横須賀市医療的ケア児等支援協議会。 | おばたさおり(小幡沙央里)のブログ

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横須賀市議会議員3期目。
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【医療的ケア児等支援協議会】
1月30日、横須賀市医療的ケア児等支援協議会が開かれました。
(医療的ケア児とは、日常的に人工呼吸器での呼吸管理やたん吸引など、医療的ケアを必要とする子どものことです。)

支援協議会は医療・保健、福祉、教育関係者、当時者(今回は欠席でした)、神奈川県機関などから構成されています。

令和3年度の協議会での取り組み、横須賀市における医療的ケア児への取り組み、神奈川県のモデル事業である「医療的ケア児コーディネーター配置事業」の取り組み状況について、報告があり、意見が交わされました。

養護学校からはこれまで登下校時の送迎を保護者が行っていたものを、現在学校が保有している一台を医療的ケア児の登校の際に使用している報告がありました。

ただ現在は毎日の利用ではなく、希望する児童生徒が順番に利用する形になっており、週一回程度、「登校時」のみで、下校時は利用できていない、とのこと。

同乗する看護師の確保が課題となっています。

看護師の確保については横須賀市でも保育園へ配置しようとしたけれど採用に至らなかった経緯があります。

委員として参加されている訪問看護ステーションの方からはしっかり単価を考えて雇用するための予算を計上しなければ、採用することは難しい、と実際の金額も交えて発言がありました。

県のモデル事業「医療的ケア児等コーディネーター配置事業」ですが、これは横須賀・三浦圏域(横須賀、鎌倉、逗子、三浦、葉山)にて医療的ケア児等と必要な社会資源(保健・医療・福祉・保健・教育など)をつなぐコーディネーターを配置する事業です。


3つの社会福祉法人が担っています。

こちらは3月までのモデル事業で、今後検証を行ったのち、市町が今後の在り方を検討していくようです。

委員からは「何年も課題となっている点がある」との厳しい発言もありました。

協議会の開催回数についても、このままでいいのか、との趣旨の発言も。

出された課題に対しての解決に向けた方策を、市は考えていく必要があります。