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七代目 三遊亭円楽のブログ

落語家・七代目 三遊亭円楽が日々の出来事・落語・映画について徒然なるままに語ります。
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つい先程、JR駒込駅北口から徒歩3分の〈ひふみ亭〉へ。

今月から、我が一門の新たな寄席【駒込ひふみ亭寄席】が始まりました☆

平日の午前11時開演にも拘わらず、いっぱいのお客様!

中には、夏休み中のお子様もいらっしゃり嬉しい限り(泣)。

兼矢『鈴ヶ森』、兼太郎『真田小僧』、私『皿屋敷』で、めでたくお開き。

ランチ前の貴重なお時間に御来場くださった皆様方、心より御礼申し上げます!

終演後、披露目の事で相談に来た鯛好オジサンと出演者の4人で、駒込に来たのだからと、大好きな〈ガンコンヌードル〉さんでランチをば☆海老つけ麺、最高ぢゃ~♪

英気を養った私は、夜は【こっそり円楽】です。頑張るぞ!







昨日は〈LINE CUBE SHIBUYA〉へ。

南野陽子さんの40周年記念ライブ【YOKO MINAMINO 40th Anniversary ~ALL singles~ “楽園のDoor”】に行って参りました!

小2の頃『スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説』を観て以来、大ファンのナンノのライブでしたが…

いや~、最高でしたヨ☆

オープニング、映画『はいからさんが通る』の映像からの、主題歌『はいからさんが通る』で、一気に私の…と云うより、客席のテンションはMAXに!

その後も…

『話しかけたかった』
『接近(アプローチ)』
『楽園のDoor』
『さよならのめまい』
『悲しみモニュメント』
『風のマドリガル』
『秋からも、そばにいて』

…等々、夢中になった大好きな曲ばかりで、モーレツに感動☆

「まだ、あの曲歌ってないナ…」と思いながらフィナーレを迎えましたが、アンコールで登場した時に歌ってくれましたヨ…『吐息でネット。』♪

終演後、ロビーで挨拶をさせて頂きましたが、大袈裟でなく、口から心臓が飛び出しそうになりました。あんなに緊張したの、いつ振りだろう…バンジージャンプ以来かしら?

何に驚いたって、全く変わってない美しさ!

緊張し過ぎて、変な挨拶をしてしまいました(笑)。

南野陽子さん、感動を有難うございます!また参りますネ♪



先日、小満ん師匠との落語会の打ち上げで、好二郎と映画の話をしていたら、彼が…



「『はじまりのうた』が好きなんですヨ♪」



と云ったので…



「あの監督…ジョン・カーニーは、その前の『ONCE ダブリンの街角で』も、その後の『シング・ストリート 未来へのうた』も最高だヨ☆」



…と返して、別れました。

すると、次の日…

偶然〈目黒シネマ〉でジョン・カーニー3本立てが上映される事を発見!

「此の特集、見逃す訳にはいかない…!!」と思い、話をしていた好二郎、ついでにミスキャストかもしれないが好好も誘い、いざ劇場へ。

先ずは『シング・ストリート 未来へのうた』。



「セッ○スしたいんだろ!他人の曲で口説くな!」

「上手くやろうと思うな!それがロックだ!」



…粋なアニキの言動と行動に、ただただ感動。

続いて『はじまりのうた』。

2ヶ月前にも再見しましたが、ラスト手前でグレタとダンが見つめ合う場面、何度観てもドキドキしちゃいます。

締めは『ONCE ダブリンの街角で』。

男と女が楽器店で『フォーリング・スローリー』を歌う場面、これまた何度観ても感動しますが、再見してみて、主役の〈男〉のダメっぷりに笑いながらも、それが本作の名作たる所以なのかなとも思いました。

とにかく3作品全て、物語のみならず、歌曲と人物がめちゃくちゃ素敵です☆

3本も連続で観たにも拘わらず、ちっとも疲れませんでした。

観終わった後は、駅前の〈ふじ屋〉さんで、絶品トロレバ刺しや塩もつ煮込みを頂きながら、映画の感想を云い合ったり♪

好好に「どうだった?」と聞いたら…



「全部寝ませんでした」



と…矢張りミスキャストだったか(泣)。彼に幸あれ。









昨日の午前中、大師匠である六代目圓生のお墓参りの帰り道、ケータイを覗いてみると、広小路亭の方からメールが…

【しのばず寄席】昼の部のトリの鶴光師匠が、寝違えた為に首を左右に振る事が出来なくなったとの事で、急遽〈代バネ〉する事となりました!(←「代わりにハネる」から〈代バネ〉です)

久方振りに『佃祭』を口演☆お暑い中を御来場くださった皆様方、有難うございます!

その後、目黒に移動して、映画を3本観たのですが、それについては改めて♪
昨日は、福岡へ。

〈JR九州ホール〉にて【立川生志ガチンコ落語会】。

恐れ多くも、ゲスト出演させて頂きました☆

開口一番が、いきなり主役の生志師匠で『青菜』!

続いて私『宮戸川』で、お仲入り。ええお客様に感謝(泣)。

休憩後、生志師匠とトーク。

主に、パパ好楽について、また襲名秘話だったのですが、中で生志師匠が…



「前座の頃の円楽さんは、大変気働きの出来る方でした。

気働き出来るのは良かったんですが…腕時計がブルガリだったの!前座のクセに!思いました…『外せヨ』って(笑)」



…とのお言葉を受けて、ボクは平謝りm(__)mで爆笑♪

「お客様、最後に円楽師匠に何か質問ありますか?」と生志師匠が問うと、2列目にいらした素敵なマダムが…



「今日の時計は何ですか?」



と来たので、ボクはすかさず…



「ロレックスです」



と…場内ドカ~ン。

仕込みだって、あんな質問は思いつきません(笑)。

マダムには感謝ですが、好感度が下がらない事だけをひたすら祈るばかりです(笑)。

トリの生志師匠の一席を聴きたかったのですが、飛行機の時間があるので断念(泣)。

生志師匠、有難うございました!9月中席の浅草、宜しくお願い致します☆

さて…本日、午前中はお墓参りをして、夜は映画を3本観てきます~♪



昨日は〈池之端しのぶ亭〉にて【小満ん・円楽 落語の夕べ vol.2】☆

開演前に、師匠からオススメされた映画『バベットの晩餐会』を観た感想を述べてから、お料理やお酒、お菓子のお話などを聴かせて頂いている間に、もう開演。

開口一番は私で『新聞記事』。

お後は一門二ツ目枠、今回は好二郎。ニンに合った『湯屋番』を演っておりました♪

続いて、メインの小満ん師匠。

「何をお演りになるんだろう…」と、好二郎と共に耳をそばだてておりますと、何と黒門町の十八番である『酢豆腐』!

若旦那がチャーミング過ぎて堪りません♪ええもの聴かせて頂きました(泣)。

お仲入りの時、矢張り黒門町のお話になりましたが…

かつては『芝浜』を黒門町が手掛けていたのですが、演らなくなったのは、三代目三木助師匠から勉強会でダメ出しされたからなんですと!聴いてみたかったなァ?

小満ん師匠は、数年前に寄席の企画で『芝浜』を演ったらしいのですが、師匠が当時を色々と調べて、拾ったお金の出どころを設定なさったそうな!それ、聴いてみたい☆

興味深いお話が次から次へと繰り出される中、後ろ髪引かれながらトリの高座へ。

『文七元結』を口演。お客様方の反応に助けられました。

御来場くださった皆様方、心より御礼申し上げます!

さて…次回の【小満ん・円楽 落語の夕べ vol.3】は、10月23日(木)に決まりました☆

珠玉の一席並びに楽屋での貴重なお話、次回も楽しみに致しております♪

小満ん師匠、いつまでもお元気でいてください!





来週28日(木)に〈池之端しのぶ亭〉にて【第2回 こっそり円楽】を開催致します。

ネタは『唐茄子屋政談』『庖丁』『祇園会』の三席です☆

18時30分開演(18時開場)

木戸銭 2,000円

ご予約・お問い合わせ
enraku7sanyutei@gmail.com

皆様方の御来場、心よりお待ち申しております!

さて…本日は、しのぶ亭で以て【小満ん・円楽 落語の夕べ vol.2】☆

小満ん師匠の珠玉の一席並びに楽屋での貴重なお話を楽しみに頑張ってきますネ~♪



昨日は【しのばず寄席】のトリでしたが…

楽屋入りすると、私と同じリュックが置いてある!

背中を振り返り…



「アレ!確かに私はリュックを背負っているが、置いてるリュックは何処の誰のだろう?」



…と『粗忽長屋』みたいな事を思っていたら、高座に上がってる桂三度さんが同じリュックな事を思い出しました(笑)。

そんな三度さんが『代書屋』で沸かし、ヒザの陽・昇先生がまた沸かし、いざ私…

『宗民の滝』に入ってから「もっと賑やかな噺にした方が良かったかも…」と思いましたが、クライマックスからの笑いどころでしっかりお笑いくださったのでホッとしました☆

お暑い中を御来場くださり、誠に有難うございます!

さて…本日は、ラジオ収録に行ってきますネ~♪
松井今朝子さんの『仲蔵狂乱』(講談社文庫)を再読しました。

入門したばかりの頃、圓橘師匠からお借りして読んで以来でした為、20数年振りの再読。

史実を基にしたフィクションとは云いながら、継母・おしゅんの過酷な稽古、稲荷町時代のいじめ、ご子息・虎太郎の急逝、おかみさん・おきしに先立たれる等々…

3ヶ月前に観たドキュメンタリー『マリリン・モンロー 私の愛しかた』を観た時と同じく「苦労の割には、報われ方が少ない」ような気がしました。

そういう点でも、地に足ついた小説ですが、殊更にドラマティックにしてないのに、滅法面白い。

20数年前に読んだ時よりも、仲蔵の生き方に教えられるもの、響くものが沢山ありました。

時代小説を読むと「いやいや、そんな言葉遣いしないっしょ!」的なものに出会ったりする事もありますが、本作はとてもちゃんとしてます。

素晴らしかったのは、深川芸者・八重の伝法な口振り。色気が、二段も三段も上がりました。小説の醍醐味、此処にあり。



「せっかくそなたが躯に仕込んだ芸を、このまま人目にかけず朽ちさせるのは、もったいない気がするのだよ」



「あれだけの思いをして身につけた芸だもの、たとえあの子が芸を捨てても、芸があの子を捨てはしなかった」



「人の一生、何ほどのこともない」



…再読して良かったナと。皆様、是非読んでみてください。



昨日は〈日暮里サニーホール・大ホール〉にて【にっぽり館2周年記念寄席 ひぐらし亭BIG!】。

たけ平・萬橘両師匠が運営する寄席〈にっぽり館〉が2周年を迎えましての記念公演☆

3日間4公演の千秋楽でして、番組は出番順に…

三遊亭萬橘、三遊亭好好、林家正蔵、春風亭小朝
〈仲入り〉
三遊亭萬丸、三遊亭円楽、できたくん、林家たけ平
(敬称略)

…と云う、豪華な顔ぶれ!

先ずは、たけ平・萬橘両師匠によるオープニングトーク。

楽屋入りして直ぐ、秒で弁当を食べ始めた私をいじってくれたので、ちょこっとだけ飛び入り参加させて頂きました♪

…からのトップは萬橘師匠で『真田小僧』で、いきなり大爆笑。好好、危うし(笑)。

それでも好好は、マクラから善戦して『道具屋』で沸かしておりました☆

正蔵師匠『新聞記事』、小朝師匠『ある理由』で、お仲入り。

休憩後、萬丸が「小朝・正蔵両巨頭がお帰りになられて、楽屋がいつも通り、ゆるくなりました」と笑わせてからの『生兵法』。

ボクは、主役の2人との思い出を語ってから『つる』。

発泡スチロール芸のできたくん先生をはさみ、トリのたけ平師匠『徂徠豆腐』。

締めは、残っている芸人が全員舞台へ上がり、僭越ながら私の音頭で三本締めをして、めでたくお開き。

小朝師匠が、マクラで以て…



「今までのにっぽり館の出演者、並びに、記念公演の3日間のプログラムを見ると、2人がみんなにリスペクトされてる事が大いにわかります」



…と仰ってたのが印象的でした。

此の業界で最も仲のいい2人の記念公演、我が事のように嬉しかったです。

御来場くださった皆様方、有難うございました!

さて…本日は、一門の後輩と西東京へ行って参ります~♪