八松苑(はっしょうえん)さんは、お祝い事、宴会、法要等、さまざまな人生の節目で人々に寄り添う場所。
また、八松苑さんで働く人々や、様々な地元の業者さんが、八松苑さんと共に歩んでいます。
結婚を機に県外から移り住んだ母は、この地で小さなお店を35年以上続けていますが、開店当初から八松苑さんからの仕事を今でも請負っています。
そのおかげで、お店も私も妹もここまで育ったと言っても過言ではありません。
私たちの他にも、そんな業者さん、ご家族、たくさんいらっしゃると思います。
と言うわけで、先日は、八松苑さんのお弁当を頼みました。
毎年お正月には、おせち料理やお寿司も頼んでいるので期待度高めでいただきます!
\二段幕の内弁当 3000円/
下のお寿司の段は、サーモンとうなぎの握り寿司、海老、鯖、蛸など。
八松苑さんの仕事で料理人の方々とも接する機会の多い母。
母からは、職人さんたちがいつも厨房を整え、道具を大切にし、誇りを持って料理している姿を聞いていました。
大きな行事や季節のがある前は、たくさんの職人さんが大きなお鍋やたくさんの器の間を所狭しと駆け回り、仕事が終わった後は、清められた厨房がシーンとしている。
その様子はとても神聖で厳かな気持ちになると言っています。
(※もちろん、厨房を外から見ているだけで中に入っていません)
今回のお料理もきっと、そんな厨房でひとつひとつ、素材の下ごしらえから、煮たり焼いたり炊いたりと、丁寧に作られたんだなぁと感慨深く感じます。
八松苑さんのHPを見ていたら、こんな動画を見つけました。
料理人さんはもちろん、市場の方、漁師の方、農家の方などなど、一つのお弁当には本当にたくさんの方の力が詰まっているんですよね。
(母の店に咲いた薔薇)
コロナでこう言った情勢になる前は、なんとなく「おいしいな、ありがたいね」くらいしか感じていなかった外食やテイクアウト。
コロナをきっかけに、お店や料理人さんはもちろん、全ての職業が複雑につながり、そして人々の人生も同じように絡み合いながら存在しているんだと言うことに改めて気づかされます。
誰かは苦しんでもいい、不幸でもいいなんて絶対に無いと。
地元の人たちのいろんな思い出や生活を、ずーっと支えてきた八松苑さんのお弁当をいただきながら、ちょっぴり感傷に浸ってしまいました。
とても素敵なお弁当、ありがとうございました!
\能美・小松エリアは配達可/
八松苑(はっしょうえん)
住所 〒929-0115 石川県能美市下ノ江町8
電話番号 0761-55-0248
営業時間 11:00~21:00(火曜日のみ16時まで)
定休日 水曜日
HP https://www.hassho-en.co.jp/