OSHOの言葉
~TAO永遠の大河より
天下の人が皆、美を美と知ったとき
そこから醜さが起こる
天下の人が皆、善を善と知ったとき
そこから悪が起こる
つまるところ
有と無は互いに補い合って成長し
難と易は互いに補い合って完成し
長と短は互いに補い合ってコントラストをかもし
音程と声とは互いに補い合ってハーモニーをつくり
前と後は互いに補い合って結びつく
かくして、賢者は
行なわずして物事を処し
言葉なくして教えを説く
万物がそれぞれに生じ
しかも、彼はそれらから立ち去らない
彼はそれらに命を与え
しかも、それらを我が物にはしない
彼は行ない
しかも着服しない
成して
しかも、何ひとつ手柄を主張しない
なにも手柄を主張しないからこそ
その手柄は彼から奪い去られ得ないのだ
THE MASTER マスター
「美」を意識したとたんに、
美を美とするための醜さもそこにいる。
秩序を考え出した瞬間に
無秩序が起こる。
神のことなど考えた瞬間に
もうそこには悪魔がいるのだ。
「神は善」
としてしまったら、
人生にある悪はどこへやったらいいのか
善良でいろ、悪人になるな、と言われたら
自分の中にある憎しみや怒りや
嫉妬や所有欲を見ることになる。
愛は憎しみなしに存在できず
慈しみは怒りなしには存在できず
幸せは不幸せなしに存在できない。
それらは、コインの裏表のように
同じであるから。
両方がそこにあることを許して
両方が、そこにあることを楽しむことができたら
そこには、反対のもの同士のシンフォニーが生まれる。
互いに補い合いながらそれは生き生きと
可能な限りの最大の「生」になる。
その未完成こそが
完全な全体性であるから。
ぽちっとするといいことがあるように設定中