のらりくらりと連載中
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ジナンくん2年生の時
東日本大震災がありました。
大きな被害はなかったものの
学校の給食の牛乳が届かなかったり
ということがあって
学校から「水筒を持参するように」
という連絡がありました。
朝、水筒を用意しておいたのに
ジナンくんは忘れて登校してしまい、
学校で困るだろうな~と思った私は
水筒を届けに行きました。
ジナンくんに水筒を渡すと
なんだか微妙な顔をして水筒を受け取るんです。
「え~何しに来たの?」的な感じなので
学校から帰ってきたジナンくんに
「せっかく持ってってあげたのに何なのよ~」と私が言うと
ジナンくんはこう言いました。
「おかーさん。クラスで水筒を忘れたのは
ぼくと○○くんだけだったんだよ。
おかーさんが水筒持ってきちゃったから
忘れたのは○○くんだけになっちゃったんだ。
ぼく、○○くんと一緒に水筒を忘れてあげたかったのに」
∑ヾ( ̄0 ̄;ノナナナント!!
軽い衝撃受けましたね~。
一緒に忘れてあげたかった、って・・。
○○くん、水筒忘れちゃったんだ。
あ、ぼくも忘れててよかったな~、みたいな?
忘れてよかったな~なんだね。←こういう発想が面白い。
「そうなんだ~。じゃあ、水筒忘れちゃった○○くんに
お茶を分けてあげたの~」
「え?あげないけど?」
「Σ(~∀~||;)・・あ、あげないんだ。
」
どうやら水筒を一緒に忘れた仲間でいることと、
お茶を少し分けてあげることは別物のようですね。
優しいのか優しくないのかよくわからんのですが
そんなジナンくん2年生でした。
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