今日は、ご高齢者がお好きな3種のお漬物と題しまして、まことに勝手ながら私の独断もまじえてまとめてみました。
万が一、このブログを読んだご高齢者の方がいらっしゃいましたら、怒り心頭のこととは思いますが、ここはひとつ絵夢の戯言として読み流していただければ幸いでございます。
・テレビ漬け
朝から晩まで延々と続くワイドショーや報道バラエティの視聴者の大半は、時間をもて余すご高齢者の皆さんです。
加えて、イケメン俳優が登場する日本のドラマや韓流ドラマも大好きです。
さらには、ご自分の息子さんとは似ても似つかないイケメン・アスリートが登場するスポーツ中継は、視力の衰えも重なりつつ、テレビ画面にかじりつきです。
また、ワイドショーでのとても大げさなアオリ専門のコメンテーターのお話をそのまま信じ込み、中にはコシを抜かす方もいらっしゃるとか。
とにもかくにも、ご高齢者にとって、お漬物の中でもテレビ漬けは、入れ歯の心配もない大の好物であることには間違いありません。
・検査漬け
検査設備のある大病院の待合室には、健康優良児のようなご高齢者であふれかえっています。
その待合室の横にあるスターバックスにて、キャラメル・フラペチーノのベンティ・サイズを注文し、聴力の低下も重なり、黙食ならぬ談食のもと、とてもにぎやかに召しあがっていました。
ほとんどのご高齢者は、1割負担(一部2割負担)で、検査が受けられることもあって、病院での検査はかなり先まで予約でいっぱいだとか。
年間40兆円以上の医療費が、実感できる瞬間でもあります。
・クスリ漬け
いつもの光景ながら、病院の待合室はご高齢者のサロンと化しています。
中には、およそご病気とは縁のないようなお元気そうに見えるご高齢者であふれています。
とても簡単な診察で、制限いっぱいのお薬をもらうため、はるばる足を運んでいるのでしょうね。
もちろん、オンライン診療や電話診療など最初から眼中にはありません。
それもそのはず、息子さんとは似ても似つかないイケメンのお医者さんとの世間話の方を楽しみにしているご高齢者もいるとかいないとか。
そして、リュックいっぱいのお薬を背負って、元気な足どりで病院をあとにするのでした。
もちろん、お薬の方も同様、ご高齢者は1割負担(一部2割負担)です。
そして家では、手元にお薬が山積みされているだけで心がやすまるというご高齢者も決して少なくありません。
でもそのうち、お薬の消費期限が到来することでしょう。
食品ロスもさることながら、お薬ロスの方もかなり深刻では?と思うのは、果たして私だけでしょうか。
ちなみに私には、ご高齢者の予備軍のような両親がおります。
このブログ、私の親が読んでいないことをせつに祈るばかりです。