ダンスの値段は、需給バランスでは決まらない。 | あたまの柔軟体操(一人暮らしの孤独と社交ダンス)

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社交ダンスと日常生活を通じて、「あたま」を柔らかくしましょう!...というブログです。
現在、一人暮らしの孤独に耐えながら、社交ダンスをやってます。

一般的に、モノの値段は、需給バランスによって決まる・・・とされている。

 

「買いたい人」と「売りたい人」のバランスによって、値段が決まってくる。

買いたい人が多ければ値段が上がるし、売りたい人が多ければ値段は下がる。

 

ところが、社交ダンスの値段は、そうじゃない。

 

たとえば、田舎(石川県)で、都会のトッププロを講師に招いて、定期的にワークショップを開いたとする。

継続して人は来るのか? 採算は合うのか?

 

多分、採算割れするだろうし、(都会のトッププロが講師であったとしても)閑古鳥がなくだろう。

 

じゃぁ、石川県で、今話題の大西組を講師に招いて、ワークショップを開いてみたら、どうなるか?

たぶん、成立しない。

たぶん人は来ないだろうし、人が来たとしても、大西組に見合う技術レベルのワークショップにはならないはず。

 

ダンスの値段が需給バランスで決まると思ってるプロ教師がいれば、石川県でワークショップを開いてみればいい。 ワークショップの主催と宣伝と場所の提供、やってあげるから。

たぶん、だれも名乗りを上げないと思うし、こっちから、オファーを出しても断ってくるはず。

 

それが田舎の社交ダンス界。

 

 

田舎の「社交ダンスの値段」というか「社交ダンスのお金の相場」を決めているのは、「中途半端にお金持ちの高齢者」。

「中途半端にお金持ちの高齢者」が、社交ダンスの相場を吊り上げて、プロ教師がそれに群がってる感じ。

 

なので、田舎の「中途半端にお金持ちな高齢者」のレベルに適合したダンスイベントは、高い値段でも成り立つし、

逆に「中途半端にお金持ちの高齢者」のレベルに合わないイベントをやっても、誰からも見向きもされない。

 

 

テレビのゴールデンタイムで、浅田舞や大西組が、どれだけ活躍しようとも、田舎ではなにもおこらない。

テレビを見て、社交ダンスを始めようと思った人は、「テレビが作った虚像」の被害者になってしまう。

 

都会のトップクラスのプロ教師が、そのあたりのことに気づかなければ、田舎の社交ダンスは「さらなる衰退」が進むでしょう。

 

まじめに社交ダンスを学ぼうとしている人たちにとっては、まさに「阿鼻叫喚」の世界。

 

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