今日の夕方、自転車をこいだ。
自転車をこぐのは大好きな私だが今日は少し大変だった。
ペダルを踏んでも踏んでものろのろとしか進まない。
その原因はズバリ向かい風であった。
思うように進まない自転車に若干苛立ちを感じつつ、それでも力強く足を動す私。
ふいに後ろから自転車をこぐ音がしてきた。
のろのろと走る私に見向きもせず、颯爽と駆け抜けていったのは
なんとお爺さん。
じいさんではない、お爺さんである。ヨボヨボである。
びっくらこいた。
いままで、エネルギー有り余ってそうなオバちゃんや電動自転車の主婦になら
何度も自転車レースで負けてきたことはあるがお爺さんは初めてだった。
ショックだった。
高校の時は毎日通学時に脳内自転車レースを開催していた私はそれなりに速さにも自信があったのだ。
まさかお爺さんに抜かされるだなんて、そんな日が来ることは考えてもいなかった。
お爺さんは完全に向かい風を味方につけていた。
今回のことで私はショックを受けたが、同時になんともいえない希望も感じた。
ヨボヨボのお爺さんが向かい風のなか颯爽と自転車をこぐ。
なんだか私の未来も明るくなった気がする。
こんなことがときどきある。
ヨボヨボのお爺さんが坂を自転車から降りずに立ち漕ぎをして登りきる姿をみたとき。
ヨボヨボのお爺さんが煙草を美味しそうに吸っている姿をみたとき。
グッとくる。
わたしもヨボヨボのお婆さんになったとき、きっと楽しい人生送れそうだと少し自信をもらう。
ヨボヨボのお爺さんたちありがとう。