回やられた復讐に仲間(夫婦か?)を連れて来たらしい。

キムが「復讐に来たって訳ね!」


で・・・、派手に、To be continued・・・。

次回予告の映像・・・、でおしまい。

(これって、きっと、やりたかったことのひとつだと思います。ディメンター教授じゃないけど、スタッフの「やりたいことリスト」に載っている項目でしょう<笑>。)


さてさて、みなさんパー


ディズニーチャンネルに、KP第1シーズンが戻って来るビックリマーク・・・らしいですドキドキ


すでに、テレビ東京系列のディズニータイムで、ちょうど現在、放送中なわけですが、いやいや、あれはあくまでも短縮版です。5分ぐらい短いですからね・・・。

言うなれば、KPのもっとも楽しむべきシーンが、ボロッと、ありません。

肝心?なシーンが、サクサクッと、カットされている・・・、はずなんです。


まぁ、ノーカット版を見てませんから、これ以上、突っ込む事は出来ませんが(爆)、オイラのように、ごく最近に、KPファンになった方々にとっては、本当に嬉しいことだと思います。


ただし・・・、

第1シーズンのキムは、キャラが若干、尖がってます(笑)。

画的にも、性格的にも・・・。


でも、キムは、キムです。

本質的には、そんなに変わりません。

強いて言うなら、第1シーズンのキムは、「やさしさ」が足りないだけです(爆)。


第2~第4シーズンを見慣れた状況では、かなり違和感があるかもしれませんが、我慢して下さい(激爆)。これがあっての、第2~第4シーズンなわけですから・・・。


ということで、

放送日ですが、

現在の放送順で行けば、

6月5日(木)6日(金)が、#86、87の、「さようならミドルトン高校・前/後編」

こちらも、レギュラー放送は初登場です。


そして、6月9日(月)から、#1が始まるということですね。

ただし・・・、

キムたちが、ドラッケンと初めて顔を合わせるのは、#2のエピソードです。

すでに#1で、戦っているにもかかわらず、実際の初顔合わせは、#2ということです。これは、覚えておいて下さい。

それから、#2でドラッケンが初めて出てくるシーン、ドラッケンの肌の色に注目!

暖炉の炎の照り返しがあるにしても、あの色変えは、変です。

明らかに、肌の色は普通・・・。

最初期は、いろいろな事が見えて、面白いです(笑)。


ではまた・・・。