ハローです。☂️
このところの時間のなさに読書が入ります。
今回の伊坂さんの陽気なギャングシリーズを、切れ間なく読むため。
前から気になってたけどなかなか手に取らなかった三作品。
やっと読めた。
3作品目はこれ。
「陽気なギャングは三つ数えろ」
著: 伊坂 幸太郎
まるで信号機並みの色合い。
3作品目は赤です。
他の2作品よりはちょっと薄い感じ。
字の詰まり具合は今までと同じ。
今回は気になる諺とか四字熟語とか少ない方だったかな。
今まで以上に4人が窮地に追いやられている感じがあってドキドキした。
そして敵を欺くには味方から、じゃないけど、結末の方の予想は見事に裏切られた。
私としては最後、陽気なギャングチームと大桑が一緒に企んで火尻を陥れると思っていたら、一緒ではなかった。アンド、亀も返さなかった!
ざっと話のあらすじは、まあ、最後になるかもしれない銀行強盗で久遠が怪我をする。
そのケガに完治もままならないくらいに別の事件に巻き込まれていく。
下衆な週刊誌の記者に関わってしまう。
その週刊誌記者に追われるアイドルの昔の知り合いがこの記者に面白おかしく野次馬をそそる記事により自殺をしており、その仇討ちのために集まった人たちと共謀して自殺に見せかけて殺そうとしたところに久遠が邪魔しちゃう。
火尻にはカジノで負けた借金があり、久遠の怪我から銀行強盗一味を怪しんだ火尻は陽気なギャングたちを脅し,借金をチャラにさせようとする。
要は特に成瀬を脅して公務員が強盗をしてるだとか,ありもしないアイドルとの密会などを記事にすると脅して、成瀬たちに自分の借金を帳消しにさせようとする。
最後は、成瀬たちもピンチ!となるが…
ピンチ!となるようで、初めの方に引いた伏線の回収で脱げ出した凶暴な犬が出てきたw
あれ作り話で技と疾走した犬を探させていると思ったら、本当に失踪犬だったのねwと思った。
最後のカジノの大桑の一味とのやり取りはドキドキしたわ。
ジビエ料理でカメ(おばあちゃんの形見と思わせている)を料理して出したから。
いいタイミングで大桑もやってきたし。
今回は成瀬、久遠の会話シーンも多くて響野の出番が少なめ(出てきてもロクなことはしないw)だった気がする。
ホテルでバイトをする慎一に、時の流れを私も感じたわ。
しかし、時代がハイテクになったことで、トリックらしいトリックも複雑になるし、アナログな行為も古すぎて使えなさそうだし、4人の体力的なことも考えると銀行強盗を続けていくのも難しいと思うけど、この4人のその後は見てみたい気がするので,強盗をしない、人助けをするだけでいいから、騒動に巻き込まれるだけでいいから続編を読んでみたい!
伊坂さん、続編(4作品目)をお願いします。
久遠の恋愛でもいいよ!
久遠がニュージーランドまで女追いかけて行っちゃった、とかでもいいし。
成瀬と雪子が一緒に住み始めたとかでもいいし。
あ!
今回成瀬の息子からの電話、なかったね!
予言めいたこと言うの。
この4人の話、続けて欲しい。
3作一気読みもおすすめ。
📝メモ📝
おとなしくできないなら、せめて気をつけてやれ
ヒト科非常識類強盗属
虚言癖群さわがしい属
カカトアルキ
嘘には3つある;嘘、大嘘、統計
栗の毬(いが)
眠っている犬はできるかぎり寝かせておけ
冬虫夏草
冬人夏草
1インチ与えれば1ヤード取られる
計画を立てるのは人だが、成敗するのは天だ
牛追い牛に追われる
海千山千
弱肉強食
手加減無用
電光石火