「人間はグルーミングを忘れた霊長類である」
今、私が読んでいる「セロトニン脳健康法」
という本に載っていた一文です。
猿はグルーミングという行為をしますね。
これはお互いをケアしあう、という行為で
仲間意識を高めたり、緊張をほぐしたりと
猿の社会を平和にするために必要なことです。
霊長類の仲間である人間も
実はグルーミングが必要なんです。
ふれあいを忘れてしまった霊長類は
不安や緊張が強くなり
孤独感と攻撃性を緩和できなくなります。
それは、お互いを大切にできない、
ということであり、憎しみ、暴力を生み出します。
人はふれあい、お互いを大切にケアしあうことで
喜びを感じ、心を落ち着かせているのです。
だから、「タッチング」は人間に絶対必要。
ママが赤ちゃんに沢山ふれることで
ママと赤ちゃんはグルーミングを
していることになります。
お子さんががママのそばを離れたがらないのは
お子さんからママへの大切なプレゼント。
「ママ、もっとゆっくりふれあいを楽しもうよ。
心を落ち着かせて一緒に喜びを感じあおうよ」
泣いてばかりで大変な時期もあるけど
子どもたちの声はこう言っているのです。
話せなくても分かり合えます。
ふれあうことを受け入れれば
分かり合えます。
それは子どもたちだけではなく
ふれあいを忘れた大人たちを
癒すことにもなるのです。