節分の名残らしい、しめ縄が張られた鳥居をくぐる。

宮司さん宅を訪ねるが不在。

石段を上がってみると、ちょうどお宮の人が植木の手入れをされていた。

かくかくしかじか・・・

要件をお話しすると、タイムリーなことに、昨年、話しをしたお宮の娘さんもいらしたので、即、話が通じて案内していただいた。

ちょっとわかりにくい入口だったので、案内していただき幸運だった。

林の中、少し開けたところに二つの祠。

右が石鎚神社とのこと。

元々、神社下に位置する鍛冶新町(旧町名で現存せず)にあった祠が道路拡張にかかったので、当社境内に移設したとのこと。

以前は氏子が祭り、直会もしていたようだが、氏子が高齢化し、世話もできなくなったので、何年か前、終いの祭事をしたという。

残念ながら当社は鍵を預かってないとのことで、中を拝見することはできなかった。

法鬼神

石鉄山王大明神

百万狗?

明治二年己己????

中川徳三郎平是?

石灯籠。

慶応三年とある。

ただし石鎚神社との関連は不明とのこと。

 

お話を伺った後、初穂料をお渡しし、初詣もしていなかったので、お参りしてお宮を後にした。

かつて石鎚神社の祠があったという旧・鍛冶新町と思しき通り。

直進すると三原駅方面。

昭和の佇まいを残す。

 

それにしても良い陽気。

この調子ならスボン下もそろそろ脱げそう?

ポカポカ陽気…

いつものように「吉本新喜劇」を見た後、地元民から西宮神社と呼ばれている三原八幡宮に行ってきた。

 

というのも昨年夏、犬の散歩がてら訪れたとき、宮司の娘さんから境内に石鎚神社があると聞いたからである。

いつも感心しながら拝見しているブログ「旅する石鎚信仰者」さんに一報し、日を改めて、確認、レポートする旨、お伝えしたものの果たせずにいた。

 

9月20日、再訪し、境内を回ったものの、確認できず。

野犬やイノシシに遭遇。

また蒸し暑さの残る中、軽装、肌の露出も多かったので、藪を掻き分ける勇気も無く、そのまま越年してしまった。

以後、思うに初詣さえしていなかった。

 

「良い仕事してますね」は「なんでも鑑定団」の鑑定士・中島誠之助さんの決め台詞。

 

最近、「良くできてるな~」と感心したのが、これ。

風が強かった日の翌朝、落ちてました。

鳥の巣。

紙の緩衝材と木の蔓、枯葉を巧みに織り込み、作ってます。

 

もう一つはこれ。

家人の誕生日に娘がプレゼントで買ってきたもの。

乾電池で光ってます。

熱くなくて煤も出ないが、炎の揺らぎが本物と見間違う。

 

作り手は違えど、いずれも「良い仕事してますねぇ~」。

 

「ドッペルゲンガー」

ウィキペディアによると、「自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる現象。

自分とそっくりの姿をした分身。

同じ人物が同時に別の場所(複数の場合もある)に姿を現す現象を指すこともある(第三者が目撃するのも含む)。超常現象事典などでは超常現象のひとつとして扱われる。

その人物の「死の前兆」と信じられた。」

 

四国八十八所を回っている。区切り打ち。

愛媛県の石鎚山中腹にある60番横峰寺が未踏査だったので歩いてきた。

地図からして難コースであることが伺えたが、実際に歩くと想定した以上の苦行だった。

 

登山道に入る途中、車道のコンクリート法面に二つの石碑と小さな祠があった。

碑文は風化して読み取りづらいが、一つは「御来迎所 文化14年」とある。。

もう一つには「御来光出現 弘法大師曰く神仏は死んでも無きものではない 生きて此世で救けるものなり 教えに従うところには自由自在に現われて救けるものなり 昭和48年9月12日 出現の時刻10時30分より40分まで」とあり、高知市の58才の女性と56才の男性の名前と住所と、「同行2人拝す」と刻まれていた。

要するに、ここに弘法大師が現れたということだ。

 

文化14年というのは西暦だと1817年のようで、徳川11代将軍家斉の時代らしい。

また昭和48年だと、まだ車道が整備されてなくて、この遍路道は本当の山道で、苦難の連続だったのではなかろうか。

 

信仰されている方に失礼とは思うが、極限状態に置かれて起こる幻覚、幻聴とも考える。

ドッペルゲンガーもその一つだと思う。

 

仕事に出た時、倉庫の軒下で弁当を食べる。

ふと棚に置かれた古い塗料の缶が目に入った。

その開口部からの滴り跡に一人の人物像が浮かび上がっていることに気付いた。

鍔のないキャップ、黒いぴったりした長袖の作業着の襟を立てている。

その表情ははっきり読み取れないが、決して見るものに恐れを抱かせるようなものではないし、訴えてくるものも感じない。

この塗料を使った人物なのか?

だとするともう何年も前だ。

 

弁当を食べ終わり、仕事を再開しようと、ガラス戸に映った自分の姿を見て、鳥肌が立った。

缶に浮かび上がった人物像と己が姿が重なったからである。

これってドッペルゲンガー?

ということは・・・

 

お大師さまーっ!

 

竹製の熊手を更新した。

中国は浙江省の製品。

商品名はその名も「躍進」!

なんとも勇ましい。

さすが漢字の母国だ。

 

ただ最高級品にしては店頭にあったときから柄が割れていた。

でも、軽さ、櫛のフック、しなりから敢えてこれを選んだ。

 

唯一無二の相棒であり、時給900円の必須アイテム。