1月校の受験が始まったので、こちら、再掲します。
合格はしたけど悔し泣きした息子でした。
受験本番は、これまでのテストと違い、親も覚悟が必要だなと思った初戦でした。
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我が家は、エリア的に1月は通学できる学校がなかったので、前受けの形で受験しました。
1校のみです。サピの先生も、「1校でいいですよ」でしたので、アドバイス通りにしました。サピの授業大好きな息子は、通学しない学校の受験で、サピを休みたくない派だったのもありましたので、1月は1校だけ。
会場で受けられる(受験会場まで行きやすいメリット)地方の学校もありましたが、中学校で受験本番を経験したかったので、埼玉の学校を受験することにしました。また順位が出る栄東にしました。栄東は、いくつも受験種類があって、どれにしようか、11月まで決めかねていたので、過去問も買っていなくて、11月半ばになって、ふと、「売り切れていたらどうしよう!」と、慌てて購入したことを覚えています。ちゃんと買えて、大丈夫でした!!
息子の成績から、東大特待〇年で合格がでるタイプがいいかな、と思って、東大特待Ⅰにしました。特待1年・3年・6年での合格なので、東大特待Ⅰがダメだったら、そのときに、「またチャンスがあるよ!数日後の特待Ⅱやってみよう!」と言うつもりでした。
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さて、東大特待Ⅰを受験した息子。
実は、息子は栄東の東大特待の結果で、大泣き・・・。
合格🌸したのですが、特待6年がとれなかったので、悔し泣きでスタートする受験でした。
東大特待の過去問は1年分だけ取り組んで、6年特待の合格点を超えていたので、息子は、6年特待で合格するんだ、と目標を臨んでいました。しかし、結果は、3年特待でもなく、1年特待での合格。
初めて合格なのに喜ぶ顔をする間もなく、涙を流して部屋にこもってしまったんです。
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栄東の合格発表の時間、息子は、学校に行っていたので、私が先に確認をしていました。きっと、息子は、喜ばないかもしれない、悔しがるだろうと想像し、私はどんな言葉をかけたらいいのか、そればかり考えていました。
明るく、合格なんだからすごいね!はじめての受験で合格だね!と言ってあげたらいいかな~とか、いろいろ考えましたが、息子からすれば、とってつけたようなきれい事。本人は6年特待で合格する目標を持っていたのだから、そんな言葉、気休めにもならないだろう…と思い、堂々巡り。
結局、私はかける言葉は思いつかいまま、息子が帰宅してきました。
部屋で泣き続ける息子に、私ができたことは、そのときに私が、これくらいしかできない、と思ったことは、甘くてあったかいココアを入れてあげること。そして、息子が、思いっきり泣いて、泣き尽くすまで、そっとしてあげよう、でした。
部屋に入って、ここにココア置いておくね。飲みたくなったら飲んでね。とだけ伝えて部屋を出ました。
5分か10分くらいしたでしょうか。もっと長かったかもしれません。
正確な時間は覚えていませんが、息子が部屋から出てきました、空っぽになったコップを持って。
お母さん、ありがとう。
僕、大丈夫!絶対、〇〇(第一志望校)では、トップで合格する!
そういって、表情が変わったのがわかりました。
(第一志望校は順位発表はないので、その意気込みで臨む、という意味合いです)
その後、サピックスに電話をして、合格の報告、1年特待で悔し泣きをしたこと、を先生に伝えました。
先生からは、「1年でも特待がとれていいですよ。そうですか、泣いたんですね。ここで悔し泣きすることは、経験上、悪いことではないですよ」とおっしゃって、息子とも話してくださいました。
私自身も、心の中では、「合格した、でも悔しさもある、」というスタートは悪くないかもしれない、と感じていました。そんなことは、もちろん息子には言わないし、そんな態度も見せません。思い通りに6年特待で合格して、慢心してしまうんじゃないかとそちらの方が危惧していたくらいだったのですが、志望校かどうかも関係なく、受験をするからには、親も1校1校、覚悟を決めて出願し、受験結果を受け止める必要があるな~と思いました。
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実は、栄東のこと以上に、2月1日の朝にまったく想定していないことが起きました。。。もう、3年間が水の泡になるかも、と思ったくらいでしたが、あの、息子の強靱なメンタル回復は、今でも忘れません。入試本番は、何が起きるか分からない。私も息子も2月の勝者を読んでいて、心構えはあったつもりでしたが、いやいや、事実は小説(漫画)より奇なり、でした。
この本は、私はとても参考になりました!