ウェブトゥーン翻訳ど素人が初めてレクチャーを受けた | 遅咲き主婦的なゆるい記録

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在宅で韓日翻訳をしています。
44歳で韓日翻訳者デビューした遅咲きです。
高齢育児と仕事と、色々カオスですが記録します。

以前、未経験でウェブトゥーン翻訳者デビューできたと

書きました。

 

でも、そもそも実務翻訳や字幕翻訳のように

養成講座などもほぼないので(2021年現在)

専門的に方法を学ぶ機会がありません。

 

実践し、自ら参考資料や漫画を読んで

鍛えるしかない状況です。

 

私がデビューしたとき、Photoshopも漫画的な翻訳も

ど素人だったからか、または急ぎのスケジュールのためか

わかりませんが、幸運にも契約した翻訳会社の方が

直接レクチャーをしてくれました。

(クライアントごと、翻訳者ごとに好みや、やり方の差はあると思うので、そこはケースバイケースで)

 

ざっと、こんな内容でした。

 

読者層:10代や20代の若者が多い

ツール:だいたいスマホ

読む状況:電車などでながら読みが多い

ウェブトゥーンは縦読みスクロール

 

という、ターゲットやウェブトゥーンが読まれる環境を考慮。

 

読みやすく

見やすく

 

翻訳や表記のしかたも工夫し、

読者が作品から離脱しないようにする。

 

という前提がありました。

 

・むずかしい漢字はひらがなに

会社のマニュアルで指示されているものや、

それ以外にも読む負担を減らすため

適宜ひらがなで表記。

例)あの時→あのとき、あの頃→あのころ

お願い致します→お願いいたします

 

・漫画っぽい表記のしかたがある

ああっ→あぁっ

わあ→わぁ

グアアッ→グァァッ

など、感嘆詞のうしろの文字を小さくすると漫画っぽい

 

・原文になくても、セリフのお尻と頭をつなぐ接続詞や間投詞で

ワンクッション入れると、スムーズにつながりやすい

(いい例文がすぐ出てこないけど、つまりこういうこと↓↓)

 

(原文)

A:それ、どういうこと?

B:Cが言ってたの

(訳文例)

A:それ、どういうこと?

B:その…Cが言ってたの(間投詞を追加)

 

(原文)

A:なんで買わないの?

B:高いじゃん!

(訳文例)

A:なんで買わないの?

B:だって高いじゃん!(接続詞を追加)

 

・原文は同じ効果音でも、訳はバリエーションをつけるとよい

(原文)

ドカッ、ドカッ

(訳文例)

ドカッ、ドゴッ

 

・正しい漢字表記などに悩んだら、

日本のニュースを検索

(朝日、読売など主要媒体で)

 

・コーパス検索を活用する

特定の単語の前後でよく使われる表現を検索できる。

(以前は「少納言」というシステムがありましたが、休止されたので今はこっちを利用しています)

https://bonten.ninjal.ac.jp/bccwj/string_search

 

・原文に引っ張られすぎないこと

イメージに合っていて、ストーリーやセリフの意図を変えてしまわないなら、原文から多少離れてもOK。

(このサジ加減がむずかしいっちゅうね)

 

・日本語の訳文にアテレコしてみる

好きな俳優や声優などの声をキャラにあててみて、

日本語訳を音声で脳内再生。違和感がないか確認するといい。

 

・話の一番最後のセリフは「決めゼリフ」である

次回を読みたくなるような、「ひき」のセリフを考える。

 

・原作が韓国だとわからないぐらいを目指す

「ローカライズ」で韓国名を日本名に変えたりする場合は読者も気づきやすいが、できる限り、日本読者に違和感のない形で届けるのが目標

 

 

最初のうち、細かく丁寧にフィードバックを

もらえたので、本当に助かりました。

 

作業経験を積みながら、気づくことや悩むことが

無限にあるなと感じます。

奥深いウェブトゥーン翻訳、地道に修行していこうと

思います。